APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

株式会社 エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

KubeCon EU 2023 : SIG-Storageの最新動向

こんにちは、ACS事業部の谷合です。
この記事ではSIG-Storageの最新動向について記載します。

SIG-Storageの紹介

以下のslackチャネルがあるようです。

  • #sig-storage
  • #csi
  • #sig-storage-cosi
  • #csi-windows

SIG-Storageでは以下の実装を行っています。

  • PVC & PV
  • StorageClass & Dynamic Provisioning
  • Kubenetes volume plugin
  • (SIG-Nodeと協業して)Secret, Configmap, DownwardAPI, Projected and EmptyDir
  • CSI
    • CSI sidecars
  • Container Object Storage Interface(COSI) container-object-storage-interface.github.io

Kubernetes 1.26での功績

  • GA
    • Deglegate FSGroup to CSI Driver instead of kubelet github.com
    • CSI Migration
      • Azure FIles
      • vSphere
  • Beta

Kubernetes 1.27での功績

  • Beta
    • PVCとPVの新しいアクセスモード
      ReadWriteOncePod PersistentVolume access mode: Pod単位での書き込み制限を可能としています。
    • SELinux relabeling using mount options kubernetes.io
    • Robust VolumeManager reconstruction after kubelet restart github.com
    • Auto remove PVCs created by StatefulSet: StatefulSet削除と同時にPVCも削除されるようになります。 github.com

これから

  • StatefulSetのvlume拡張ができるようになるようです。
    これは待ち望まれている機能ではないでしょうか? github.com

さいごに

SIG-Storageはstatefulなアプリケーションを実現する際に必要な機能の開発を行っています。
KubenetesはさらにStorageの機能拡張がなされていくでしょう。これからもSIG-Storageの仕事に
期待したいと思います。

ACS事業部のご紹介

私達ACS事業部はAzure・AKSなどのクラウドネイティブ技術を活用した内製化のご支援をしております。
www.ap-com.co.jp また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。 www.ap-com.co.jp

本記事の投稿者: 谷合純也
AKS/ACAをメインにインフラ系のご支援を担当しています。
junya0530さんの記事一覧 | Zenn