はじめに
こんにちは!クラウド事業部の早房です。
今回は、先日ラスベガスで開催された AWS re:Invent 2023 内で発表のあった新サービス「Amazon Q」 についてご紹介します。
Amazon Q について
Amazon Q とは?
以下公式ドキュメントより抜粋です。
Amazon Q は、AI を活用した新しいタイプの生成アシスタントです。これは特に仕事向けであり、企業の情報リポジトリ、コード ベース、エンタープライズ システムにあるデータと専門知識を使用して、会話、問題解決、コンテンツの生成、アクションの実行を行うために、お客様のビジネスに合わせて調整できます。
Amazon Q は、タスクを合理化し、意思決定と問題解決を迅速化し、職場での創造性とイノベーションを促進するのに役立つ、関連性の高い実用的な情報とアドバイスを迅速に提供します。
aws.amazon.com
ちなみに Amazon Q の「Q」の由来は Question のほか、「007」シリーズ内キャラクターや「スター・トレック」シリーズのキャラクターもモチーフにされているようです。
www.itmedia.co.jp
料金とプラン
Amazon Q Business と Amazon Q Builder の 2 プランが用意されており、それぞれユーザーごとに 20 ドル/月、 25 ドル/月 となっています。
それぞれのプランがサポートする機能については以下公式サイトに記載があります。
aws.amazon.com
なお、プレビュー期間中は無料で使用できます。
早速使ってみた
起動方法
マネジメントコンソールにログインしたところ、画面右に見慣れないアイコンがありました。
クリックしてみるとチャットボットのような画面が起動。
使用例①
試しに 「EC2 を Auto Scale して且つロードバランシングしたい」と聞いてみました。
現段階では英語のみしか使用できないようなので、英語で入力。
返答がきました。
具体的な手順だけではなく、ソースとなる公式ドキュメントまで表示してくれました。
ドキュメントを漁る手間が省けそうなのでかなり便利!
使用例②
続いて、トラブルシュート系の質問も投げてみました。
EC2 に SSH 接続出来ない理由を聞いてみます。
該当の EC2 の 22 番ポートを閉じたので、「セキュリティグループのインバウンドルールがおかしい」的な回答を期待。
質問を投げると瞬時に回答してくれます。
回答を和訳すると・・・
ネットワーク接続の問題についてサポートが必要のようです。Amazon Q は VPC Reachability Analyzer と連携して、ネットワーク接続の問題をトラブルシューティングするためのインタラクティブな生成 AI エクスペリエンスを提供します。ここでプレビュー エクスペリエンスを試すことができます(米国東部、バージニア北部地域で利用可能)。
とのことなので、preview experience here をクリックしてみると、
AWS Q for Reachability Analyzer の画面に遷移し、セキュリティグループのインバウンドルールが不足しているという期待通りの回答!
このように、AWS 内のサービスと連携してユーザーに情報を提供することもできます。
とても便利。
まとめ
試しに使ってみましたが、公開情報を漁る手間が省けたり、トラブルシュートを行うこともできちゃうのでかなり重宝されるサービスだなと感じました。
今まではサポートに問い合わせていた内容も、Amazon Q に聞くことで解決するケースも増えそうです。
AWS Q for Reachability Analyzer の他にも、Amazon Connect と連携した Amazon Q in Connect などもあり、Amazon Q の登場で既存のサービスが更にパワーアップしそうな予感です。
aws.amazon.com
現在はプレビュー段階ですが、GA が非常に楽しみなサービスの一つになりました!
おわりに
私達クラウド事業部はAWSなどのクラウド技術を活用したSI/SESのご支援をしております。
https://www.ap-com.co.jp/service/utilize-aws/
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。