APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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Backstageの通信がデフォルトでセキュアになりました

Backstageの通信が原則セキュアに 今回は過去の記事の情報更新です。 2023年12月に、「BackstageのデフォルトでAPI呼び出しはセキュアじゃないよ」という紹介をしました。 techblog.ap-com.co.jp その後Backstageでは「New Backend System」というものが公開…

Azure Database for PostgreSQLのメジャーバージョンアップ

はじめに みなさん、こんにちは。ACS事業部 亀崎です。 以前からPostgreSQLなどCloud Serviceのバージョンアップどうすればいいのかな、といつも考えていたのですが、Azure Database for PostgreSQL Flexible Serverの場合、メジャーバージョンアップ機能が1…

AKSのnode pool 削除時に発生したエラーを解消した話

はじめに こんにちは。エーピーコミュニケーションズ ACS事業部 亀崎です。 今AKSでデモ環境を稼働しています。 今回の話題はこのAKS環境のnode poolのVMサイズを変更した際の話です。 learn.microsoft.com node poolの新規作成は問題なく完了し、(PodのDra…

Azure IaCの標準化にMicrosoftが乗り出した: AVM(Azure Verification Module)の紹介

先日、「Introducing Azure Verified Modules!」という記事が投稿されました。 techcommunity.microsoft.com AzureをProvisioningするIaCの信頼性を高めるための活動という位置づけのようです。当初の対象ツールは「Bicep」と「Terraform」です。 なぜこうし…

Backstageのアップデート作業

はじめに 最近Backstageに関する情報の量が増えたように感じていて、それだけ注目を集めつつあるんだろうなと感じています。 このブログで扱う機会も次第に増えています。 techblog.ap-com.co.jp そんなBackstageですが、開発は非常に活発で毎月アップデート…

Bicepからhelm installを実行する

はじめに 2023年3月にBicepのPublic Registryをご紹介させていただきました。 techblog.ap-com.co.jp あらためてPublic Registryを覗いてみると、aks-run-helm や aks-run-commandというテンプレートがあることに気づきました。 AKSのプロビジョニングしたあ…

Backstage 新Backend Systemの動作をカスタマイズする

Backstageとは なにかと話題にしていますBackstageですが、ご存知無い方のためにあらためて。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 techblog.ap-com.co.jp …

CI/CDの定義をちゃんと理解する

新年あけましておめでとうございます。2024年もよろしくお願いします。 (このエントリは東京近郊の初日の出の時間にあわせ日本時間の1月1日 6:50に公開) 新年最初の投稿を何で始めようかいろいろ考えたのですが、最初は簡単な内容からはじめたいと思います…

Azure IaCツール BicepでAKSのFlux、Dapr、KEDAを有効にする

はじめに 皆さんご存知の通り、AKSではFlux、Dapr、KEDAがサポートされています。 あるのは知っているんだけど、AKSをプロビジョニングする際これらの機能をどうやって有効にするか、意外と覚えていないものです。今回はそれをご紹介したいと思います。 (何…

IaCツール Bicep 共通関数機能が加わってさらに便利に

Bicepとは BicepとはAzureのリソースをデプロイするDSLで、IaCツールのひとつです。 learn.microsoft.com こうしたIaCを書いていると様々なところで何度も利用する関数が登場します。Bicepにもいくつもの組み込みの関数は用意されていますが、プログラミング…

新Backend Systemでお手軽になる!? BackstageのPlugin導入

Backstageとは なにかと話題にしていますBackstageですが、ご存知無い方のためにあらためて。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 具体的な機能などは、こ…

BackstageでGitHubのIssue間の関係をグラフ化するPluginを作ってみた

Backstageとは まず最初にBackstageとはなにかを簡単にご紹介します。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 具体的な機能などは、これまでにも何回か本ブロ…

BackstageのAPI認証・認可を簡単にするPluginを公開しました

2023年12月15日、Backstageの環境構築を少しだけ楽にするPluginを公開しました。 www.npmjs.com www.npmjs.com Backstageとは まず最初にBackstageとはなにかを簡単にご紹介します。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOS…

OpenSSF Day Japan 2023に参加してきました

2023年12月4日 OpenSSF Day Japanが開催されました。 日本の参加者が半分くらいの、全編英語で行われるセッションで、一日中頭はフル稼働でした。 OpenSSFは「オープンソースエコシステムのセキュリティを確保するための業界を超えたコラボレーション」を実…

KubeCon NA 2023: Internal Developer Platform BACK Stack誕生

KubeCon NA 2023 Chicago3日目。 以下のセッションで Interenal Developer Portal「BACK Stack」が紹介されました。 Introducing the BACK Stack! BACK StackのBACKとは以下のOSSの頭文字です B : Backstage A : ArgoCD C : Crossplane K : Kyverno BACK Sta…

KubeCon 2023 NA: Backstageの今後について

KubeCon NA 2023 Chicago3日目。 今回は Simplifying Backstage - Breaking the Code Barrier からBackstageの今後について。 プロジェクト概況 まずはプロジェクトの概況です。 現在、以下のようなPluginに取り組み中、または取り組む予定となっています。 …

KubeCon NA 2023: Modernなアプリケーション実行環境 Daprがさらに進化

KubeCon NA 2023 Chicagoの3日目。今回はDaprの最新動向をお伝えします。 Dapr, Workflows, and the Road Ahead このブログでもなんどかDaprについて取り上げてきました。 techblog.ap-com.co.jp Daprは分散アプリケーション実行環境で、様々な外部サービス…

KubeCon NA 2023: クラウドネイティブ成熟度モデルがバージョンアップ

KubeCon / CloudNativeCon NA 2023 Chicagoのレポート。今回はCloud Native Maturity Model 3.0のご紹介です。 本ブログでもこれまで何度かこの成熟度モデルについて取り上げてきました。 techblog.ap-com.co.jp techblog.ap-com.co.jp techblog.ap-com.co.j…

KubeCon 2023 NA: Self-Service化はすべてをコードにして実現しよう

KubeCon / CloudNativeCon 2023 NA Chicagoの2日目 今日もPlatform Engineering関係のセッションを中心に探索しています。 そして、結果として同じようなことを言っているなと思ったのがこの2つ。 Everything Is Code: Embracing GitOps at Spotify Empowe…

KubeCon NA 2023: Microsoftが発表したRadiusって何者?

KubeCon NAの少し前にMicrosoftがRadiusというプロジェクトを発表しました。 azure.microsoft.com radapp.io KubeCon NA 2023 ChicagoのMicrosoftブースでRadiusの説明とデモがあるということで予定を変更してそちらを聞いてきました。 簡単にいえば、インフ…

KubeCon NA 2023: Platform Engineering / Internal Developer Platform適用の好事例

Platform Engineeringの事例になりそうなものの紹介 KubeCon / CloudNativeCon NA 2023 Chicago 第一日目。Platform Engineering関係のセッションで、「これは良い事例かも」と感じるものが2つありましたのでご紹介。 1つ目 Building, Scaling, and Growin…

KubeCon NA 2023: 今年のKubeConの重要キーワード3つ

本日から KubeCon / CloudNativeCon North America 2023のメインカンファレンスが始まりました。 今年の会場はシカゴ。気候は今の東京よりちょっと寒いかなという程度。事前の天気予報では最高気温でも10度に届くかどうかで、しかもシカゴはWindy Town、風…

【Backstage CON 2023 NA】RedHatのBackstage開発はとても気合入っている

Backstage CON 2023セッションレポート。 勝手にライバルじゃないかと思っているところなのでブログにしようかどうしようか悩んだのですが、自分用のメモも兼ねてブログにしました。 Sponsored Keynoteの1つ、RedHatのBalaji Sivasubramanian氏のセッション…

【Backstage CON 2023 NA】Backstage(IDP / Platform Tools)もObservableに

[ Backstage CON 2023 NAのセッションから。 「How We Made Backstage Improve Developer Efficiency of 1000+ Engineers - Wolfgang Gottesheim & Andi Grabner, Dynatrace」 今回はセッションそのものの内容というよりもそこから拡張した話。 最後のKey Ta…

【Backstage CON 2023 NA】ちょこっとBackstage のライバル Backstage Quickstartが2024年に登場

9月中旬、「ちょこっとBackstage」というものを公開させて頂いたのをご記憶でしょうか。 techblog.ap-com.co.jp 今回のBackstage CONで本家Backstageから「Backstage Quickstart」というツールが発表されました(2024年の早い時期に公開予定) ちょこっとBac…

【Backstage CON 2023 NA】 先行事例のインタビュー結果に学ぶBackstageの始めどころ

ACS事業部亀崎です。 2023年11月6日、KubeCon NA 2023 Co-Located Event、 BacstageCONにやってまいりました。 Backstageについてはこのブログでも何度か紹介しておりますので、ぜひそちらをご覧ください。 techblog.ap-com.co.jp 早速最初のセッション「How…

Backstage Plugin: Search exntension for Azure Cognitive Searchを公開

先日 BackstageのPluginとして Search extension for Azure Cognitive Search を公開いたしました。 www.ap-com.co.jp www.npmjs.com Backstageの 公式 Plugin Marketplace にも掲載頂いております。 Backstageとは Backstage はもともとSpotifyが開発し、20…

Backstage導入効果がわかる事例一覧

2023年9月14日、弊社におきまして『「Platform Engineering」に関する報道機関向け説明会』を開催させていただきました。 「攻めのDX」の実現で注目される「Platform Engineering」とは - ZDNET Japan 私もこの説明会に向けた資料収集をさせていただきました…

簡単に開発者ポータルを試せる「ちょこっとBackstage」公開

2023年9月14日に「ちょこっとBackstage」を公開しました。 github.com www.ap-com.co.jp 今回はなぜ「ちょこっとBackstage」を作ったのかをご紹介したいと思います。 そもそもBackstageとは ニュースリリースでも触れられていますが、Backstage はもともとSp…

Platform Teamの活動は高い効果が期待できる

はじめに 1923年9月1日 11時58分32秒。ちょうど100年前関東大震災が発生しました。 100年の間に、大きな地震があちこちで発生していることを考えると、本当に日本は地震の多い地域なのだと感じます。 そんな日本に住んでいる以上、災害への準備は怠らないよ…