KubeCon / CloudNativeCon NA 2023 Chicagoのレポート。今回はCloud Native Maturity Model 3.0のご紹介です。
本ブログでもこれまで何度かこの成熟度モデルについて取り上げてきました。
今まで2.0だったものが2023年8月にVersoin 3.0にバージョンアップしていました。
今回のバージョンアップのポイントは構成の仕方が変わったことのようです。
2.0までは Peaple、Process、Policy、TechnologyとBusiness Outcomeというセクションごとに成熟度を5段階に定義したものとなっていました。
3.0ではこのセクションの構成変更です。最上位にBusiness Outcomeが位置づけられ、他の4つのセクション(People、Process、Policy、Technology)はそれにぶら下がるような位置づけとなります。
実際のビジネスシーンを考えれば、まず最初にビジネス目標が来てそれに沿って各種の方針がきまってくると思います。今回の変更はそうしたことが反映された結果となっています。
これらのセクションごとにLevel 1 Build、Level 2 Operate、Level 3 Scale、Level 4 Improve、Level 5 Adaptというレベルが定義されてることはこれまでと大きくは変わりません。
CNCFのWebサイト(上記にリンクがあります)の内容も随分とわかりやすくなったように思います。
今回のアップデートを機会にぜひ一度自身のCloud Nativeに関する成熟度を考えてみてはいかがでしょうか。