APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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PlatformEngineering

Backstageの組み込みHealth Check機能

こんにちは。暑い中いかがお過ごしでしょうか。Platform Engineering進んでいますか? Backstage活用されていますか?? ご存知無い方のためにあらためて。BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPlug…

Platform Engineering Kaigi 2024 : 開発者ポータルBackstage+AzureAIサービスで行う開発生産性の向上のサービスと事例

ACS事業部亀崎です。私達のチームは2024年7月9日にPlatform Engineering Kaigi 02024に出展とセッション登壇をさせていただきました。 今回はセッション登壇の内容のさわりをご紹介させていただきます。 詳細は登壇資料やビデオを参照いただけると幸いです。…

Team Topologiesの特別トレーニング2024 無事2日間の日程を完了

Team Topologiesトレーニング終了の御礼 ACS事業部亀崎です。 7/10、7/11の両日にPlatform Engineering Kaigi共催で「Team Topologies著者による特別優良トレーニング」が開催されました。 www.cnia.io 今回のトレーニングでは、実際にいくつかのグループに…

開発者ポータル「Backstage」のマネージドサービス PlaTTリリース

はじめに ACS事業部亀崎です。昨日私達のチームは「Platform Engineering Kaigi 2024」に出展、参加しました。 www.cnia.io 会場そしてオンラインで多くの方がご参加したイベントとなり、大盛況に終わったのではないかと思います。 あらためまして、イベント…

Private RegistryでBicepモジュールの共有化を促進

みなさん、暑い中いかがお過ごしですか?ACS事業部亀崎です。 今回はIaCの共通化のお話です。 その前に時節ネタを少し。 今日は七夕。私の出身地、神奈川県平塚市の七夕まつりもだいぶ以前のにぎわいを取り戻してきていました。七夕飾りはやはり夜がきれいで…

BicepでEntra IDの「アプリの登録」を実現する

朗報 BicepがMicrosft Graphのサポート みなさんこんにちは。少し前の2024年5月20日、Bicep templateでMicrosoft Graphのpublic previewが公開されました。 techcommunity.microsoft.com 本当に長いこと(といってもBicepが世に出てまだ数年ですが)待ち望ん…

GitHub Actions workflowでループ処理を実行

ACS事業部 亀崎です。突然ですが、みなさんGitHub Actions活用していますか? そんな中でGitHub Actionsでワークフローを実行する際、ループ処理を実行したいと思うことはないでしょうか? commandsというフォルダにcommand1.sh ~ command9.sh の9個のファ…

Node 20以降でBackstageを実行する場合の注意事項

問題の発端 先日、Backstageを実行する際のNodeJSのバージョンをv18からv20にアップデートしました。 するとScaffolder(Software Template)を実行するとエラーがブラウザで表示されるようになりました。 その内容は以下のとおりです。 When using Node.js …

Backstage Kubernetes PluginでAKS 上のアプリケーション情報を表示しよう

5月4日 5月4日といえばスターウォーズの日。実はここ2年、(特に内容はスターウォーズとは関係ありませんが)この日を記念してBlog記事を投稿させて頂いていました。 2022年 techblog.ap-com.co.jp 2023年 techblog.ap-com.co.jp 2年も続けたのだから…

Backstageの新旧Service間認証方式を解説

はじめに 内部開発者ポータルとしてその名前を聞くことが多くなった Backstage ですが、その特徴の1つが、それぞれの組織で必要となる機能をPluginという形で拡張できることです。そしてPlugin間や外部サービスとの間で通信連携することでそれぞれの機能を…

Backstage v1.26.3公開、そしてCommunity-Plugins repository運用開始

はじめに 2024年4月19日、Backstage v1.26.1、v1.26.2、 v1.26.3が続けて公開されました。これらのリリースの一番のポイントは多くのPluginsのcommunity-plugins repository移行です。 リポジトリ移行の背景 実はこのリポジトリ移行については2023年11月にシ…

Backstageの通信がデフォルトでセキュアになりました

Backstageの通信が原則セキュアに 今回は過去の記事の情報更新です。 2023年12月に、「BackstageのデフォルトでAPI呼び出しはセキュアじゃないよ」という紹介をしました。 techblog.ap-com.co.jp その後Backstageでは「New Backend System」というものが公開…

Platform Engineering Maturity Model紹介:全体感について

はじめに こんにちは、ACS事業部の東出です。 私はACS事業部でDX Enabling部という、内製化コンサルティング・プロダクト開発支援を提供する部署の責任者をしております。 ACS事業部では、Platform Engineeringに関する取り組みや情報発信を積極的におこなっ…

Platform Engineeringは「標準化」ではない

はじめに こんにちは、ACS事業部の東出です。 私はACS事業部でDX Enabling部という、内製化コンサルティング・プロダクト開発支援を提供する部署の責任者をしております。 ACS事業部では、Platform Engineeringに関する取り組みや情報発信を積極的におこなっ…

Azure IaCの標準化にMicrosoftが乗り出した: AVM(Azure Verification Module)の紹介

先日、「Introducing Azure Verified Modules!」という記事が投稿されました。 techcommunity.microsoft.com AzureをProvisioningするIaCの信頼性を高めるための活動という位置づけのようです。当初の対象ツールは「Bicep」と「Terraform」です。 なぜこうし…

BackChatというプラグイン~LLMとPlatformEngineeringの一歩~

はじめに KubeCon2023にてBackstage上で様々な生成AIのサービスを利用できるBackchatというプラグインの登壇があり内部で話題になりました。 LLMをBackstage上で使う一つのユースケースとしての紹介とMVPの実装というものでした。 今回はBackChatについてお…

Backstage Software Templateについてちょっと詳しくなろう

こんにちは!ACS事業部の田中です。 ここ最近、Platform Engineeringの話題を見聞きする機会が増えたように感じます。 それに伴いPlatform Engineeringで構築するIDP(Internal Developer Platform / Portal)の一つとして Backstage の名前を目にする機会も…

Backstageのアップデート作業

はじめに 最近Backstageに関する情報の量が増えたように感じていて、それだけ注目を集めつつあるんだろうなと感じています。 このブログで扱う機会も次第に増えています。 techblog.ap-com.co.jp そんなBackstageですが、開発は非常に活発で毎月アップデート…

Backstage入門 : QuickStart Backstageを試す + Node.jsとYarnのverの注意点

こんにちは!ACSD松崎です。 本日は弊部署で精力的に取組中のInternal Developer Portal(IDP)なPortal、Backstageに入門してみましたので、そちらの内容を記事にまとめたいと思います。 はじめに宣伝 QuickStartにおけるBackstageの起動手順の概要 Buildに際…

Backstage 新Backend Systemの動作をカスタマイズする

Backstageとは なにかと話題にしていますBackstageですが、ご存知無い方のためにあらためて。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 techblog.ap-com.co.jp …

新Backend Systemでお手軽になる!? BackstageのPlugin導入

Backstageとは なにかと話題にしていますBackstageですが、ご存知無い方のためにあらためて。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 具体的な機能などは、こ…

BackstageでGitHubのIssue間の関係をグラフ化するPluginを作ってみた

Backstageとは まず最初にBackstageとはなにかを簡単にご紹介します。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOSSです。機能拡張などはPluginを追加導入することで実現します。 具体的な機能などは、これまでにも何回か本ブロ…

BackstageのAPI認証・認可を簡単にするPluginを公開しました

2023年12月15日、Backstageの環境構築を少しだけ楽にするPluginを公開しました。 www.npmjs.com www.npmjs.com Backstageとは まず最初にBackstageとはなにかを簡単にご紹介します。 BackstageはCNCFのプロジェクトの1つで、拡張性の高い開発者ポータルのOS…

Backstageによる安全な組織スケーリング〜3つのユースケースとハンバーガー屋さん〜

はじめに こんにちは、ACS事業部の大久保です。 今回はBackstageの成り立ちから見た、組織の安全なスケーリングの実現について書きたいと思います。 すべての企業において、安全な組織のスケーリングの実現とは理想であるとともに、属人化や人材育成など様々…

KubeCon NA 2023: Internal Developer Platform BACK Stack誕生

KubeCon NA 2023 Chicago3日目。 以下のセッションで Interenal Developer Portal「BACK Stack」が紹介されました。 Introducing the BACK Stack! BACK StackのBACKとは以下のOSSの頭文字です B : Backstage A : ArgoCD C : Crossplane K : Kyverno BACK Sta…

KubeCon 2023 NA: Backstageの今後について

KubeCon NA 2023 Chicago3日目。 今回は Simplifying Backstage - Breaking the Code Barrier からBackstageの今後について。 プロジェクト概況 まずはプロジェクトの概況です。 現在、以下のようなPluginに取り組み中、または取り組む予定となっています。 …

KubeCon 2023 NA: Self-Service化はすべてをコードにして実現しよう

KubeCon / CloudNativeCon 2023 NA Chicagoの2日目 今日もPlatform Engineering関係のセッションを中心に探索しています。 そして、結果として同じようなことを言っているなと思ったのがこの2つ。 Everything Is Code: Embracing GitOps at Spotify Empowe…

KubeCon NA 2023: Microsoftが発表したRadiusって何者?

KubeCon NAの少し前にMicrosoftがRadiusというプロジェクトを発表しました。 azure.microsoft.com radapp.io KubeCon NA 2023 ChicagoのMicrosoftブースでRadiusの説明とデモがあるということで予定を変更してそちらを聞いてきました。 簡単にいえば、インフ…

KubeCon NA 2023: Platform Engineering / Internal Developer Platform適用の好事例

Platform Engineeringの事例になりそうなものの紹介 KubeCon / CloudNativeCon NA 2023 Chicago 第一日目。Platform Engineering関係のセッションで、「これは良い事例かも」と感じるものが2つありましたのでご紹介。 1つ目 Building, Scaling, and Growin…

【Backstage CON 2023 NA】RedHatのBackstage開発はとても気合入っている

Backstage CON 2023セッションレポート。 勝手にライバルじゃないかと思っているところなのでブログにしようかどうしようか悩んだのですが、自分用のメモも兼ねてブログにしました。 Sponsored Keynoteの1つ、RedHatのBalaji Sivasubramanian氏のセッション…