
cronの起動を待つのがつらい
おはこんばんちは!コンテナソリューショングループの髙井です。
GitHub Actionsのワークフローを定期実行させるのに、以下のようにcronを指定したりしますよね。
name: my-ultra-super-great-delicious-workflow
on:
schedule:
- cron: '00 19 * * *'
でもこれ、workflow自体の動作確認をサッサと終わらせたいときにちょっと困ります。
とはいえpushとかを指定しちゃうとデバッグのときはいいものの、最後にpushを削除してやる手間も発生します。
てなわけで、普段は悪さをしない形で、かつ好きなタイミングで手動起動できるようにしていきましょう。
workflow_dispatchを使えばOK
いきなり結論から言いますが、workflow_dispatchを指定すればOKです。
具体的には、先ほどのコードに以下のように追記します。
name: my-ultra-super-great-delicious-workflow
on:
workflow_dispatch:
schedule:
- cron: '00 19 * * *'
デフォルトブランチならGitHubのGUI上で起動できる
ワークフローのymlファイルを追加したのがGitHubのデフォルトブランチ上であれば、下記のようにActionsのページからRun workflowにより手動起動できます。

デフォルトブランチ以外で起動する場合
デフォルトブランチ以外で起動する場合はGitHub CLIを使うのがお手軽です。
公式のInstallationにしたがってインストールすればOKですが、下記の記事でも説明しています。
ワークフローの手動起動
GitHub CLIでのログインが完了したら、いよいよワークフローを手動で起動します。
gh workflow run <ワークフロー名> --ref <ブランチ名>
うまくいくと下記のようなメッセージが返ってきます。
Created workflow_dispatch event for <ワークフローファイル名> at <ブランチ名> To see runs for this workflow, try: gh run list --workflow=<ワークフローファイル名>
メッセージ通りCLI上で結果も確認できますが、普通にブラウザ上のGUIで確認してしまってもよいでしょう!
また、ワークフローが動いている間は、以下のコマンドで進捗状況をリアルタイムに見ることが可能です。
gh run watch
おわりに
以上で、ワークフローを手動でトリガーできるようになりました。
GitHub CLIにはワークフローの起動の他にも便利なポイントがたくさんあるので、ぜひいろいろ試してみてください!それでは~