皆さんこんにちは。ACS事業部亀崎です。
2024年7月に日本で初の講演とTeam Topologiesの特別トレーニングを実施していただいたマニュエル パイス氏が 2024年9月10日にロンドンで開催されたFast Flow Confでも講演されました。
このFast Flow Confではとても有益な講演が多数行われており、皆様にもぜひ知っていただきたいことがたくさんあるのですがそれは別の機会にまわすとして、パイス氏が「Platform Manifesto」というものを紹介していたのでここで取り上げたいと思います。
オリジナルは以下のところにあるものです。
Platform Manifesto
- teams & interactions over tools & functionality
- adoption & engagement over mandates & standards
- rich customer experience over technical prowess
open to change and collaborate to discover user needs
unblocking internal customers via self-service patterns
aiming for superlinear impact with sublinear growth
その内容を勝手に日本語訳してみると次のようなものになると思います。(訳に間違いがあったらそれは私の責任です)
プラットフォーム宣言
- ツールや機能よりもチームと相互交流を
- 義務や標準よりも適用と深いつながりを
- 技術プロセスよりもリッチなユーザー体験を
変化を受け入れ、ユーザーのニーズを発見するために協力し、セルフサービスパターンを通じて社内ユーザーの妨げをなくし、線形以下の成長の中でも線形以上のインパクトを目指します。
記述形式をみて(あ、これはアジャイルソフトウェア開発宣言を意識したものだな)とわかると思います。
アジャイルマニフェストは「こうした価値観を大切にしよう(していきます)」という宣言を行ったものですが、今回紹介されていたプラットフォーム(開発)宣言も同じ用に、ツール/標準/プロセスといった形式以上にチーム/つながり/体験といったものを意識していきましょう(意識するようにします) と強調していると思います。
Team Topologiesで紹介されている内容も同じことを意識したものになっていることがわかります。これはPlatform Engineeringにも通じるものだとも思います。
とてもいい内容だなと思ったので、簡単ですが今回ご紹介させていただきました。
これをもっと広めていきたいと考えています。皆様もぜひその意味・意義を考えてみませんか。