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Accelerating the Development of Viewership Personas with a Unified Feature Store(統一された特徴量ストアで視聴者ペルソナの開発を加速する)

GLB事業部Lakehouse部の陳(チェン)です。サンフランシスコで開催されているData + AI SUMMIT2023(DAIS2023)に参加している永里の報告をもとに、「Accelerating the Development of Viewership Personas with a Unified Feature Store(統一された特徴量ストアで視聴者ペルソナの開発を加速する)」という講演の概要をご紹介します。

本講演は、データ活用による視聴者ペルソナ開発の加速について取り上げています。講演では、データを活用して顧客の旅程を計画するためのプラットフォーム「Gemini」と、その内部データユーザー向けのOne-Stop Shopである「Unified Feature Store(統一された特徴量ストア)」について紹介されました。データベースをオーケストレーションツールまたはプラットフォームの1つとして使用し、自動化ツールとしてデータベースワークフローを実行することで、視聴者パソナの開発を効率化する方法が説明されました。

データベースを活用したワークフローの自動化

データベースは、オーケストレーションツールやプラットフォームとして活用されることが多く、データベースワークフローを自動化することで、効率的なデータ管理が可能になります。具体的には、以下のような手法が挙げられます。

  1. データベースをオーケストレーションツールとして使用し、データワークフローを自動化する。
  2. データベースをプラットフォームとして活用し、データの収集・分析・活用を一元化する。

顧客の好みに合わせた提案のための統計情報を提供

Geminiプラットフォームでは、顧客が開発したパッケージ、購入したもの、前月に視聴したものに基づいて、1日ごとに1人の顧客の統計情報を提供します。よって、以下のような顧客の好みにあわせた計画を提示することが可能になります。

  1. 顧客の興味・関心に基づいたコンテンツの提案
  2. 顧客の購入履歴に基づいたマーケティング戦略の策定
  3. 顧客の視聴履歴に基づいたリコメンデーションの最適化

Unified Feature Storeによるデータ活用の効率化

Unified Feature Storeは、Geminiプラットフォーム内部のデータユーザー向けのOne-Stop Shopであり、以下のような機能を提供しています。

  1. データの一元管理: さまざまなデータソースから収集されたデータを一元化し、データユーザーが容易にアクセスできる
  2. データの標準化: 異なるデータソースからのデータを統一された形式に変換し、データユーザーが利用しやすい形で提供する
  3. データの品質管理: データの品質を維持・向上させるための仕組みを提供し、データユーザーが信頼性の高いデータを利用できる

このように、データベースの活用方法を工夫することで、視聴者ペルソナの開発を効率化し、顧客の好みに合わせた提案を計画することが可能になります。GeminiプラットフォームとUnified Feature Storeを活用することで、データユーザーはより効率的にデータを活用し、ビジネスの成長を加速させることができるでしょう。

まとめ

講演では、データ活用による視聴者ペルソナ開発の加速について、GeminiプラットフォームとUnified Feature Storeの紹介を通じて紹介しました。データベースの活用方法を工夫することで、視聴者ペルソナの開発を効率化し、顧客の好みに合わせた提案をすることが可能になります。今後もデータ活用の進化に注目していきたいと思います。

おわりに

現地でのDAIS2023に参加しているメンバーからの報告をもとに、セッションの内容をご紹介しました。 セッションに関する記事を以下の特設サイトに順次上げていきますので、見ていただけると幸いです。

www.ap-com.co.jp