はじめに
こんにちは、クラウド事業部の葛城です。
今回は、ありがたいことに会社で機会を作っていただき、JAWS FESTA 2023 in Kyushu に参加してきました。
目次
イベントの雰囲気
初めての大規模な技術イベントの参加ということもあり、少し緊張してました。
当日の雰囲気は文化祭のような感じで、周りからも笑い声が飛び交うなど、コミュニケーションが多かったです。
会場は、福岡工業大学で景観も良く教室も整っていて使いやすかったです。
準備いただいた方々ありがとうございます。
会場の雰囲気はこんな感じでした。
- 大学から見える自然豊かな池
- イベント会場入口
- パネルディスカッション
セッションについて
セッションについては、各教室でメインセッションや九州事例、スタートアップごとに 20 分の登壇が組まれてました。
面白そうなテーマも多く、どれに参加すべきか迷いましたが、自分はメインセッションを中心に聴講しました。
セッション概要
自分が聴講したセッションについて、いくつか簡単にですが紹介させていただきます。
数百以上の様々な batch が動いているバッチ基盤を ECS on Fargate から EKS on EC2 へ移行した話
株式会社エウレカ 笹本光
・概要
- マッチングアプリの Pairs におけるバッチ処理の話
- 登壇者は Pairs の SRE チーム所属 の方
- 旧基盤は、ECS on Fargate でバッチ処理
- Fargate ではコンテナイメージがキャッシュできない
- Image pull イベント増(コスト大)
- Fargate ではコンテナイメージがキャッシュできない
- 費用コスト優先で、EKS on EC2 に移行
ECS の CI/CD 改善と標準化の取り組み
株式会社はてな cohalz
資料は、公開されてるのでそちらも確認ください。
ECSのCI/CD改善と標準化の取り組み / JAWS FESTA 2023 in Kyushu - Speaker Deck
・概要
- はてなブログやはてなブックマークの SRE の方
- サービス増加による管理コスト
- CDK の設定を書いた人がバラバラ
- CI/CD も自ずとバラバラ
- n 通りのデプロイ方法を覚える必要あり
- 手作業によりミスの誘発
- 改善の手が回らない
- (自分も共感する部分が多かったです)
- CI/CD 改善として、escpresso と Github Actions を利用して標準化した
- 改善のテーマ
- 全サービスを同じ方法でデプロイ
- 手元からデプロイしない(環境構築不要)
- 時間をかけすぎない
- 改善のテーマ
- 他チームまで標準化を広げていく動きにあたり工夫したポイントなどを紹介
アプリケーションログ、どう出力する? どう調査する?
フェンリル株式会社 森井康平
資料は後日公開とのこと
・概要
- データが表示されない、ログインできないなどのログ調査
- インフラエンジニアによくある問い合わせ
- よくある課題
- ベテランのエンジニアの勘と経験だより
- オブザーバビリティが悪いことが要因
- json などの検索しやすいように整理されたフォーマットで出力
- PHP の場合、jsonFormatter だけで良い
- 含めるデータは、一意に定まるデータが望ましい
- 時刻、ユーザー ID、実行サーバー ID など
- AWS は複数サービスを連携することが多いため、トレース情報を追加
- AWS ALB は自動で付与する機能あり
- json などの検索しやすいように整理されたフォーマットで出力
- AWS のログ調査サービス
- Amazon Athena
- コスパ重視なら格安でおすすめ
- CloudWatch Log
- 従量課金
- おすすめ。データが増えるとコスト上昇
- Open Search Service
- 実質固定費
- Amazon Athena
感想
AWS での導入事例やさまざまな Tips など、直接聞けるイベントならではの情報やエンジニア共有の悩みや悩みへのアプローチなど、非常に参考になる話を聞くことができました。
知らない分野や普段興味を持っていない技術などイベントを通じて学ぶことができて、自分のアンテナが広がる貴重な機会になったかと思います。
この APC 技術ブログでも、AWS のテーマを多く扱っているので今回の技術イベントで学んだことから派生してブログを書けたらと思います。
おわりに
APC は AWS セレクトティアサービスパートナー認定を受けております。
その中で私達クラウド事業部は AWS などのクラウド技術を活用した SI/SES のご支援をしております。
https://www.ap-com.co.jp/service/utilize-aws/
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。