はじめに
こんにちは、クラウド事業部の坂口です。
先日 AWS Certified Database - Specialty (AWS認定 データベース - 専門知識) に合格しましたので、私なりの所感を書いていければと思います。
勉強期間
Pearson VUE の再受験無料キャンペーンが使えたこともあり、お気楽な気持ちで受験しようと勉強の開始は試験の1ヶ月前ぐらいから。
とはいえ忙しさから勉強ができなかった期間もあったため、ちゃんと勉強したのは2週間にも満たないと思います。
短期間に詰め込むことが常だった過去の自分と比べると少し計画的になっています。喜ばしい成長ですね。
教材
少し計画的になった私は、今回初めてのSpecialty試験の受験ということもあり教材はちょっとだけ多く準備しました (当人比)。
それぞれインプットをするための教材と問題集に分けてご紹介します。
インプット教材
1. AWS Skill Builder - AWS Database Offerings (Japanese)
AWS Skill Builder で提供されている『AWS Database Offerings (Japanese)』を途中まで受講しました。
内容としては、最初にDBの基本的なところから説明をしてくれており、その後は個別のサービスとして Amazon Neptune, Amazon Redshift, Amazon DocumentDB, Amazon ElastiCache それぞれの入門に続きます。
全体で4時間と長めですが丁寧な解説となっていますので、結構オススメです。
ちなみに私は時間の都合もあり Amazon Neptune の入門までで試験に臨みましたが、後日残りも受けようと思うぐらいにはAWSのDBサービスに関する入り口教材として優秀だと思います。
2. 書籍 - 要点整理から攻略する『AWS認定 データベース - 専門知識』
各サービスや試験で問われる内容を、まさに要点をまとめて記載してくれています。
図表なども豊富に使って解説してくれているので文字ばかりでイヤになることもなく、大変読みやすかったです。
こちらは馴染みのないサービスの概要把握や問題集を解いていて気になった部分が出てきたときにサッと調べるために使いました。
試験は終わりましたが、本書籍は読んでいてストレスが無いので時折また目を通したいです。
問題集
3. AWS Certified Database - Specialty Sample Questions
AWS Certified Database - Specialty の説明ページにあるサンプル問題です。
10問と手ごろな数のお試し問題で比較的易しいので、『がっつりとは勉強に取り組みたくない』『正答して自己肯定感を高めたい』と思ったときに息抜きがてら解きました。
あくまで試験での雰囲気をつかむ程度ですが、気が向いたら目を通しても良いのでは。
AWS Certified Database - Specialty サンプル問題 (pdf)
4. AWS Skill Builder - AWS Certified Database - Specialty Official Practice Question Set (DBS-C01 - Japanese)
インプットの教材でもご紹介した AWS Skill Builder で提供されている20問の問題集です。
こちらも問題数は多くないのですが、無料かつ解説もあるので実施してみて損はないかと思います。
5. Teck Stock - AWS 認定データベース - 専門知識(DBS)
割かし有名なWeb問題集です。
AWS Certified Database - Specialty の問題を解くには有料会員プラン(プロフェッショナル)の登録が必要となります。
DBS | CloudLicense | AWS WEB問題集で学習しよう
特徴として、試験を想定した問題が1セクション7問で出題され空いた時間で手軽に取り組みやすくなっています。
ただし古めの問題(セクション番号が小さいもの)は現行の試験問題と差が大きいことがあるため、もし利用される場合は新しめの問題を重点的に学習するのが良いかもしれません。
私が受けた試験のタイミングには間に合いませんでしたが、2023/4 下旬ごろに追加された セクション #20, #21 はかなり近い内容が反映されている印象です。
なお注意点として、Database Specialtyの問題数は同サイトで公開されている他のSpecialty問題集よりも少なめであることご留意ください。
6. Udemy - AWS Certified Database Specialty Practice Exams
Udemy で公開されている、問題集のみのコースです。
内容は英語ですが翻訳して学習すれば大丈夫...と思いきやブラウザ(Chrome)上での翻訳だと表記が崩れることが多く読み解くのに少し苦労しました。
私は横着してそのままブラウザ上の翻訳で学習を続けましたが、もしご利用される場合は適宜英語で読み進めるなりうまいこと翻訳を活用するなりをいただければより効果的かと思います。
なお含まれている問題が他の教材と被っている部分が少なく、個人的により広い観点の問題に取り組めて助かりました。
7. 書籍 - 要点整理から攻略する『AWS認定 データベース - 専門知識』練習問題
インプット教材 - 2. で紹介した書籍「要点整理から攻略する~」に付いてくる練習問題です。
解説を踏まえた、試験で問われやすい要素をピックアップして問題にしてくれています。
媒体書籍ということもあり、問われている内容を復習しようと思った時の解説へのアクセスは若干手間でした。
問題の解説には参考ページも記載されていますが [章]-[項番] [サービス名] のような表記となっているため、問題で問われたピンポイントな内容を探しづらかったです。
総評
今回の試験勉強では、特に問題集を手厚くして臨みました。
ただすべて取り組んでみた感想として、それぞれの問題集で被っている問題もそこそこ多くあった印象です。
今回ご紹介した問題集をすべてやらないと合格できない!なんてことは勿論無いでしょうから、今後受験を考えられている方はご自身に合ったものや納得できるものを教材として採用いただければと思います。
試験の感想
1. 試験
本試験では問題数65問に対して時間が180分。
私の場合は特に足りなくなることもなく、見直し込みで1時間以上余らせて終了しました。
なので割りと余裕はあるかと思います。
AWS Certified Solutions Architect - Professional との比較で恐縮ですが、SAPに比べると問題数も問題の文章量も少なくノンストレスでした。
2. 問題の内容
上で紹介した問題集の問題と似ている問題がそこそこ出題されました。
なおSpecialtyの試験ということもあり、出題されるサービスの範囲は広くありません。
一方、設定値が含まれている選択肢や知らない機能を用いている選択肢など、知っていないと自信をもって正答を導けない問題も結構あった印象です。
また要件に合ったDBサービスを選択するといった難易度が低めのサービス的な問題も、数は少ないですが出題されました。
3. 全体
今回、私の点数は 838点 でした。
またまたSAPとの比較となってしまいますが、合格だけであれば本試験の方が簡単なように感じられます。
単純にAWSのDBサービスの勉強にもつながるので、興味があれば一歩踏み出して受験を考えてみてはいかがでしょうか。
それではご機嫌なAWSライフを!
おわりに
私達クラウド事業部はAWSなどのクラウド技術を活用したSI/SESのご支援をしております。
https://www.ap-com.co.jp/service/utilize-aws/
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。
(12/27:AWS Skill Builderメンテナンスについての内容を削除)