APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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Team Topologiesの特別トレーニング2024 無事2日間の日程を完了

Team Topologiesトレーニング終了の御礼

ACS事業部亀崎です。

7/10、7/11の両日にPlatform Engineering Kaigi共催で「Team Topologies著者による特別優良トレーニング」が開催されました。

www.cnia.io

今回のトレーニングでは、実際にいくつかのグループにわかれて、設定された課題について議論し、適用方法について考える、というスタイルを取っています。参加者の皆様も積極的に議論を行っており、さまざまな意見交換もなされたと思います。

そうした熱気ある雰囲気の中

  • 講師であるマニュエル・パイス氏からお伝えしたい情報がとても多かったこと
  • 想像してた以上に皆様からの活発でより実践的な質問があり、Q&Aの時間が予定よりも多かったこと

と運営側が想定していた以上熱気により、昼休み以外の休憩時間がほとんど取れなくなったという運営側の反省点もありました。 しかし、これも講師と参加者の皆様の学習熱の高さの現れでもあり、無事2日間を終えられたことにとても安堵しています。

お忙しいところをご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。

まずは御礼を申し上げます。

参加できなかった皆さんも多くいらっしゃると思います。今回2日間に渡って講師のマニュエル・パイス氏からお伝えした内容のほんのさわりだけご紹介したいと思います。

  • Day1 : Team Topologiesの基本部分

    認知負荷とその種類、4つのTeam Type、3つのCollaboration Type、コンウェイの法則、そしてPlatform as a Productといった内容の解説です。 こちらは書籍「チームトポロジー」でも紹介されている内容をベースにしたものでもありました。

pub.jmam.co.jp

  • Day2 : Team Topologiesの適用

 Day1の内容を踏まえながら、どのように実際に適用していくか、ステークホルダーにどのように理解してもらうか、といったテーマの解説でした。  Day2で解説した内容の一部はのそのエッセンスをPlatform Engineering Kaigi 2024のKeynoteでも語られていました。

www.youtube.com

ここでのキーワードは「Platform as a Product」そして「Platform Metrics」ではないかと思います。 押し付けのPlatformではなく利用者(開発チーム)から選択されるPlatformであること、そしてステークホルダーに理解を得るためのMetricsや考え方の重要性というものを解説していただきました。

冒頭でも申し上げましたが、2日間合計で50を超えるQ&Aが行われました。その多くは「参加者の皆様自身の環境で考えたときどう考えるべきか、どういった方法があるか?」といったもので、より実践的なQ&Aが行われています。そうしたすべての質問にマニュエル・パイス氏から丁寧に回答していただきました。これにより参加者の方の理解も一段深まったのではないでしょうか。書籍やビデオ視聴などでTeam Topologiesのそれぞれの要素の内容は公開されていますが、それらを有機的につなげる。その上で不明な点や自分たちの課題と照らし合わせてどうなるかを確認する。不明な点は直接質問する。こうしたことができるのがトレーニングに参加する意義ではないかと思います。

また、トレーニング後の懇親会もマニュエル・パイス氏とのディスカッションはもとより、参加者の皆様の間での様々な情報共有が行われ、とても充実した時間となったのではないかと思います。
また、今回のTeam Topologiesのトレーニングについても「新しい気づきを得た」「興味深い内容だったが、実際に組織内に適用する際の課題も見えてきた」という声を聞きました。 その課題もまた、今回のトレーニングの内容を活用しつつ解決できるものも多いのではないかなとも思います。

ここではすべてをお伝えできませんが、とても有意義なトレーニングの2日間になったのではないでしょうか。

本当にありがとうございました。

参加できなかった皆さんには書籍および上記のKeynoteからその内容の一端を感じていただければと思います。そして次回機会がありましたらぜひご参加を検討いただければと思います。

また、マニュエル・パイス氏から以下の書籍もご紹介いただきました。チーム間インタラクションをどのように行っていけばよいかのより実践的な方法などが紹介されています。とても参考になる内容です。ぜひご参考にしてください。

まとめ

今回のPlatform Engineering Kaigiおよびトレーニングを通じ、だいぶ日本でも浸透し始めているなと感じました。 しかしまだ多くの皆様には「聞いたことはあるけれど」といった存在かもしれません。

ぜひ、これを機会にTeam Topologiesの理解と適用をご検討いただければと思います。

弊社もTeam Topologiesに関しては当ブログでも記事を投稿しており、経験もございます。ぜひ、適用に関する支援などお手伝いができればと考えています。

techblog.ap-com.co.jp

Platform、Platform Teamで利用するサービスなども提供しております。

www.ap-com.co.jp

ぜひ、今後ともよろしくお願いします。

[2024年7月16日追記]

マニュエル・パイス氏のLinked Inでのコメントです。

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