はじめに
こんにちは、ACS事業部の佐竹です。
今回のMicrosoft Buildで発表されたGPT-4oについて、どの程度レスポンスが良くなったか是非触ってみたく、今回の記事を書くことにしました。
1.1.5.Azure OpenAI Serviceの主なAIの進化 news.microsoft.com
以前、Azure Communication ServiceとAzure OpenAI Serviceを使って、コールセンターを作ってみたのですが、そこにGPT-4oを組み込む形でGPT-4-32kとの速度比較を行いました。
上記の記事はハンズオン形式で記載しておりますので、お手隙の際に是非手を動かしていただけますと幸いです。
概要
全体アーキテクチャは以下のようになります。
全体の流れは以下の通りです。
- ユーザーが Azure Communication Service に登録された電話番号に架電する。
- Azure Communication Servicce の Incoming Call をトリガーとしてサーバーサイドアプリケーションの API に Webhook を実行する。
- Webhook 要求にサーバーサイドアプリケーションが応答する。
- ユーザー発話内容に基づいて Azure Cognitive Service が Speech-to-Text、Azure OpenAI Service からの応答内容に基づいて Text-to-Speech を実行する。
- ユーザー発話内容に基づいて Azure OpenAI Service が回答内容を生成する。
総じて、ユーザが電話をかけると、OpenAIが回答を作成して通話越しから応答を返すという流れです。
今回の速度検証は5. のAzure OpenAI Serviceの回答内容を生成する箇所でGPT-4-32kとGPT-4oを用いて、それぞれで速度の検証を行いました。
パフォーマンス検証
以下のスライドへ検証をまとめました。
結論
こちらからの質問に対する回答時間は以下です。
GPT-4-32k : 19s~22s
GPT-4o : 9s~11s
回答速度が1/2程度短縮されていることがわかりました。
みなさまも是非GPT-4oを使って、OpenAIとのストレスのないコミュニケーションを体感してみてください。
それでは🤙
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