KubeCon / CloudNativeCon 2022 Detroit Day3 今日から3日間、メインセッションとなります。これからいくつかのブレイクアウトセッションに 参加していきます。 Day1のIstio - Day2のDaprConの双方で、Wasmに関する言及があり、ちょっと興味がわいてきたので 急遽予定を変更してWasm関連のセッションに参加しました。
KubeCon + CloudNative North America 2022: Who Knew Dogfood Could Taste This Good?...
発表資料は上記リンクにありますのでご参照ください。
まったくフォローしていない分野ではありますが、Wasm(のランタイム)がコンテナに変わって動作するというは月曜日・火曜日の内容や先日発表されたDockerのサポートを見ていたなんとなくわかってはいました。
しかし、実はもっと進んでいるようです。Containerの次にWasmがあり、さらにその先にWasmCloudという、Wasmでビジネスロジックも実装していこう、そのために抽象化などを進めようというプロジェクトが進行しているようです。
参加したセッションの発表者はこちらを使ってサービスを作っており、自らDog Foodingした結果を 発表していました。 その結果、(もちろん現時点で欠点などもあるようですが)Reactive programmingと相性がよくいけているぜ、ということです。
RabbitMQやRedisなどイベント系のインターフェースを抽象化しており、接続先タイプが変わっても同じコードで実行できるなど、開発者がビジネスロジックに集中できるようになっているので、これはもしかして次世代のコンテナ(に変わる)プラットフォームになるのではないかという印象もあります。業務システムの主流がこちらになることもあるのか?などと考えてしまいました。
もちろん、Wasmの対応言語が現時点では限られており、すぐにすべてが置き換わるというものでもないと思います。しかし、未来の姿が今から見えているのであれば、その来るであろう未来のために今から準備してもよいのではないでしょうか。(私も帰国したらちょっとWasmCloud関連もう少し追いかけてみたいと思います)
興味深い内容だったので、セッション終了後すぐではありますが、ご紹介させていただきました。
まだ、KeyNoteが終わり2つのセッションが終わったばかり。また興味深いものがありましたら、すぐにもご紹介させていただこうと思います。ぜひご期待ください。