APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

株式会社 エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

レシピに頼らず料理を作る力を鍛える – ChatGPTで学ぶ料理の基本と応用

レシピに頼らず料理を作る力を鍛えるには?

料理のスキルを向上させるには、単にレシピを覚えるだけではなく、食材の組み合わせや調理法の基本を理解し、応用できる力が求められます。しかし、私はレシピ通りに料理を作ることはできても、冷蔵庫にある食材から自由に料理を生み出すことが苦手です。

そこで、ChatGPTを活用して「レシピに頼らず料理を作れるようになるにはどうすればよいか?」を考えてみました。本記事では、生成AIを使った学習の過程と、その中で得た気づきを紹介します。料理の応用力を高めたいと考えている方にとっても、何かしらのヒントになれば幸いです。

ChatGPTで料理スキルを向上させるには?

プロンプト

料理のスキルを向上させる方法について教えてください。 私は、基本的な包丁の使い方やレシピに従った調理方法をマスターしています。 例えば、カレーや野菜炒め、肉じゃがなどの基本的な料理をレシピを見ずに作ることができます。

しかし、一度覚えたレシピ以外の料理を作ることができません。

例えば、冷蔵庫にある食材を使って簡単にオリジナルの料理を作ることができません。 レシピにある食材を買ってきて、レシピ通りに料理を作ることはできます。

私が現状を打破し、オリジナルの料理を作れるようになるためのステップを提案してください。

回答

オリジナルの料理を作れるようになるためのステップを提案します。

ステップ1:料理の基本構造を理解する

まずは、料理の基本的な構造を学びましょう。多くの料理は以下の要素で成り立っています。

  • 主役(タンパク質や主食):肉、魚、豆腐、卵、ご飯、パスタなど
  • 脇役(野菜や副材料):葉物野菜、根菜、きのこ類など
  • 味付け(調味料):塩、醤油、味噌、酢、スパイスなど
  • 調理法:炒める、煮る、焼く、蒸す、揚げる など

練習方法:身近な料理(カレーや肉じゃがなど)を分解して「主役・脇役・味付け・調理法」に分けて考えてみる。


ステップ2:料理の法則を覚える

基本的な味付けの法則や組み合わせを知ると、アレンジがしやすくなります。

味付けの基本

  • 和風:醤油+みりん+だし(例:煮物、照り焼き)
  • 中華:醤油+オイスターソース+ごま油(例:野菜炒め、炒飯)
  • 洋風:塩+胡椒+オリーブオイル+ハーブ(例:パスタ、グリル料理)
  • エスニック:ナンプラー+レモン+香草(例:タイ料理)

練習方法:普段作る料理の味付けを少し変えて試してみる(例えば肉じゃがをカレー風味にするなど)。


ステップ3:冷蔵庫の食材から料理を発想する練習

冷蔵庫の中にある食材を見て、何が作れそうか考える習慣をつけましょう。

考え方のコツ

  1. 主役(メインの食材)を決める
    • 例:鶏肉があれば「鶏肉料理」、豆腐があれば「豆腐を使った料理」
  2. 調理法を決める
    • 炒める・煮る・焼く・揚げる・和える など
  3. 味付けの方向性を決める
    • 和風・洋風・中華・エスニック など
  4. 似た料理を思い出す
    • 例:「冷蔵庫にキャベツと豚肉がある→回鍋肉にできる?」
    • 例:「卵とトマトがある→中華風の炒め物に?」

練習方法:冷蔵庫にある食材をメモして、それで作れる料理を3つ考える。レシピを調べてもOK。


ステップ4:自由なアレンジを試す

一度レシピを見ないで料理を作る練習をしましょう。

アレンジの方法

  • 具材を変える:肉じゃが→じゃがいもをかぼちゃに、牛肉を鶏肉に
  • 味付けを変える:カレー→トマトベースのスパイス煮込みに
  • 調理法を変える:煮る→焼く、炒める→蒸す など

練習方法:「普段作る料理のレシピを見ずに、手持ちの食材でアレンジする」


ステップ5:料理のアイデアを増やす

色んな料理を知ることで、アイデアが広がります。

おすすめの方法

  1. 外食で食べた料理を再現する
  2. 料理動画を見て、新しい調理法を学ぶ
  3. 和・洋・中・エスニックの新しい味付けに挑戦する

練習方法:1週間に1回、新しい料理を試す。


まとめ

  1. 料理の基本構造を理解する
  2. 味付けの法則を覚える
  3. 冷蔵庫の食材から料理を発想する
  4. 自由にアレンジする練習をする
  5. 料理のアイデアを増やす

少しずつ挑戦すれば、自然とオリジナル料理が作れるようになります!

料理のバリエーションを広げるために必要な基本構造とは?

料理を自由に作る力を身につけるためには、レシピを暗記するのではなく、料理の基本構造を理解し、応用できるようになることが重要です。 そこで、ChatGPTに「効率的に料理の基本構造を学ぶ方法」について尋ねました。

プロンプト

料理の基本構造についてもう少し教えてください。 私は、カレーと肉じゃがの基本構造は似ていると思います。一方、野菜炒めはそれらとは構造が異なります。 私は、最小限の基本構造を新たに学習することで、作れる料理の種類を効率よく増やしたいと考えています。 私がこれから習得すると良い基本構造を持った料理を、いくつか提案してください。

回答

料理の基本構造を効率よく学習し、作れる料理の幅を広げるために、以下のような「基本構造の異なる料理」を習得すると良いでしょう。


1. 煮込み系(カレー・肉じゃがと同じ構造)

例:ビーフシチュー、ミネストローネ、麻婆豆腐 - 基本構造:主役(肉・豆腐)+野菜+スープ(出汁・水)+調味料 - 特徴:水分を加えてじっくり火を通し、具材の味を馴染ませる

おすすめの新たな習得先: - ミネストローネ(トマトベースの洋風煮込み) - 麻婆豆腐(中華風のとろみのある煮込み)


2. 炒め系(野菜炒めの応用)

例:チャーハン、焼きそば、ガパオライス - 基本構造:主役(肉・魚・卵・炭水化物)+野菜+油+調味料 - 特徴:短時間で高温調理し、旨味を凝縮させる

おすすめの新たな習得先: - チャーハン(ご飯を加えた炒め物) - ガパオライス(ひき肉とバジルを炒めたエスニック料理)


3. 蒸し・焼き系(熱を通すがスープなし)

例:ハンバーグ、グラタン、茶碗蒸し - 基本構造:主役(肉・魚・卵)+つなぎ・野菜+加熱 - 特徴:オーブン・蒸し器・フライパンで熱を通し、スープなしで仕上げる

おすすめの新たな習得先: - ハンバーグ(肉+つなぎ+焼き) - 茶碗蒸し(卵+出汁+蒸し)


4. 和え・漬け系(加熱なし or 最小限の加熱)

例:ナムル、ポテトサラダ、漬物 - 基本構造:主役(野菜・豆腐)+味付け+時間 - 特徴:生のまま or 軽く加熱して味をなじませる

おすすめの新たな習得先: - ナムル(ごま油・醤油で和える韓国風の副菜) - ポテトサラダ(マヨネーズ系の和えもの)


5. 揚げ系(油を使った調理)

例:天ぷら、唐揚げ、コロッケ - 基本構造:主役(肉・野菜・魚)+衣+油 - 特徴:油で加熱し、外はカリッと中はジューシーに仕上げる

おすすめの新たな習得先: - 唐揚げ(鶏肉+下味+片栗粉or小麦粉) - コロッケ(じゃがいも+ひき肉+パン粉)


まとめ:新たに学ぶべき基本構造

  1. 煮込み系のバリエーション(ミネストローネ・麻婆豆腐)
  2. 炒め系の応用(チャーハン・ガパオライス)
  3. 蒸し・焼き系(ハンバーグ・茶碗蒸し)
  4. 和え・漬け系(ナムル・ポテトサラダ)
  5. 揚げ系(唐揚げ・コロッケ)

これらを習得すると、カレー・肉じゃが・野菜炒め以外にも幅広い料理を自由に作れるようになります!

これまでの対話から見えてきた料理の学習ステップ

ChatGPTからいろいろと良い提案が出てきました。このあたりで一度、私の料理の課題を整理し、さらに学ぶべきことを質問します。

プロンプト

なるほど。料理の基本構造を、調理法ごとに分類してくれたのですね。

「ステップ1:料理の基本構造を理解する」の説明より、 調理法を、炒める、煮る、焼く、蒸す、揚げる などから選択したうえで、 主役、脇役、味付けを様々に変えることで、さまざまなレシピが生まれるのだと理解できました。

私は無意識のうちに、以下のステップで調理をしていたことに気付きました。

  1. 調理方法を「炒め系」に決める。
  2. 主役(タンパク質や主食):肉、魚、豆腐、卵、ご飯、パスタなどから「肉」を選ぶ。
  3. 脇役(野菜や副材料):葉物野菜、根菜、きのこ類などから「冷蔵庫にあるもの」を選ぶ。
  4. 味付け(調味料)を選ぶ。

私の現状の課題は次の点であると思います。

  1. 炒め系の「味付け」のバリエーションが少ない。現状は、焼き肉のたれとポン酢しかバリエーションがない。
  2. 煮込み系の「味付け」のバリエーションが少ない。現状は、肉じゃがとカレー、シチューの味付けしかバリエーションがない。
  3. 蒸し・焼き系、和え・漬け系、揚げ系の調理経験がほとんどない。

これらを踏まえてさらなるアドバイスをください。

回答

ユーザーの課題を踏まえ、料理のバリエーションを広げるための具体的なアドバイスを提案します。


① 炒め系の「味付け」バリエーションを増やす

炒め物は「油+調味料」で味が決まります。以下の基本パターンを試してみてください。

和風

  • 醤油+みりん+酒+生姜(生姜焼き風)
  • 味噌+みりん+にんにく(回鍋肉風)
  • 醤油+バター+にんにく(バター醤油炒め)

中華風

  • オイスターソース+醤油+ごま油(中華炒め)
  • 豆板醤+醤油+砂糖(ピリ辛炒め)
  • 甜麺醤+醤油+にんにく(回鍋肉風)

洋風

  • 塩+胡椒+オリーブオイル+にんにく(ペペロンチーノ風)
  • バター+醤油+レモン(バター醤油炒め)
  • トマト+コンソメ+ケチャップ(洋風トマト炒め)

エスニック

  • ナンプラー+レモン+唐辛子(タイ風炒め)
  • クミン+コリアンダー+塩(スパイス炒め)
  • カレー粉+ヨーグルト+塩(インド風スパイス炒め)

練習方法: - 普段の炒め物で「焼き肉のたれ」や「ポン酢」の代わりに、上記の味付けを1つずつ試してみる。


② 煮込み系の「味付け」バリエーションを増やす

煮込みは「出汁+調味料」の組み合わせで広がります。

和風

  • 醤油+みりん+出汁(肉じゃが系)
  • 味噌+酒+砂糖(味噌煮)
  • 醤油+砂糖+しょうが(すき焼き風)

中華風

  • オイスターソース+醤油+鶏ガラスープ(中華風煮込み)
  • 豆板醤+甜麺醤+ごま油(麻婆豆腐風)
  • 五香粉+醤油+紹興酒(中華風角煮)

洋風

  • トマト+コンソメ+にんにく(ミネストローネ系)
  • ワイン+バター+塩胡椒(ビーフシチュー系)
  • 生クリーム+チーズ+コンソメ(クリーム煮)

エスニック

  • ココナッツミルク+カレー粉+ナンプラー(タイカレー系)
  • ヨーグルト+クミン+コリアンダー(インドカレー風)
  • トマト+スパイス+レモン(モロッコ風タジン)

練習方法: - 肉じゃがやカレーのレシピをベースにして、調味料を入れ替えるだけで別の料理を作ってみる。


③ 蒸し・焼き系、和え・漬け系、揚げ系に挑戦する

新しい調理法を経験することで、料理の幅を広げる。

蒸し系

  • 茶碗蒸し(卵+出汁+蒸す)
  • シュウマイ(ひき肉+野菜+皮+蒸す)
  • 蒸し鶏(鶏むね肉+酒+塩+蒸す)

練習方法: - フライパンに少し水を入れて蒸し焼きする「蒸し焼き」から始めてみる。

焼き系

  • ハンバーグ(ひき肉+パン粉+焼く)
  • グラタン(ホワイトソース+チーズ+オーブン)
  • 照り焼きチキン(鶏肉+醤油+みりん+砂糖)

練習方法: - フライパンで簡単に作れるハンバーグや照り焼きから挑戦。

和え・漬け系

  • ナムル(もやし+ごま油+塩)
  • ポテトサラダ(じゃがいも+マヨネーズ+酢)
  • 塩昆布キャベツ(キャベツ+塩昆布+ごま油)

練習方法: - 野菜を切って調味料と和えるだけの簡単なものからスタート。

揚げ系

  • 唐揚げ(鶏肉+醤油+片栗粉)
  • コロッケ(じゃがいも+ひき肉+パン粉)
  • 天ぷら(野菜+天ぷら粉+揚げる)

練習方法: - 少ない油で揚げ焼きできる「唐揚げ」から始めてみる。


まとめ

  1. 炒め系の味付けを増やす → 和・洋・中・エスニックのバリエーションを試す。
  2. 煮込み系の味付けを増やす → 調味料の組み合わせを変えてレパートリーを増やす。
  3. 蒸し・焼き・和え・揚げの調理法に挑戦 → まずは簡単なレシピからスタート。

これを少しずつ試していけば、自由に料理を作るスキルが身についていきます!

ChatGPTを活用した料理学習の気づきと今後の展望

  • 最近は、ChatGPTの提示した情報をよく読んで理解したうえで、一度まとめることが多くなりました。こうした方が、対話の方向性が定まりやすいと感じます。
  • プロンプト内容が、自然な会話内容に近づいてきています。しかし「ChatGPTにインプットする」意識は常に持っています。現状の課題や背景、目指す先などをプロンプトに含めるようにしています。
  • 対話を通じて、自分ができることとできないことが整理されました。また、次にトライすべき具体的な作業(味付けを増やす、新たな調理法に挑戦)が明確になりました。
  • 今後は具体的に「この調味料の配合は?」のような対話をすることで、実際に料理を作れそうです。
  • 生成AIは「〇〇のやり方は?」のような簡単な質問にだけではなく、今回のような「私は今後どうすれば良いのか」といった相談事にも使えるのだと分かりました。