はじめに
こんにちは、クラウド事業部の坂口です。
長く人生を過ごしていると、ふとAWS認定資格を全部取ろう!と感じる瞬間があると思います。
例に漏れずそのような情念に駆られた私ですが、珍しく本懐を遂げることができたので所感を書いていきます。
要は全冠したので頑張ったアピールです。
自身について
私自身の略歴なんかはこんな感じです。
- 他業界のエンジニアから IT のエンジニアに転身
- サーバエンジニアとして運用・保守/設計・開発なんかを経験
- 2022年からAWSを扱う業務に携わる (なので、お仕事としての AWS は経験 2年目)
その他、パーソナルな性質として
- 多分、勉強は嫌いでない
- 計画性は乏しい
また、他の人から言われたことは特にないですが、
- 品行方正
- 清廉潔白
- 質実剛健
- 豪放磊落
を定期的に自称しています。
取得のスケジュール
振り返ってみると、以下の流れで AWS 認定資格を取得していました。
とはいえ先述した通り計画性に乏しいため、取得時期や順番は雰囲気で決めていた気がします。
合格日 | 認定試験名 | スコア | 自記事 |
---|---|---|---|
2019-08-05 | AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C01) | 881 | - |
2022-07-31 | AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C01) | 777 | - |
2023-04-16 | AWS Certified Database - Specialty (DBS-C01) | 838 | DAS |
2023-06-27 | AWS Certified Security - Specialty (SCS-C01) | 854 | SCS |
2023-07-15 | AWS Certified Data Analytics - Specialty (DAS-C01) | 834 | DAS |
2023-08-12 | AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA-C02) | 832 | SOA |
2023-08-28 | AWS Certified Machine Learning - Specialty (MLS-C01) | 804 | MLS |
2023-09-09 | AWS Certified Developer - Associate (DVA-C02) | 835 | DVA |
2023-11-19 | AWS Certified Advanced Networking - Specialty (ANS-C01) | 811 | ANS |
2023-11-28 | AWS Certified: SAP on AWS - Specialty (PAS-C01) | 932 | PAS |
2023-12-11 | AWS Certified DevOps Engineer - Professional (DOP-C02) | 891 | DOP |
2023-12-11 | AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02) | 838 | CLF |
※ 表は同じく全冠達成された原田さん記事での形式を流用しています
資格それぞれについて
最初の SAA は弊社の社内研修で AWS に触れる機会があり、その流れで取得しました。
当時は AWS を特に業務で扱っていなかったこと、またいかんせん数年前であることから、記憶は大分薄れていますね...。
SAP は、昨年 (2022年) に AWS を扱う業務に携わり始めたことや会社としての後押しもあって取得に至っています。
正直今でも私は SAP が一番難しかったと感じていますが、こちらは苦労が大きかったことで美化されている部分はありそうです。
(ぶっちゃけ AWS の習熟度が低かったことによる勉強や試験での苦労が、難しかったという感覚につながっているとは思います)
残りの10資格 については、今年に入ってから昨年よりも強めの後押しが弊社内であったことがきっかけであるものの、当初はマイペースに取得を進めていました。
しかし取り組んでいるうちになんだか全冠が見えてきたのでスパートをかけた、という形になっています。
直近の4資格は1ヶ月間で頑張っているようなので、キリ良く年内で達成したかったのでしょう。
学習について
教材
私が学習を進める中で使用した教材はおおよそ以下の通りです。
それぞれから良さそうなものがあれば使ってみる感じでした。
- AWS Skill Builder
- 公式ということもあり、なんだかんだ一番好きかもしれない
- 簡易的な問題集だけでなく、(認定試験とは直接関係ないものの) 分野ごとの基礎的な学習コンテンツがあったりして助かりました
- 無料の範囲でも色々あるため、とりあえずの第一歩で教材を探してみても良いと思います
- 書籍
- 主に認定試験の参考書
- 特に Specialty 試験では『要点整理から攻略する』シリーズにはお世話になりました
- Udemy
- 動画の講座は受動的な学習を行えること、認定試験を前提としているので要点を絞って解説してくれることがメリット
- 日本語で解説されている講座はもちろん、英語での解説講座もありがたかったです
- Web 問題集
- 主に Teck Stock (CloudLicense) を利用
- 短期間で取得するなら、やはり使いやすいと思いました
勉強方法
勉強方法としては特別なことはしていないと思います。
なので細かくは書かないのですが、いわゆる "難しい" とされているような認定試験については
Web 問題集以外の教材を積極的に利用していました。(私の場合は SAP, DOP, ANS あたり)
体系的にまとめられている教材はやはり学習がしやすく、結果的に理解につながりやすいと思います。
個人的には、そうした教材は認定試験が関係ない場合にもサービスの振り返りで使えたりするので好みだったりします。
12資格を全部取ってみて
各分野の認定資格取得のために勉強することで、当然ながら AWS に関係する内容に触れる時間が多くなり、
自身の中でより広く深く AWS の理解を促進することができたと思います。
私は勉強するにしても目標がある方が取り組みやすいので、認定資格取得という分かりやすいゴールはうってつけでした。
ただ、認定試験で問われることが知識や概念であるため、実際に業務で求められる成果や品質の向上に
大きくつながっているかというと、それはまだまだだと思っています。
(むしろ期待が上がっちゃいそうで心配)
全冠であることは強烈なアピールになるとは思いますが、よりエンジニアとしての価値が問われているような感覚も否めません。
とはいえ総合的に見て、AWS への理解が進んだことや自信が深まったこと、成果として分かりやすい証明になることなど
メリットも充分大きいものであったと感じました。
今後とも、張り子の虎にならないようより一層精進していきたいものです。
これから AWS 認定資格の全冠を目指される、もしくは目指している方にとって、それがより良い経験になりますように。
それではご機嫌なAWSライフを!
おわりに
APCはAWSセレクトティアサービスパートナー認定を受けております。
その中で私達クラウド事業部はAWSなどのクラウド技術を活用したSI/SESのご支援をしております。
https://www.ap-com.co.jp/service/utilize-aws/
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。