APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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GitHub Galaxy Tokyo 2023に参加してきました

commit, push...commit, push...commit, push..( ゚д゚)ハッ!
こんにちは、ACSDの谷合です!

皆さん元気に開発してますか? 私は業務中はもとより、子供たちの登園後に始業までガリガリ個人開発を楽しんでいます。

ところで、現代社会のエンジニアの皆さんは開発においてGitHubさんに大変お世話になっているかと思います。 ということで、去る6/14(水)にGitHub Galaxy Tokyo 2023なるイベントが開催されていましたので、午前中の部のみ参加してきた思い出をRecapしてみたいと思います。

resources.github.com

まず、会場はザ・リッツ・カールトン東京という何ともセレブな場所でした。(極度の方向音痴の私は、地下鉄を降りて東京ミッドタウン内で約30分ほど迷子になったのは秘密です)
普段こんなハイソは場所に来ない私は「ほんとにここであっているのであろうか?」とドキドキしながら、会場入りしました。するとGalaxy 2023の立て看板が見え、テンションぶち上げです!

さっそく受付をスマートに済ませました(受付タブレットで、メールアドレスのアンダーバーを出すのに苦戦したのはこれまた内緒です)
ザリッツカールトン東京様の軽食が提供されていましたが、自宅で沢山朝ご飯を食べてきた私は軽食に目もくれず、優雅にソファに腰かけその時を待ちます。

会場の扉が開きました!早速会場一番前のテーブルのど真ん中の席をゲットしました。
幸先がいいですね!!(日頃徳を積んでいるおかげでしょうか?

10:20 いよいよ開会です。

デベロッパーセッション開始のご挨拶

非常にウィットに富んだ挨拶をされていました。
GitHub Japan社でもGitHub Galaxyのオフラインイベントは数年ぶりらしく、一旦の自粛は終わったのだなと改めて感じました。

今更きけない開発者向けGitHub動向とロードマップ

以下私の心に残っていることです。

  • GItHubの検索エンジンはRustでフルスクラッチで書かれており、正規表現を駆使した検索が可能となっている

  • Required workflowsを使用することで、Organizationに存在するドメインレベルでworkflowを実行する許可を与えることができる。
    つまり、Organizationに存在しないドメインからのでPRは許可しないなどの設定が可能となる。 github.blog

  • Secret Scanはissue内のsecretまで検知可能
    PRだけかなあと思ってましたが、issueもいけるんですね! github.com

  • 他社CI/CDパイプラインをGitHub Actionsに移行可能な「GitHub Actions Importer」
    パイプラインごと移行できるのは何とも素敵ですよね。
    以下のPlatformから移行できるようです。

    • Azure DevOps
    • Bamboo
    • CircleCI
    • GitLab
    • Jenkins
    • Travis CI

すべてのロードマップは以下を参照ください! github.com

また、GitHubの今後のプロジェクトは以下の資料からも確認できます!! githubnext.com

今更きけない管理者向けGitHub動向とロードマップ

主にコスト管理について、話されていました。
Enterpriseのコスト管理に活発に開発が進んでおり、今後便利な機能がどんどんリリースされていくとのことでした。

GitHub Copilot ディープダイブ

GitHub Copilotの裏側やデータフローについて解説されていました。
GitHub Copilot はMicrosoft AzureのテナントでOpenAI Modelと連携しながら動いているようでした。
その際、感情分析(暴言など)も考慮してコードをサジェストしてくれているのにはびっくりしました。

また、GitHub Copilot は開いているタブやファイルからも情報を受け取り、提案内容を考えてくれているようです。 これについて、私でも簡単な検証してみましたので、本記事の最後に記載します。

質疑応答

「GitHub Copilot Product Specific Terms」のDefense of Third Party Claims.の章にCopilotが生成したコードが権利侵害で第三者に訴えられた場合、GitHub社が最大50万ドルまで保護すると記載がされていたようですが、いつの間にかこの文言は削除されている、現在は保護されないのかといった質問がありました。
これについてGitHub社の回答は、以下の通りでした。

「大元の契約に準ずる」に文言変更されている。契約に基づいて訴訟からは守るため、逆にお客様を保護する意味合いは強くなった。

「GitHub Copilot Product Specific Terms」を見ると確かにそう書かれていますね。これはGitHub Copilotを安心して利用する機運が高まるのでは?と感じましたし、これを聞けただけでも、今回のイベントは参加して良かったと思います。

4.Defense of Third Party Claims.
If your Agreement provides for the defense of third party claims, that provision will apply to your use of GitHub Copilot. Notwithstanding any other language in your Agreement, any GitHub defense obligations related to your use of GitHub Copilot do not apply if (i) the claim is based on Code that differs from a Suggestion provided by GitHub Copilot, or (ii) you have not enabled all filtering features available in GitHub Copilot.

github.com

サジェスト検証

GitHub Copilot ディープダイブで話されていた通りや以下の記事にあるように、開いているタブやファイルからも情報を拾ってサジェストしてくれるようです。
Inside GitHub: Working with the LLMs behind GitHub Copilot - The GitHub Blog

He continues, “There have been several changes that helped get GitHub Copilot where it is today, but one of my favorite tricks was when we pulled similar texts in from the user’s neighboring editor tabs. That was a huge lift in our acceptance rate and characters retained.

いざ試してみましょう!
以前私が書いたコードを別タブで開き、Copilotに与えてみると、全く同じコードをサジェストしてくれました。

次に後続のコードを見てみると、なんとリファクタリングまでしてくれましたね。
Copilotは私よりも優秀!今後はCopilotさんの機嫌を損ねないように生きていきたいと思います...

このように別タブで開いているファイルをCopilotは参照、考慮の上、サジェストしてくれているのが分かりました。これはコードを書く時もそうですが、コードに基づくREADMEやドキュメントを書く時にも有効に働きそうです!

さいごに

今回は午前中の部デベロッパーセッションのみの参加でしたが、情報盛りだくさんでお腹一杯になりました
最近社内でもGitHub熱がどんどん高まってきているのがひしひし感じているため、今回のイベントに参加できて非常に良かったとともに、よいインプットの機会をいただけたGitHub社様に感謝いたします! 今後もCopilotと二人三脚でコードを書き、pushしまくりたいと思います!

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私達ACS事業部はAzure・AKSなどのクラウドネイティブ技術を活用した内製化のご支援をしております。
www.ap-com.co.jp また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。 www.ap-com.co.jp

本記事の投稿者: 谷合純也
AKS/ACAをメインにインフラ系のご支援を担当しています。
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