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先進サービス開発事業部の内藤です。
ネットワークエンジニアなら誰でも1度は触れたことがあるツール「ExPing」。
2005年に更新が終了していますが、いまだに使わる続ける凄いツールです。
私もネットワークエンジニアをやっていた10年間はPCに必ずインストールしていました。
最近、他部署とPingツールの話になりましたが、やはり皆さんExPingをつかっているみたい・・・。
他に使っているPing実行ツールはないのか?と疑問に思ったので、少し調べてみました。
※Windowsで使えるツールを探しました
Twitterアンケート結果
Twitterで募集した「Ping実行ツール何使ってる?」アンケート結果です。
ExPingが圧倒的でした。
ExPing
自分はネットワーク構築後のテストで主に使っていました。
送信間隔 500ミリ秒、タイムアウト 500ミリ秒 がよく使う設定で、1回NGがあるとネットワーク断時間約1秒とみなしていました。
Ping実行画面。見てるとなぜか落ち着く・・・。
UIもわかりやすく、シンプルだけど必要な機能はそろってます。
これは長く使われますね。
pexpo
作業PCをWindowsからMacに変更してから使っていたツールです。
Windowsでも利用できます。以前 別の記事でも紹介しました。
こちらもシンプルで使いやすい。
Ping対象リスト(ping-list.txt)を作成して、コマンド実行するだけ。
pexpo -f ping-list.txt
NGだった箇所もわかりやすく、同じ画面に統計も表示されます。
Ping実行間隔とタイムアウト値もオプションで変更可能です。
動作画面は公式ページに掲載されている動画のほうが見やすいです。
エビデンスはこんな感じです。こちらもシンプルで良いですね。
[2020-08-20 19:08:34.362] o support.needlework.jp 73.3413ms noname_host
[2020-08-20 19:08:34.877] o 8.8.8.8 1.2467ms Google_IPv4
[2020-08-20 19:08:35.397] o 8.8.4.4 2.0679ms Google_IPv4
[2020-08-20 19:08:35.991] o support.needlework.jp 69.3738ms noname_host
[2020-08-20 19:08:39.004] x 8.8.8.8 ping...faild... Google_IPv4
[2020-08-20 19:08:42.014] x 8.8.4.4 ping...faild... Google_IPv4
[2020-08-20 19:08:42.686] o support.needlework.jp 69.5217ms noname_host
[2020-08-20 19:08:43.206] o 8.8.8.8 1.0845ms Google_IPv4
[2020-08-20 19:08:43.720] o 8.8.4.4 1.114ms Google_IPv4
エビデンスの保存先は「C:\Users\ユーザ名\.pexpo」です。
curlを継続的に実行することもできるようです。
※対象のIPアドレスにHTTP Getを継続して実施
pingkeeper
※追記※
金魚さんから教えてもらいました。
最近、こんなツールも知りました!
— よこち(yokochi) (@akira6592) 2020年8月20日
高速マルチスレッドping&tracerouteツール【pingkeeper】の紹介 https://t.co/TAxFTugvtM #Qiita
ExPingとpexpoは直列でのPingのみ対応していますが、pingkeeperは並列Pingに対応しています。
ネットワーク障害テストの断時間は秒単位で測定します。
直列Pingの場合、宛先の数が多いと結果にズレが出てしまいます。
並列でPing実行できるツールは少ない(他にある?)ので貴重です。
こんなツールが出てるとは・・・。
XPing
※追記※
TwitterのDMで教えていただきました。
並列Ping対応しているツールです。トーレスルート確認も可能。
パラメータはExPingに近いですね。
番外編
deadman
番外編です(おそらく、そのままだとWindowsで使えない)。
※今回はMacで動かしています
名前はdeadman。デッドマン!!?と思いましたが、Pingの死活を監視するツールなのでその名がつけられているみたいです。
Interop TokyoのShowNet用に作られたツールのようです。
こちらもシンプルなツールで、リストに記載した宛先にPingを送信して結果を表示するというもの。
パッと見た感じ、エビデンス出力やPing送信間隔、タイムアウト値の変更はできないようでした。
ネットワーク構築後のテストで使うというより、ネットワーク監視で使う用途だからだと思います。
mtr
金魚さんが紹介していたツール。
Linuxで使えるようです。
mtr っていう、連続 traceroute できるツールを初めて使ってみました。便利ですね。この動画は、途中で冗長化している経路を切って、経路を変えた様子。 pic.twitter.com/R1hxeE46SW
— よこち(yokochi) (@akira6592) 2020年5月2日
経路の切り替わりまで分かるすぐれもの。
今回試してませんが、Windowsで使えるWinMTRというツールもありました。
NEEDLEWORK
最後は宣伝をさせてください(笑)
当社で開発している「NEEDLEWORK」にもPing実行機能があります。
他ツールとの機能的な違いは1台で複数宛先のPingを実行できるというものです。
(もちろん、他ツールにはあってNEEDLEWORKに無い機能もあります)
Pingの送信元・宛先として使うPCを用意する必要がなく、NEEDLEWORK上で仮想的にPC(ホスト)を生成して複数のPingを実行可能です。
ご興味ある方は下記の記事をご覧ください。
おわりに
今回Windowsで使えるPing実行ツールを探しましたが想像以上に少なかったです。
※「ネットワークテスト時に利用する」という観点で
ExPingの完成度が高く必要十分な機能が実装されているというのも、市場にあまり同じようなツールがない理由かもしれません。
みなさんはどんなツールを使っていますか?
ぜひTwitterのDM等で教えて下さい。
Ping実行ツール以外にも、ネットワークエンジニアがマストで使っているツールについて今度調べてみようと思います。