APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

株式会社 エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

Backstage v1.31 がリリースされました

今回はこのブログで何度も取り上げている Backstage のリリース情報です。

techblog.ap-com.co.jp

Backstage v1.31 リリース

2024年9月18日、Backstage v1.31がリリースされました。

github.com

New Backend System reaches 1.0

大きなトピックは New Backend System が1.0に到達したことです。

2024年に入り、New Backend Systemへの移行が進んでまいりました。そして今回のリリースで 1.0 到達が宣言されました。 これにより New Backend Systemの APIはStableとなり、インターフェースレベルでの大きな修正は基本的に v2.0 まで行われないこととなります。

そして、少し前から進んでいる レガシーインターフェースの deprecation、そして remove が始まります。

そのいったんがわかるのが、今回の修正内容です。

backstage.github.io

新規にcreate-app で作成する場合、これまでレガシーインターフェースを提供していた、 @backstage/backend-common の依存が 今回から削除されています。新気分はこれで完全に決別です。

@backstage/backend-common 自体はまだ残っていますが、deprecattionやremovalが進んでいます。年内にもレガシーインターフェースが徐々に削除されていくため、レガシーシステムご利用の場合はは早期に New Backend Systemへの移行をする必要があります。

こまめにアップデートしている場合であれば今回のバージョンアップ作業も若干の修正で比較的簡単に終わると思いますが、しばらくアップデートしていないという場合様々な問題が発生することがあります。それを解決するために過去のバージョンアップ情報を1つ1つ確認しなければならないなど、手間が増えたり、作業漏れが起きやすいと思います。開発スピードの早いプロダクトでもあるため、できるだけこまめにアップデートすることをお勧めします。

今年は New Backend Systemへの移行と、コミュニティPluginのリポジトリ分離(およびパッケージ名変更)が行われるという大きな修正が行われた年となりました。残る大きな修正は New Frontend Systemのほうにシフトしていくものと思います。

yarn 4

あまり大きくは宣伝されていませんが、今回の修正内容で気づくのは package managerが yarn 4に変わったことです。 すでにBacksatgeをご利用の方は、こちらも忘れないうちに、アップデートしておいたほうが良いでしょう。

ちょこっとBackstageもアップデート

本体Backstageのアップデートにあわせて「ちょこっとBackstage」も追従しました。 本日ただいま バージョン 1.15.0 を公開したところです。

github.com

ぜひお試しください。

さいごに

私達エーピーコミュニケーションズ ACS事業部ではBackstageの導入支援をさせていただいております。

こうしたアップデート作業も面倒、というお客様のためのマネージド・サービスのPlaTTというサービスもご用意しております。

techblog.ap-com.co.jp

「Platform Engineeringが気になっている」、「開発者ポータルを導入してみたい」、「Backstageに関する支援が欲しい」というご要望にお応えできると思いますのでぜひご連絡をください。

よろしくお願いいたします。