APC 技術ブログ

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WEB3層のシステムをAWSで構築してみた(WordPress):後編

はじめに

WEB3層のシステムをAWSで構築してみた(WordPress):前編」の続きです。

目次

 

環境構築続き

4.RDSインスタンス作成

DB用セキュリティグループ作成

 1.[セキュリティグループ]作成画面を開きます。
 2.下記設定値でリソースを作成します。
   ・セキュリティグループ名: <リソース名を指定>
   ・説明: <任意の文字列(必須)>
   ・VPC: <作成したVPC名>
   ・インバウンドルール
     ・タイプ: MYSQL/Aurora
     ・ソース: <EC2用セキュリティグループ>

サブネットグループ作成

 1.AWSサービス[RDS]設定画面左ペインの[サブネットグループ]を選択し、右ペインからリソース作成画面を開きます。
 2.下記設定値でリソースを作成します。
   ・サブネットグループの詳細
    ・名前: <リソース名を指定>
    ・説明: <任意の文字列(必須)>
    ・VPC: <作成したVPC名>
   ・サブネットを追加
    ・アベイラビリティゾーン: <対象のアベイラビリティゾーンを両方指定>
    ・サブネット: <プライベートサブネットを両方指定>

RDSインスタンスとDBの作成

 1.AWSサービス[RDS]設定画面左ペインの[データベース]を選択し、右ペインからリソース作成画面を開きます。
 2.下記設定値でリソースを作成します。
   ・データベース作成方法の選択: 標準作成
   ・エンジンのオプション
    ・エンジンのタイプ: MySQL
    ・エンジンバージョン: MySQL 8.0.35
     ※ 参考サイトで指定されたバージョンは選択できなくなっていました。
   ・テンプレート: 無料利用枠
   ・設定
    ・DB インスタンス識別子: <リソース名を指定>
    ・認証情報の設定
     ・マスターユーザー名: admin
     ・マスターパスワード: <パスワードを指定>
   ・接続
    ・Virtual Private Cloud (VPC): <作成したVPC名>
    ・DB サブネットグループ: <作成したサブネットグループを指定>
    ・パブリックアクセス: なし
    ・VPC セキュリティグループ (ファイアウォール): 既存の選択
    ・既存の VPC セキュリティグループ: <作成したDB用セキュリティグループを指定>
    ・アベイラビリティーゾーン: <1つ目のDBを配置するアベイラビリティゾーンを指定>
   ・データベース認証
    ・データベース認証オプション: パスワード認証
   ・モニタリング
    ・拡張モニタリングの有効化: □
   ・追加設定
    ・最初のデータベース名: wordpress
    ・DBパラメータグループ: default.mysql8.0
    ・オプショングループ: default.mysql8.0
    ・バックアップ: □
    ・ログのエクスポート(各項目): □
 3.作成したリソースの設定画面を開き、[ステータス]項が"利用可能"に変わるまで待機します。
   ※ 参考サイトと同様に10分ほどかかりました。
  

5.WordPress初期設定

 操作端末のブラウザからEC2に接続し、表示される初期設定画面にてEC2インスタンスとデータベースを接続します。
 1.作成したRDSインスタンスの設定画面を開きます。
 2.画面下部[接続とセキュリティ]のエンドポイントの文字列を全て控えます。
  

 3.作成したELBのDNS名を確認します。
   作成したELBの画面を開きます。
 4.[DNS名]の文字列を全て控えます。
  

 5.操作端末のブラウザソフトを起動し、確認したDNS名でWordPressの初期設定画面が表示されることを確認します。
 6.下記設定値を入力後に下部[送信]ボタンをクリックします。
   ・データベース名: wordpress
   ・ユーザー名: admin
   ・パスワード: <DB作成時にadminアカウントに指定したパスワード>
   ・データベースのホスト名: <確認したDBエンドポイント>
  

 7.続いて表示される[ようこそ]画面にて下記設定値を入力後に下部[WordPressをインストール]ボタンをクリックします。
   ・サイトのタイトル: <任意のサイト名>
   ・ユーザー名: <任意のサイト管理者名>
   ・パスワード: <パスワードを指定>
   ・メールアドレス: <任意のメールアドレス>
   ・検索エンジンでの表示: ■
  

 8.表示されるログイン画面にて指定したユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]ボタンをクリックします。
  

 9.WordPressの管理画面が表示されることを確認します。
  

6.2つ目のEC2インスタンスの作成

 1つ目のEC2インスタンスをもとに作成したAMIから2つ目のEC2を作成し、ELBのターゲットグループに両EC2を登録します。

AMI作成

 1.作成した1つ目のEC2インスタンスの設定画面を開き、右上[アクション]プルダウン - [イメージとテンプレート] - [イメージを作成]を選択します。
  

 2.表示される[イメージを作成]画面でイメージ名を指定してリソースを作成します。
  

 3.AWSサービス[EC2]設定画面左ペインの[イメージ]項 - [AMI]を選択します。
 4.表示される[Amazon マシンイメージ (AMI)]画面のAMI一覧にて作成したイメージを選択し、下部の[ステータス]項が"保留中"から"利用可能"になるまで待機します。
  

  

インスタンス作成

 1.AWSサービス[EC2]設定画面左ペインの[イメージ]項 - [AMI]を選択します。
 2.表示される[Amazon マシンイメージ (AMI)]画面右上[AMI からインスタンスを起動]ボタンをクリックします。
  

 3.下記設定で2つ目のEC2インスタンスを作成します。
   ・名前とタグ
    名前: <リソース名を指定>
   ・アプリケーションおよび OS イメージ (Amazon マシンイメージ)
    [自分の AMI] - [自己所有]: <作成したAMIを指定>
   ・インスタンスタイプ
    ・インスタンスタイプ: t2.micro
   ・キーペア(ログイン)
    ・キーペア名: <作成したキーペアを指定>
   ・ネットワーク設定
    ・VPC - 必須: <作成したVPC名>
    ・サブネット: <パブリックサブネットのうちの1つ目のEC2インスタンスとは異なるパブリックサブネットを指定>
    ・パブリック IP の自動割り当て: 有効化
    ・ファイアウォール(セキュリティグループ)
     既存のセキュリティグループを選択する: <作成したEC2用セキュリティグループを指定>

ターゲットグループへの登録

 1.作成したターゲットグループの設定画面を開きます。
 2.画面下部[ターゲット]を選択して右[ターゲットを登録]ボタンをクリックします。
  

 3.画面上部[使用可能なインスタンス]項に表示される2つ目のEC2インスタンスを選択し、画面中段[保留中として以下を含める]ボタンをクリックして画面下部[ターゲットを確認]項に登録します。
  

 4.画面右下[保留中のターゲットの登録]ボタンをクリックします。
 5.ターゲットグループの設定画面に戻り、画面下部の一覧に指定したEC2インスタンスが表示されることを確認します。
  

7.RDSインスタンスのマルチAZ配置化

 最後にRDSインスタンスの設定を変更して冗長化します。
 1.作成したRDSインスタンスの設定画面を開きます。
 2.画面右上の[変更]ボタンをクリックします。
  

 3.表示される設定画面の[設定]項 - [パスワードを確認]欄にインスタンス作成時に指定したパスワードを入力します。
 4.[可用性と耐久性]項にて[スタンバイインスタンスを作成する]を選択し、画面下部[続行]ボタンをクリックします。
  

 5.表示される確認画面にて設定変更内容を確認し、画面下部[DB インスタンスを変更]ボタンをクリックします。
 6.作成したRDSインスタンスの設定画面に戻り、[ステータス]が"変更中"から"利用可能"に変わることを確認します。
  

  

 7.画面下部[設定]の[マルチAZ]項が"あり"と表示されていることを確認します。
  

  
 
 
以上