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Dockerイメージの信頼性とダウンロード可否を確認する方法 ─ ChatGPTを使った分析

はじめに

Dockerコンテナイメージをダウンロードする機会がありましたが、そのURLは公式ではなく、一時的に作成された個人のイメージのように見えます。仕事上、指定されたものなのである程度の信頼性はありますが、詳細を確認しておきたいところです。

また、こうした非公式なイメージは突然非公開になることもあるため、今でもダウンロードできるかも確認する必要があります。この記事では、イメージの素性とダウンロード可否の確認方法について、ChatGPTを活用しながら具体的に紹介します。

イメージの素性の確認

プロンプト

※以下で登場するURLは架空の物です。

私はインフラを担当するシステムエンジニアです。 以下のコマンドを実行し、Dockerイメージをダウンロードします。

docker pull ghcr.io/ssuuzzkki/acompany-test:latest

「ghcr.io/ssuuzzkki/acompany-test:latest」というURLは、何らかの公式のURLでしょうか。 それとも、個人のエンジニアのURLでしょうか?

回答

ghcr.io/ssuuzzkki/acompany-test:latestGitHub Container Registry (GHCR) 上のイメージです。このURLの構造から、以下の情報がわかります。

URLの構造

  • ghcr.io:GitHubが提供するコンテナレジストリの公式ドメインです。
  • ssuuzzkki:GitHubのユーザー名、もしくは組織名。この部分がそのレジストリにアクセスするための所有者を示しています。
  • acompany-test:このユーザーまたは組織が公開しているコンテナイメージ名です。

公式か個人のものかの判断

  1. 「公式」なイメージかどうかの基準

    • 「公式」とは通常、GitHub公式アカウントや企業の認証済みアカウントがホスティングするイメージを指します。たとえば、GitHub上の MicrosoftRedHat のような認証された企業アカウントのことです。
  2. ssuuzzkkiの判別

    • ssuuzzkki が GitHub上で公開されている 個人のエンジニアアカウント、あるいは特定のプロジェクトに関連した名前である可能性が高いです。
    • 確認のためには https://github.com/ssuuzzkki にアクセスし、そのアカウントの概要やプロジェクトを調べると詳細がわかります。

結論

このURLは 個人または特定のプロジェクト用のイメージ の可能性が高いです。GitHub Container Registryにホストされているため信頼性がある程度は担保されていますが、運用環境で利用する場合は、信頼できるアカウントかどうか、事前にそのイメージの内容を確認することが推奨されます。

イメージのダウンロード可否の確認

私は以前、このイメージをダウンロードしたことがあります。しかしそれから時間が経ち、現在もダウンロードできるのでしょうか? 個人アカウントに公開されているイメージであるなら、その人の裁量で公開終了となっていないかが気になります。

なので現在も実際にイメージをダウンロードできることを確認したいです。そこで、この方法もChatGPTで確認します。

プロンプト

このURLのイメージが現在公開されているか(ダウンロード可能か)どうか、確認する方法を教えてください。

回答

GitHub Container Registry (GHCR) で公開されているイメージがダウンロード可能かどうか確認するためには、以下の方法を試してみてください。


1. Docker コマンドで確認

以下のコマンドで実際に docker pull を試して、イメージが取得できるか確認します。

docker pull ghcr.io/ssuuzzkki/acompany-test:latest
  • 成功する場合:イメージが公開され、ダウンロード可能です。
  • エラーが出る場合
    • not found」と表示される場合 → イメージが存在しないか非公開設定です。
    • unauthorized」と表示される場合 → イメージが非公開で、ログインが必要です。

2. GitHub CLI を使う

GitHub CLI (gh) を使用して、イメージが存在するか確認できます。

gh api -H "Accept: application/vnd.github.v3+json" /users/ssuuzzkki/packages/container/acompany-test/versions
  • 結果が返される場合:イメージが存在します。
  • 404エラーの場合:そのパッケージが存在しない、もしくは非公開です。

3. GitHubのWebページから確認

GitHubのWeb UIから直接確認することも可能です。

  1. https://github.com/ssuuzzkki にアクセス。
  2. そのアカウントの Packages(パッケージ)ページを探します。
    • パッケージ一覧に acompany-test が表示されていれば、そのレジストリが存在します。
    • 存在しない場合、イメージが非公開か削除されている可能性があります。

4. GitHubへのログインと認証が必要なケース

GHCR上のイメージは、非公開設定されている場合も多く、その場合はGitHubにログインし、Dockerで以下のコマンドで認証する必要があります。

echo "<your_github_token>" | docker login ghcr.io -u <your_github_username> --password-stdin
  • GitHub TokenPersonal Access Token を発行して利用します。
  • 認証後に再度 docker pull コマンドを試してください。

まとめ

  1. 最初に docker pull で試すのが最も手軽です。
  2. Webからの確認やGitHub CLIも有効ですが、非公開の場合は認証が必要です。

これで、イメージのダウンロード可否を確認できるはずです。必要であれば再度試してみてください。

やってみた感想

  • ghcr.ioは、GitHub Container Registry であることが分かりました。レジストリ自体は公式というかメジャーな物であることが分かりました。
  • しかし、ssuuzzkki/acompany-test:latestは、ghcr.io上の個人アカウントで公開されたイメージでした。
  • やはり、インターネット上に一時的に作られた公開イメージであることがはっきりしました。
  • docker pull を試して、イメージが取得できるか確認」できるのは当たり前かもしれませんが、その成否の判定方法が詳細に分かって良かったです。