9月中旬、「ちょこっとBackstage」というものを公開させて頂いたのをご記憶でしょうか。
今回のBackstage CONで本家Backstageから「Backstage Quickstart」というツールが発表されました（2024年の早い時期に公開予定）
ちょこっとBackstageのリポジトリ でも紹介していますが、Backstageを動かそうとすると実は面倒な作業が発生します。
- Backstageアプリケーションの生成
- GitHubの一部Pluginコードを組み込み
- PostgreSQL Serverを利用するためのコード修正
- Backstageのコンフィグレーション
- (Backstageのコンテナイメージ作成)
こうした面倒さをすべて事前に行ってあるのが「ちょこっとBackstage」でした。
ご本家でもこうした面倒さを解消しようと、Backstage Quickstartというツールが開発されているそうです。 盛っていた課題感はまったく一緒というのがBackstage CONの発表でも確認できました。 なお、当初のターゲットはAWSで、上記の作業に加えAWSへのデプロイ等までを行うようになっています。
まさに、「ちょこっとBackstage」のライバル登場です。
しかし、まだまだ「ちょこっとBackstage」の役割は終わりません。 まず、Quickstartの登場が2024年の早い時期とまだまだ先であること、そして当初の対象がAWSに限定されていることです。 つまり、『ローカル環境でまずは試したいのだけど』という点には向きません。その点はもうしばらく「ちょこっとBackstage」でカバーすることになりそうです。
とはいえ、せっかくご本家で登場するのですから、将来「ちょこっとBackstage」の提供形態もできればご本家のQuickstartに沿った形にしたいなと考えています。
さらに！！ QuickstartはOSSで提供されるとのことなので、『Azure版の開発にチャレンジしたいなー』とシカゴのBackstage CONの会場にて決意をあらたにしております。
Quickstartの詳細は11月9日木曜日のセッションでも紹介されるようなので、追加すべきことがありましたら追記していきます。
Backstage QuickstartやちょこっとBackstageの今後が気になる方はぜひこのブログの今後にご期待ください。
