以前このブログで「Cloud Native Maturity Model 2.0」をご紹介したことがあります。
以前にも述べたと思いますが、Cloud Nativeなチームの成熟度を測るのがこのMaturity Model です。 KubeCon NA 2022でもMaturity Modelのセッションがありましたので参加してきました。
内容はあまり更新がないですが、少しずつ進歩しているのだと思います。 詳しい内容は前にあげたブログの方を御覧ください。
現時点ではGitHubでドキュメントを公開していますが、今後ドキュメントの体裁を整えたり Webサイトとしての掲載を進める予定とのこと。また、最終的にはコード化したいという話が 出ていました。
セッション後、「実際に日本のお客様に出してみたよ」という話をしました。 彼らも実際にアセスメントしてみるとなかなかLeveL 3とかいないからね、ということをお聞きしましたので なかなか難しいんだなーと思いました。
私達の中でもこの資料をベースにチームの成熟度・チームの強みと弱点の把握などができるように アセスメントとしてまとめたいと思います。さらに、弱点を強化するための取り組みはどういったものがあるか といったことも併せて提供できるようにしていきたいと思います。
また、これは私のなかで整理しようと思っていますが、この成熟度モデル・取り組みの中に Software Supply Chainのマネジメントの項目を組み入れていく必要ありそうだなと感じています。 (Maturity Modelの概念としてはSupply Chainの部分も含んでいるとは思いますがより具体的にしたほうが わかりやすいと思います。)
セッションの中でも言われていましたが、Cloud Nativeは技術だけではなく、人(チーム)、プロセス、ビジネス、ポリシーなどの分野の総合体です。Maturity Modelはそのすべてを俯瞰的に捉えているプロジェクトですので ぜひ参考にしてください。
いよいよ明日はKubeCon NA 2022も最終日。最終日も気になる情報をピックアップしてご紹介したいと思います。