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【AWS re:Invent 2023】海外に行くのも初めての人間がAWS re:Invent 2023に参加して驚いたこと

こんにちは、クラウド事業部の山路です。

今年初めてAWS re:Inventに参加させていただいたので、その感想を共有させていただきます。タイトルの通り海外に行くのも初めてだったのですが、似たような立場の方が来年以降参加する時の参考になれば幸いです。

よかったこと

まず大事なことですが、AWS re:Inventというイベントはとても楽しく、参加して本当に良かったと思います。

色々理由はありますが、個人的な感想をいくつか書きます。

イベントの規模感に圧倒される

AWS re:Inventは複数のホテルや施設にまたがって開催され、一つ一つの広さも桁違いです。それだけの空間に世界中からAWS好きな方々が集まります (去年は5万人ほど、今年はもっと多くの人数が集まってるっぽい?) 。その様子をみると、「AWSが世界中で使われている」という当たり前のことに気づかされます。

またKeynoteの演出やEXPO会場に集まる企業の数、会場の飾りつけなどを見ていると、なんだか現実離れした感覚に襲われます。たぶん仕事で行ったとしても、初参加時は仕事を忘れて夢中になってしまうんじゃないでしょうか。

生の臨場感

今回はKeynote中心に参加したのですが、目の前でAWSの中の人がプレゼンしたり、協力する企業からゲストを読んで話したり、それに応答する会場の熱気だったり。オンラインでは決してわからなかったであろう雰囲気を味わえます。

また、目の前で新サービスが発表される様子は、特に興奮しました。

※Keynoteの様子はこちらでも書いてます。

techblog.ap-com.co.jp

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AWSが好きになる

AWS re:Inventに出てみて一番感じたのは、このイベントは単なるITイベントというより、むしろ音楽フェスとかに近いものじゃないか、ということでした。

Keynoteでのプレゼンの内容だったり、イベントそのものへの力の入れ方を見ると、re:Inventに参加したひとにAWSのことをもっと好きになってもらう、もっと使ってもらうことを狙っているように感じました。あとはre:Playもありますし。

なお、re:Inventのイベントの様子などは本ブログでもいくつか公開していますので、良ければそちらもご覧ください。

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驚いたこと、苦労したこと

ここからは、初参加してみて驚いたこと、特に次回以降に生かすための反省点を紹介させていただきます。いま振り返るとそんなの当たり前だろ!ということもたくさんあるのですが、やはり実際に体験しなければなかなか学ぶこともできないということで、ご容赦いただければと思います。

時差ボケはきつい

初海外ということで時差ボケも初体験だったのですが、想像以上に過酷でした。今回は羽田からロサンゼルスを経由してラスベガスに向かったのですが、ロサンゼルスまでの飛行機の時点でほとんど寝れず、ラスベガス到着した直後から睡眠不足に苦しめられました。

またその後も体が時差になじまず、ベッドに横になっても2~3時間の浅い睡眠を繰り返すばかりで、熟睡できた感触がありませんでした。

なお、Keynoteは早いと午前8時から始まります。大体1時間前には並び始めないといい席で見れないですし、朝ごはんも食べないと、となると、起きる時間は5時とか5時半になります。あとはイベントへの高揚感などもあり、普段よりも睡眠時間を取りにくい環境ではあると思います。

食べ物は癖が強い

ラスベガスではファーストフードやメキシカン料理を多くいただきました。日本だと野菜や米などを食べることが多かったので、食べ物の普段とのギャップに苦労しました。

またラスベガスは基本的に量が多めです。ハンバーガーなどは特に記載がなくとも大量のフライドポテトがついてきたり、メキシカン料理も一緒にトルティーヤチップスがついてきます。日本で暮らしていると、出された食べ物を残すのが申し訳なくなり、少し無理してでも全部いただこうとするのですが、ラスベガスでそれをやると本当に苦しかったです。

なお、アメリカの食べ物が合わなくてつらい、と感じている方は、re:Inventの会場の一つであるWynnホテルのご飯がおすすめです。今回ランチで2回ほどご飯を頂いたいのですが、どれも優しいお味でおいしいです。3日目くらいでめげそうになっていたところを助けていただきました。

ラスベガスは乾燥が激しい

ラスベガスは砂漠の中にある都市です。そのため乾燥が激しく、日中と夜間の寒暖差も激しいです。日本の冬も乾燥がきつかったりしますが、それとはまた違う厳しさがあります。

乾燥がきついのでこまめに水をとりたいのですが、ラスベガスの水は日本のものと少し違って飲みにくさを感じるところもあり、水分を取りにくい状況でした。また物価が高いので水の値段も高く (ホテルだと1リットルで7ドルちょっと) 、まずます水分が遠ざかってしまいました。

体調を崩しました

さて、上記3点を食らった私は、ラスベガスで見事に体調を崩し、最終的に風邪をひいてしまいました。日本からいくらか持ってきた薬を飲みながら参加していましたが、イベントとラスベガスを楽しむためにも、やはり体調は万全でありたいところでした。。

準備不足でした

今回の反省点を一言でいうと「準備不足」だったと思います。

荷物を例にしても、私は日本から持っていく荷物もかなり少なく、機内持ち込み以外は着替えくらいしか持って行ってませんでした。

余談ですが、今回50Lのスーツケースに半分くらいの荷物とリュック1つで臨んだのですが、空港で預けたスーツケースを見た空港職員の方から「アメリカに行くにしてはずいぶんと荷物が少ないですね」と言われました。たしかにアメリカ現地の人並みに荷物が少なかったです。

その他

その他、驚いたことをいくつか書いておきます。

  • 入国審査: アメリカへの入国審査で指紋をスキャンされるのを知らず、いきなり「4 finger ナントカカントカ」と言われて慌てました。
  • 音量: 街全体の音量が大きいです。話し声や音楽、車の音までなんだか大きく感じます。
  • チップ: チップという概念が出てきます。私は最後までいついくらぐらい渡せばよいかわかりませんでした。
  • フレンドリー: 街中で急に声を掛けられます。キャッチもありますが、エレベーターの中とかでも「Hi.」とか話しかけられてびっくりします。
  • シャワー: 水圧が弱いです。ちょろちょろとしか水が出てきません。
  • お手洗い: ウォシュレットはありません。がんばりましょう。

その他にも期間中は初めての出来事だらけでした。よく言えば刺激的な毎日ですが、慣れない環境でなかなか落ち着く時間もとれず、疲れやすい環境ではあるかと思います。それもあってか、帰国してから体調を崩された方も何名かいらっしゃるようでした。

次回に向けての改善点

ここからは今年の反省を踏まえ、どうすればよかったかの考えを書いていきます。

快適に寝るための準備をする

まずは時差ボケ対策ですが、とにかく快適に寝れるよう準備をしたほうが良かったです。アイマスクやネックピロー、場合によっては睡眠改善薬などを持っていくのが良いと思います。

また、ラスベガスは夜寒いので、寝るときも多少厚めの服を着たほうがよかったです。re:Inventではパーカーなども配られるのでそれを着るのもアリだと思います。

私はこのパーカーのおかげで少し快適に寝れました。ありがたい。

のどを守ろう

ラスベガスの乾燥から身を守るために、ぬれマスクはあったほうがよいです。寝るときにつけておくとよいです。またのど飴を持って行ったのですが、これにはかなり助けられました。

また肌や手も乾燥するので、必要ならスキンケア製品もあったほうが良いと思います。

薬は多めに持っていく

私は今回のre:Inventで、風邪薬と胃薬、酔い止めを1箱ずつ持っていきました。ただ、約6日間という滞在期間を考えると、もう1箱ずつ持って行ったほうが安心できるかもしれません。

体力をつけておく

ラスベガスという慣れない環境、イベント中はラスベガス中を歩き回ることを考えると、イベントに向けて体力をつけておくのが良かったかもしれません。

参加される方の中にはre:Inventのことをブログとしてアウトプットするのが参加条件になっている方もいらっしゃるかと思いますが、イベント期間中にブログを書くのはかなり大変でした。私も当初は10本くらい書けるんじゃないか、と思っていたのですが、いざやってみると3本が限界でした。。。

さいごに

ということでAWS re:Inventの感想でした。色々大変でしたがとにかくイベントは最高なので、行くチャンスがある方はぜひ参加したほうが良いと思います。