APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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Backstage

Backstage v1.31 がリリースされました

今回はこのブログで何度も取り上げている Backstage のリリース情報です。 techblog.ap-com.co.jp Backstage v1.31 リリース 2024年9月18日、Backstage v1.31がリリースされました。 github.com New Backend System reaches 1.0 大きなトピックは New Backen…

BackstageのRBACをより深く理解する(Scaffolder編)

はじめに こんにちは。皆さん Backstage ご利用になられていますか? Permission Frameworkでアクセスコントロールしていますか? 先日、BackstageのCatalog Entityのアクセスコントロールを実現するためのRBACの設定についてご紹介しました。 techblog.ap-c…

Pluginの条件ローディングがBackstage v1.30でサポートされました

はじめに 先日公開された Backstage v1.30.x について、以下の記事で取り上げさせていただきました。 techblog.ap-com.co.jp この記事を書いたときは「・・・これはアップデートとは直接関係ないな」と思って紹介しなかった機能が1つあります。それが「Dyna…

Backstage v1.30.0 Release: アップデートの前に実施しておくべきこと

はじめに みなさんこんにちは。 先日(2024年8月21日)、Backstage v1.30.0 がリリースされました。 github.com 普段のリリースよりもRelease Noteの記載が多く、いくつかの機能が追加・変更されていることが推測されます。 今回はその内容を軽く取り上げつ…

BackstageのRBACをより深く理解する(Catalog Entity編)

こんにちは。 内部開発者ポータル(IDP)のBackstageでは組織内で開発する様々なサービス、アプリケーション、インフラストラクチャリソースをソフトウェアカタログとして登録し、利用者間でそうした情報を共有したりすることができます。 Backstageではデフ…

Backstage のPermission Frameworkを理解する

はじめに みなさん、 Backstage活用されていますか?? ご存知無い方のためにあらためて。BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 Backstageでは組織内で開発…

Backstageの組み込みHealth Check機能

こんにちは。暑い中いかがお過ごしでしょうか。Platform Engineering進んでいますか? Backstage活用されていますか?? ご存知無い方のためにあらためて。BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPlug…

開発者ポータル「Backstage」のマネージドサービス PlaTTリリース

はじめに ACS事業部亀崎です。昨日私達のチームは「Platform Engineering Kaigi 2024」に出展、参加しました。 www.cnia.io 会場そしてオンラインで多くの方がご参加したイベントとなり、大盛況に終わったのではないかと思います。 あらためまして、イベント…

Node 20以降でBackstageを実行する場合の注意事項

問題の発端 先日、Backstageを実行する際のNodeJSのバージョンをv18からv20にアップデートしました。 するとScaffolder(Software Template)を実行するとエラーがブラウザで表示されるようになりました。 その内容は以下のとおりです。 When using Node.js …

Backstage Kubernetes PluginでAKS 上のアプリケーション情報を表示しよう

5月4日 5月4日といえばスターウォーズの日。実はここ2年、(特に内容はスターウォーズとは関係ありませんが)この日を記念してBlog記事を投稿させて頂いていました。 2022年 techblog.ap-com.co.jp 2023年 techblog.ap-com.co.jp 2年も続けたのだから…

Backstageの新旧Service間認証方式を解説

はじめに 内部開発者ポータルとしてその名前を聞くことが多くなった Backstage ですが、その特徴の1つが、それぞれの組織で必要となる機能をPluginという形で拡張できることです。そしてPlugin間や外部サービスとの間で通信連携することでそれぞれの機能を…

Backstage v1.26.3公開、そしてCommunity-Plugins repository運用開始

はじめに 2024年4月19日、Backstage v1.26.1、v1.26.2、 v1.26.3が続けて公開されました。これらのリリースの一番のポイントは多くのPluginsのcommunity-plugins repository移行です。 リポジトリ移行の背景 実はこのリポジトリ移行については2023年11月にシ…

Backstageの通信がデフォルトでセキュアになりました

Backstageの通信が原則セキュアに 今回は過去の記事の情報更新です。 2023年12月に、「BackstageのデフォルトでAPI呼び出しはセキュアじゃないよ」という紹介をしました。 techblog.ap-com.co.jp その後Backstageでは「New Backend System」というものが公開…

Backstage Software Templateについてちょっと詳しくなろう

こんにちは!ACS事業部の田中です。 ここ最近、Platform Engineeringの話題を見聞きする機会が増えたように感じます。 それに伴いPlatform Engineeringで構築するIDP(Internal Developer Platform / Portal)の一つとして Backstage の名前を目にする機会も…

Backstageのアップデート作業

はじめに 最近Backstageに関する情報の量が増えたように感じていて、それだけ注目を集めつつあるんだろうなと感じています。 このブログで扱う機会も次第に増えています。 techblog.ap-com.co.jp そんなBackstageですが、開発は非常に活発で毎月アップデート…

Backstage入門 : QuickStart Backstageを試す + Node.jsとYarnのverの注意点

こんにちは!ACSD松崎です。 本日は弊部署で精力的に取組中のInternal Developer Portal(IDP)なPortal、Backstageに入門してみましたので、そちらの内容を記事にまとめたいと思います。 はじめに宣伝 QuickStartにおけるBackstageの起動手順の概要 Buildに際…

Backstage 新Backend Systemの動作をカスタマイズする

Backstageとは なにかと話題にしていますBackstageですが、ご存知無い方のためにあらためて。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 techblog.ap-com.co.jp …

新Backend Systemでお手軽になる!? BackstageのPlugin導入

Backstageとは なにかと話題にしていますBackstageですが、ご存知無い方のためにあらためて。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 具体的な機能などは、こ…

BackstageでGitHubのIssue間の関係をグラフ化するPluginを作ってみた

Backstageとは まず最初にBackstageとはなにかを簡単にご紹介します。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 具体的な機能などは、これまでにも何回か本ブロ…

BackstageのAPI認証・認可を簡単にするPluginを公開しました

2023年12月15日、Backstageの環境構築を少しだけ楽にするPluginを公開しました。 www.npmjs.com www.npmjs.com Backstageとは まず最初にBackstageとはなにかを簡単にご紹介します。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOS…

Backstageによる安全な組織スケーリング〜3つのユースケースとハンバーガー屋さん〜

はじめに こんにちは、ACS事業部の大久保です。 今回はBackstageの成り立ちから見た、組織の安全なスケーリングの実現について書きたいと思います。 すべての企業において、安全な組織のスケーリングの実現とは理想であるとともに、属人化や人材育成など様々…

KubeCon NA 2023: Internal Developer Platform BACK Stack誕生

KubeCon NA 2023 Chicago3日目。 以下のセッションで Interenal Developer Portal「BACK Stack」が紹介されました。 Introducing the BACK Stack! BACK StackのBACKとは以下のOSSの頭文字です B : Backstage A : ArgoCD C : Crossplane K : Kyverno BACK Sta…

KubeCon 2023 NA: Backstageの今後について

KubeCon NA 2023 Chicago3日目。 今回は Simplifying Backstage - Breaking the Code Barrier からBackstageの今後について。 プロジェクト概況 まずはプロジェクトの概況です。 現在、以下のようなPluginに取り組み中、または取り組む予定となっています。 …

KubeCon 2023 NA: Self-Service化はすべてをコードにして実現しよう

KubeCon / CloudNativeCon 2023 NA Chicagoの2日目 今日もPlatform Engineering関係のセッションを中心に探索しています。 そして、結果として同じようなことを言っているなと思ったのがこの2つ。 Everything Is Code: Embracing GitOps at Spotify Empowe…

【Backstage CON 2023 NA】RedHatのBackstage開発はとても気合入っている

Backstage CON 2023セッションレポート。 勝手にライバルじゃないかと思っているところなのでブログにしようかどうしようか悩んだのですが、自分用のメモも兼ねてブログにしました。 Sponsored Keynoteの1つ、RedHatのBalaji Sivasubramanian氏のセッション…

【Backstage CON 2023 NA】Backstage(IDP / Platform Tools)もObservableに

[ Backstage CON 2023 NAのセッションから。 「How We Made Backstage Improve Developer Efficiency of 1000+ Engineers - Wolfgang Gottesheim & Andi Grabner, Dynatrace」 今回はセッションそのものの内容というよりもそこから拡張した話。 最後のKey Ta…

【Backstage CON 2023 NA】ちょこっとBackstage のライバル Backstage Quickstartが2024年に登場

9月中旬、「ちょこっとBackstage」というものを公開させて頂いたのをご記憶でしょうか。 techblog.ap-com.co.jp 今回のBackstage CONで本家Backstageから「Backstage Quickstart」というツールが発表されました(2024年の早い時期に公開予定) ちょこっとBac…

【Backstage CON 2023 NA】 先行事例のインタビュー結果に学ぶBackstageの始めどころ

ACS事業部亀崎です。 2023年11月6日、KubeCon NA 2023 Co-Located Event、 BacstageCONにやってまいりました。 Backstageについてはこのブログでも何度か紹介しておりますので、ぜひそちらをご覧ください。 techblog.ap-com.co.jp 早速最初のセッション「How…

Backstage Plugin: Search exntension for Azure Cognitive Searchを公開

先日 BackstageのPluginとして Search extension for Azure Cognitive Search を公開いたしました。 www.ap-com.co.jp www.npmjs.com Backstageの 公式 Plugin Marketplace にも掲載頂いております。 Backstageとは Backstage はもともとSpotifyが開発し、20…

Backstage導入効果がわかる事例一覧

2023年9月14日、弊社におきまして『「Platform Engineering」に関する報道機関向け説明会』を開催させていただきました。 「攻めのDX」の実現で注目される「Platform Engineering」とは - ZDNET Japan 私もこの説明会に向けた資料収集をさせていただきました…