こちらはエーピーコミュニケーションズ Advent Calendar 2022 19日目の記事となります。
はじめに
はじめまして。
今年の4月にAPCに新卒入社しました、ACS事業部の佐藤です。修論とバイトで忙殺されてたのが一年前とは…時間が経つのは早いものです。
簡単に私の自己紹介をします。
今年3月まで、ある大学院で形式言語理論と呼ばれる(ソフトウェア寄りの)分野の研究をしていました。
とはいえ専門分野と同じことを仕事でやらないといけない理由など無いと考えていますから、せっかくなので実戦経験の少ないインフラエンジニアも良いな……という経緯で入社しました。
ちなみに最近の趣味はアニメを見ることです。永遠に今期が続いて欲しい……
入社後の話ですが、配属前の研修については同期のブログでも取り上げていますので、ここでは割愛します。
配属直前の段階で「Azureって何ですか?」という質問をして上長と事業部長に絶妙な表情を向けられていた私でしたが、
色々と上長にお世話になったお陰で、最近は業務でも何とかやっていけるようになりました。多分
そんな中で、私はとある技術イベントの出展に向けた旗振り役(もといPM)を引き受けることになりました。
なぜ技術イベントのPMを引き受けたのか?
実は、パワハラではなくw私自身がやりたいと言って立候補したからです。
なぜ立候補したのかについて、以下に列挙してみました。
- 経験したことがない何かに挑戦したかったから
- 色々な人と関わる業務をする良い機会だと思ったから
私は性格的に控え目(のつもり)なのですが、それ以上に挑戦的な性格でもあるようです。
実際には予想以上に大変な仕事だったたものの、結果として、初のPMを経験したお陰で様々な学びがありました。
初のPMでの学び
初のPMを経験して得た学びの中でも、特に心に残ったものを挙げます。
- 目的/目標の重要性
- 人に動いてもらうことの難しさ
- 内外の変化を前提として考えるべきということ
- (初めてPMをやる場合)PM経験者や有識者のアドバイスを求めるべきということ
目的/目標の重要性
イベント出展の直前まで出展の目的/目標がブレていたためにドタバタとしていました。
というのも、当初は自分が何を判断して、何を皆で議論すべきか区別が付かなかったために、色々と決めるべきことを後回しにしていたという背景があります。
まずは最優先で、何故?何のために?を問うことの重要性を思い知らされました。
普段の業務でも
「何故これをすべきなのか?」
と立ち戻り、相手の望むものとのズレをなるべく小さくするという考え方として活かされているように感じます。
人に動いてもらうことの難しさ
当たり前のことですが、誰が / 何を / いつまで / どのような形で / どのように を明確にしてお願いするか、あるいは 依頼する前に現状の認識や依頼するに至る経緯を共有しておくことが必要だと感じました。
PMに限りませんが、誰かにふわっとした依頼をすると(仮に快諾してくれたとしても)十中八九は期待通り行かないことがほとんどだと思います。
気を付けなければならないのが、逆に自分がふわっとした依頼をされる側だった場合です。
自分では「あの人が期待しているモノはこういうモノだろう」と思っていても、その想像が間違っていた場合は相手にも迷惑が掛かりますし、何より自分の時間が無駄になってしまいます。
お互いに損しか無いので、この経験を経て私は依頼する時 / 依頼される時は成果物のイメージをしっかり擦り合わせるようにしています。なお完璧に行くとも限らない模様
内外の変化を前提として考えるべきということ
これは関係者が多数存在する仕事ゆえの問題かもしれませんが……
「こうしたいなぁ~」と頭の中でグルグル考えている間にも、日々刻々と状況は変化していきます。
例えば、まだ展示ブースでどういうフローで回すか(呼び込みが何人で~等)を決めていない段階であれば、心配した他の人から「こうしたら良いのでは?」という意見が上がってきます。
意見が出るのはとても良いことなのですが、各々の意見がカオスに飛び交う状態が延々と続いてしまうと、かえって何も決まらないといった状況に陥ってしまいます。
また、後から次々とやることが増えるという問題もあります。
後に回したりしていると、急にオーバーフローしてしまい結局判断が雑になってしまう可能性があります。
そのため、(タスクにせよ判断にせよ)今ここで出来ることはサクサク早めに片付けておくべきだと思いました。
(初めてPMをやる場合)PM経験者や有識者のアドバイスを求めるべきということ
元々、協働してチームを率いるといった活動をこれまで私は経験してきませんでした。
1人で勉強し、1人で研究し、1人で調べて……という私の過去の習慣が身に染み付いていましたが、
そんな私に以前の出展イベントの際にお世話になった方から
「判断できないことがあったら、すぐ人に頼ってくれ」
と伝えられました。
そのため、その方含めて有識者の方々に色々と相談に乗っていただきました。
その結果、なんとかイベントを無事に完遂することが出来ましたが、誰にも相談せず進めていたら大変なことになっていたかもしれません。
今後も分からないことが業務の中で出てくることはあると思いますが、自力で全てどうにかするのではなく、(ある程度は自力で考えた上で)相談するべきだと思いました。
おわりに
本記事では、新卒1年目の佐藤がPMにチャレンジして得た学びを共有させていただきました。
これからIT業界への就職を検討されている方や、新卒1年目でどのような仕事をするのか気になっている方の参考になれば幸いです。