APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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Making Travel More Accessible for Customers Bringing Mobility Devices(モビリティデバイスをお持ちのお客様にも旅をより身近に)

はじめに

GLB事業部Lakehouse部の阿部です。現地でのData + AI SUMMIT2023(DAIS)に参加している金丸の報告をもとに、セッションの内容をまとめた記事を書きました。

DAISでのセッションに関する記事は、以下の特設サイトにまとめています。 こちらも見ていただけると幸いです。

https://www.ap-com.co.jp/data_ai_summit-2023/

車椅子利用者の旅行をより快適にする取り組みについて

今回は、車椅子利用者の旅行をよりアクセスしやすくするための取り組みについての講演を取り上げたいと思います。講演名は'Making Travel More Accessible for Customers Bringing Mobility Devices'であり、講演者はアメリカン航空のPrincipal Data EngineerであるTeja Tangeda氏とSr. Data EngineerであるMadhan Venkatesan氏です。 この講演は、車椅子を利用する旅客のために、車椅子の輸送に関する課題を解決することを目指しており、航空会社や旅行代理店の従業員、車椅子を利用する旅客やその家族、車椅子の製造業者や販売業者にとって非常に興味深い内容となっています。

それでは、早速その内容を見ていきましょう。

車椅子輸送の課題と現状

まずはじめに、車椅子利用者が旅行をする際に直面する車椅子輸送の課題について説明されました。車椅子にはさまざまな種類があり、それぞれの車椅子に合わせた輸送方法が必要となります。また、電動車椅子のバッテリーは、航空機内での安全 性を確保するために特別な取り扱いが必要です。

現在のシステムでは、車椅子のチェックインが反映されておらず、車椅子の輸送に問題が生じています。具体的には、旅行者が車椅子のチェックインを行っても、その情報が正確に伝わらず、車椅子の輸送がスムーズに行われないことがあります。また、車椅子の取り扱いに関する知識が不足しているため、車椅子の輸送が適切に行われないことがあります。

車椅子輸送のデータ収集と処理の課題

次に、車椅子輸送に関するデータ収集と処理の課題について説明がありました。講演では、データ処理のためにDATからSpark Structural Streamingへの移行することで、リアルタイムでのデータ処理が可能になり、車椅子利用者にとってより便利な旅行が実現できると期待しています。

また、最新の概念や機能、サービスについても触れられました。これらは、車椅子利用者にとって旅行をより快適にするために重要な要素です。IoT技術やAI技術の活用、クラウドサービスの活用などが紹介されました。

新システムの導入と効果

最後に、新システムの導入により、車椅子利用者の旅行がより快適になることを期待していると説明しました。リアルタイムでの車椅子追跡システムの導入により、旅客サービスが向上し、車椅子利用者が安心して旅行を楽しむことができるようになります。

また、車椅子関連のミスハンドリングが減少し、顧客満足度が向上することを期待しています。さらに、フロントラインのエージェントからのフィードバックをもとに、システムの改善が続けられると説明されました。

まとめ

今回の講演では、車椅子利用者の旅行をよりアクセスしやすくするための取り組みを紹介しました。車椅子輸送の課題やデータ収集と処理の課題について詳しく説明され、新システムの導入による効果を期待しています。

おわりに

現地でのDAISに参加しているメンバーからの報告をもとに、セッションの内容を解説しました。DAIS期間中では、セッションに関する記事を以下の特設サイトに順次上げていきますので、見ていただけると幸いです。

https://www.ap-com.co.jp/data_ai_summit-2023/

引き続きどうぞよろしくお願いします!