APC 技術ブログ

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【Microsoft Build 2024速報】コンテナ系アップデートまとめ

はじめに

こんばんは、ACS事業部の吉川です。
Microsoftの年次イベント Microsoft Build が今年も始まりました!

build.microsoft.com

さっそく多くのアップデートが発表されており、以下の Book of News にまとめられています。

news.microsoft.com

その中から、我々ACS事業部の注力分野であるコンテナ系サービスのアップデート内容をピックアップしてお届けします。

Azure Functions on Azure Container Apps が GA

コンテナ化した関数アプリをAzure Container Apps上で稼働させる機能が一般提供となりました。

techcommunity.microsoft.com

コンテナWebアプリケーションとイベントドリブンな関数アプリを一つの基盤上で稼働させることができます。
プレビュー期間中にご紹介した以下の記事も併せて参照ください。

techblog.ap-com.co.jp

Azure Functionsに関しては他にも

  • Flex consumptionのパブリックプレビュー開始
  • OpenAI triggers and bindings のパブリックプレビュー開始

など激アツなアップデートが来ております!

techcommunity.microsoft.com

Azure Kubernetes Service のアップデート

以下のブログで更新内容のサマリーが公開されています。

techcommunity.microsoft.com

AKS Automatic のパブリックプレビュー

AKS クラスターのセットアップと管理を自動化する AKS Automatic 機能がパブリックプレビューとなりました。
こちらは近日中に掘り下げたブログ記事を投稿予定です!

Azure Kubernetes Fleet Manager の Intelligent workload scheduling のパブリックプレビュー

複数のAKSクラスターを束ねて管理するFleet Managerに機能が追加されました。
ドキュメントを読む限り、従来はNamespace内のPodやDeploymentなどのリソースのみが管理可能であったのに対し、ClusterRoleのようなクラスターワイドなリソースを管理できるようになったようです。

learn.microsoft.com

Copilot in Azure に AKS 向けのスキル追加

Azureポータルからチャット形式で利用できるCopilot in AzureでAKS向けの機能強化が行われたようです。
従来よりもより精度の高い提案が期待できます!

Application Insightsの自動インストルメントが提供予定

.NET, Java, and JavaScript向けにApplication Insightsの自動インストルメント機能のプレビュー提供が間もなく始まるとのことです。
個別のアプリでエージェントを組み込まずとも、自動でアプリケーションPodにエージェントが挿入され、テレメトリデータの取得ができるようになります。
追ってPythonのサポートも追加される予定とのこと。

Azureポータル上でのKEDA設定機能のパブリックプレビュー

イベントドリブンなPodスケーラー KEDA の設定をポータルから変更可能にする機能が追加されました。
全てのイベントに対応するわけではなく、メモリー, CPU, Cron, Azure Service Bus の設定のみが対象となるようです。
従来からAzure Container Appsではポータルから設定可能なので、それと近い使い勝手となると思われます。

Cobaltノード

昨年のIgniteで発表のあったMicrosoft独自設計のArmアーキテクチャCPU Cobaltを使ったVMのプレビューが開始されます。

techcommunity.microsoft.com

利用用途としてAKSのノードについても触れられています。
昨日発表された新しいSurfaceシリーズ含め、Windows環境でもArmアーキテクチャの利用が広がっています。
クライアントからサーバーまでCPUアーキテクチャを揃えたほうが使い勝手がいいシーンも多いでしょう。クライアント側含め、今後のArmアーキテクチャエコシステムの展開が楽しみですね。

Azure Container Apps のアップデート

Azure Container Appsのアップデートも以下のブログにまとまっています。

techcommunity.microsoft.com

Dynamic Sessionsのパブリックプレビュー

Buildの開催に先駆けて数日前に発表されていた機能です。

techcommunity.microsoft.com

安全でないかもしれないコードを実行するためのサンドボックスを提供する機能です。
LLMが生成したコードを実行する というのが主なユースケースとなるでしょう。
ユーザーからの要求に合わせLLMがコードを生成し、それをそのまま実行させるという利用シーンが考えられます。
LangChain, Semantic Kernel, LlamaIndexといったメジャーなフレームワークからも利用できるので、開発する上でも便利に使えそうですね!

.NET Aspire との連携

分散アプリケーションの開発スタックであるAspireとの連携が進んでいるようです。
AspireダッシュボードがマネージドなコンポーネントとしてAzure Container Apps環境上で提供されるようです。

OpenTelemetry 対応のパブリックプレビュー

これもBuildより前に発表されていた内容ですが、OpenTelemetryのサポートがパブリックプレビューとして提供されています。
OpenTelemetryのコレクターがAzure Container Apps環境上で稼働し、テレメトリ情報の収集・送信に利用できます。 https://azure.microsoft.com/en-us/updates/public-preview-azure-container-apps-open-telemetry-collector-support/

learn.microsoft.com

おわりに

コンテナ系のアップデートをササッとまとめてみました。いくつかのアップデートは近日中により詳細な内容を掘り下げていければと思っています。
Buildの情報はこの後も紹介していこうと思います。お楽しみに!

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本記事の投稿者: 吉川 俊甫
Buildに合わせ夜型生活です。Microsoft MVP (Microsoft Azure)
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