APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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シスコが提唱するやわらかいITとは

はじめまして、今年の新卒として入社した伊藤です。今回はInterop Tokyo 2024に参加したので、その時に気になったことについてブログを書きます。技術やブログ執筆については未熟な面ばかりなので、アドバイスや質問などありましたら教えていただけたらうれしいです。

背景

未経験で入社し技術を学ぶようになってから、ゼロトラストやITインフラの自動化などの言葉を頻繁に目にするようになりました。ゼロトラストは従来の境界型に縛られずより細かくセキュリティリスクを評価するという点で、ITインフラの自動化は迅速化や属人化防止という点で使用する企業に柔軟性を提供していると思います。そうした中、ブースでシスコが提唱していたやわらかいインフラが気になりました。

シスコが提唱するやわらかいインフラとは

変化が早くなった現代社会で企業が対応し成長を続ける為に必要なIT活用基盤だとされています。  

やわらかいインフラを作る為に必要な5つの要素
  1.  Connect・・・どこからでも接続できる
  2.  Secure・・・どこからでも接続できることに対応した強固なセキュリティがある
  3.  Optimize・・・物理的なデバイスを抽象化して統合管理
  4.  Automate・・・ITインフラの運用と管理が自動化されている
  5.  Observe・・・アプリケーションからユーザまでを端から端まで問題が起きていないか監視

やわらかいインフラが求められる背景には働き方の多様化やクラウドサービスの使用により、まずどこからでもつながることが必要とされていることや境界型のセキュリティでは対応できなかったリスクに対応していくということに課題があると思われます。また、それと同時に複雑になったインフラの運用・管理・監視が課題になっていると考えられます。

やわらかいインフラに関連する技術や考え方の紹介

  • Connect・・・SDN (Software Defined Networking) ルータやスイッチなどのネットワーク機器をソフトウェアで仮想化して、一元管理

  • Secure・・・ゼロトラスト 中と外で分ける境界型のセキュリティの考え方ではなく、より多くの要素からセキュリティリスクを判断する考え方

  • Optimize・・・SD-WAN 管理者の意図を沿ったルートで通信が実現できるようにネットワークをソフトウェアで制御する

まとめ

やわらかいインフラは変化が激しい世の中で、企業が体制を整える上でデフォルトになっていくという予想が出来る。特にセキュリティや物理デバイスの管理の仕方、複雑化するインフラの中での障害特定などが課題に挙がっていることが分かりました。今回のブログを書いたことで、自身がまだ勉強不足な点がかなり明るみに出たので必死に学んでいこうと思います。読んでいただきありがとうございました。

参考にさせていただいたサイト

www.cisco.com

www.ntt.com

www.nissho-ele.co.jp