本記事は下記URLに移動しました。
5秒後に自動的に移動します。
この記事は、エーピーコミュニケーションズ Advent Calendar 2018 の11日目のエントリです。
目次
はじめに
先進サービス開発事業部の内藤(@naitwo2)です。
現在わたしは自社プロダクトの開発部署で働いていますが、数年前まではインフラエンジニアとしてネットワーク&サーバのインテグレーション業務(以下SI)をやっていました(10年くらい)。
ちなみに、現在開発しているプロダクトはこんな感じです。
- ファイアウォール テスト自動化製品「NEEDLEWORK」
- パロアルトネットワークス社製次世代ファイアウォールのログ可視化ツール「PALallax」
- ネットワーク機器のログ可視化ツール「LForM」
- ソーシャルRSSリーダー「NEIGHBORS」
SIの業務では、多くの業務をWindows端末で行っていましたが、プロダクト開発の部署に異動するタイミングでMacに移行しました。
異動した後も少しの間 SI業務をやることがありましたが、Windowsで馴染んでいたツールがMacになく切ない気持ちになったので、今後Macに移行する方のためにツールのまとめをしてみました。
https://needlework.jp/article/networkengineer_mac_tools慣れ親しんだツールたち
Windows時代は下記ツールを使っていました。
- Consoleケーブル / USB変換
- Tera Term(ターミナルソフト)
- ExPing(連続Ping)
- Lhaplus(ファイルの圧縮 / 解凍)
- WinMerge (Diff)
- MKEditor(テキストエディタ)
- iPerf(スループット測定)
- Wireshark(パケットキャプチャ)
- Chrome(ブラウザ)
- Excel、Word、PowerPoint(言わずもがな)
Macで使っているツールたち
Mac移行後に使っているツールたちです。
ツール名だけ知りたい人は「まとめ」をご覧ください。
Consoleケーブル / USB変換
コンソールケーブルは、Cisco製品に付属していたシリアルケーブル(通称きしめんケーブル)を使っていました。検証ルームによく転がっていましたね。
Cisco Systems Cisco RJ-45 DB-9 シリアルケーブル 72-3383-01 シスコ純正品
- 出版社/メーカー: Cisco Systems
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
コンソールケーブルのコネクタ形状はD-sub9ピンのため、ELECOMの変換ケーブルでUSBに変換して使っていました。
ELECOM USBtoシリアルケーブル USBオス-RS-232C用 UC-SGT1
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2014/01/31
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
Mac移行後は下記ケーブルを使っています。
ドライバ不要で使えます。USBなので変換不要。
KAUMO USB RJ45 シリアル コンソールケーブル FTDI チップ(Cisco Juniper などに対応) (2.0m, レッド)
- 出版社/メーカー: KAUMO
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
Windowsでも普通に使えるようなので、Windowsユーザもこちらのケーブルをおすすめします。
端末にUSB変換のドライバがインストールされてない!!とかで、データセンターでションボリすることが防げます。
ターミナルソフト
ターミナルソフトは、安定の「Tera Term」を使っていました。
サーバ上にSSHして、ファイルをアップロード/ダウンロードする時もこのソフトウェアひとつでSCPできたのでかなり便利でした。
Mac移行後は「iTerm2」を使っています。Macユーザならお馴染みだと思います。
ログの取得
正常性の確認や各種検証時・・・多くの場面でネットワークエンジニアはログ取得を取得すると思います。
iTerm2でも予め設定をすることで、ログを自動的に取得することができます。
プロファイル選択(下記画像では”Default”を選択)→「Session」→「Miscellaneous」から設定
コンソール接続
Windowsの場合はコンソールケーブルを接続するだけで(必要に応じてドライバインストール)使用可能でしたが、Macでコンソール接続するまでには少し作業が必要になります。
① シリアルケーブルをMac、および接続対象機器(ルータ等)に接続します。
② iTerm2を起動し、以下のコマンドを実行します。
ls -l /dev/tty.*
「/dev/tty.usbserial-<英数字>」というファイルが表示されると思います。
ls -l /dev/tty.*
crw-rw-rw- 1 root wheel 21, 0 12 10 10:05 /dev/tty.Bluetooth-Incoming-Port
crw-rw-rw- 1 root wheel 21, 2 12 11 15:16 /dev/tty.usbserial-A111111Z
③ screenコマンドを実行し、①のファイルを指定します。
screen /dev/tty.usbserial-A111111Z
④ 接続対象機器のプロンプトが表示されます。
ちなみに、プロンプトから抜けるには以下のコマンドを実行します。
ctrl+a k
Really kill this window [y/n] y
連続Ping
障害試験時の通信断時間や、各セグメントへの到達性を確認するには、「ExPing」を使っていました。
チューリップのアイコンが印象的で、炎上案件で使っていたときは夢にまででてきた・・・。
Mac移行後は、@nnao45 さんが開発したGo言語製のツール「pexpo」を使っています。
GitHub - nnao45/pexpo: Terminal sending ping tool written in Go.
テキストでPing打ち先リストを作って実行すると、それぞれのホストへ交互にPingを打ってくれます。
Lossした割合や回数も出力してくれます。
ファイルの圧縮 / 解凍
ZIPファイルに圧縮、解凍するツールは、「Lhaplus」を使っていました。
パスワード付きのZIPもこれで作ってました。(この文化は中々無くならないですね・・)
Macは標準でZIP圧縮・解凍ができるので、通常はそちらを使ってます。
パスワード付きのZIPはコマンドラインで作ってます。
zip -ej file.zip <圧縮対象のファイル>
「 e 」オプションでパスワード指定が行なえます。
「 j 」オプションをつけることで、ファイルのパスを記録せずに、対象パスまでのディレクトリ構造を含まない形で圧縮できます。
Diff(テキスト比較)
コンフィグの設定変更前後の差分確認等で大活躍のDiffツール。
わたしは「WinMerge」を使っていました。
Mac移行後は「DiffMerge」を使っています。
シンプルな操作性で、2つのテキストを比較できます。
テキストエディタ
わたしは「MKEditor」派でした。
Mac移行後は「CotEditor」と「Visual Studio Code」を使っています。
この辺はたくさんツールがあるのでお好みですね。
その他
その他の下記ツールは、Mac版があるため継続して使っています。
まとめ
最後に、WindowsとMacで利用しているツールのまとめです。
それでは、よいMacライフを!!
この記事を書いた人