AI・MLのその先：デジタルツイン（Digital Twin）

はじめに

GLB事業部Lakehouse部の陳(チェン)です。先日、弊社の市村が「Data + AI Summit 2023特設サイト」について紹介いたしました。本記事では「Data + AI Summit 2023」の見どころをご紹介いたします。本日は、技術の部分ではなく、データの応用例の「デジタルツイン(Digital Twin)」についてです。

デジタルツイン(Digital Twin)とは

ビッグデータの時代に突入して、デジタルツインという単語も耳にする機会が増えてきたと思います。デジタルツインは英語で「Digital Twin」であり、直訳すると「デジタル双子」になます。ウィキペディアでは、下記の解釈をしています。

デジタルツインとは、さまざまな目的で使用できる物理的資産、プロセス、人、場所、システムおよびデバイスの「デジタル複製」を指す。

（引用先：『デジタルツイン』『フリー百科事典　ウィキペディア日本語版』。2023年6月02日 (金) 11:00 JST 閲覧, デジタルツイン - Wikipedia ）

この「デジタル複製」は少しイメージしづらいですが、我々の日常生活に欠かせない気象予測情報も、実はデジタルツインの一種です。気象庁をはじめ、様々な研究機関では、スーパーコンピューター上で日々の雨や雲の動きをシミュレーションをして、気象・防災情報を提供しています。そして、事後検証（予測精度検証）も行われています。これはまさに地球の「デジタルツイン」になり、我々の日常生活に、すでに「デジタルツイン」が実装されています！

デジタルツイン in 「Data + AI Summit 2023」

今度サンフランシスコで開催される「Data + AI Summit 2023」では、デジタルツインに関連する2件の講演が行われる予定です。

これらの講演では、デジタルツインの実装や発展について紹介するでしょう。個人としては楽しみにしております。

講演のほか、Databrikcs社も先日、「業種別ソリューション-データとAIの成果を加速」をテーマにして、Databriclsソリューションアクセラレータを発表しました。詳細はこちら：

www.databricks.com

様々な場面に応じて、アクセラレータのテンプレートを用意されています。その中、デジタルツインも含まれています。

このように、今後は様々な産業でのデータ利用が普及し、AI・MLの利用を基に、デジタルツインの拡大にも繋がります。AI・MLの結果（データ）に基づいて作成されたデジタルツインは、各産業における現状把握や発展予測に利用され、さらに、企業の方針・意思決定プロセスでも役に立つと思われます。まだ始まったばかりの分野ですが、今後、「デジタルツイン」の発展にますます注目が集まる予感がします。

APC Data + AI Summit 2023 特設サイト

「Data + AI Summit 2023」ではDatabricks社とパートナー契約を締結しているエーピーコミュニケーションズが、現地より基調講演や最新アップデート情報などを弊社特設サイトから順次配信する予定です！

開催までの期間ではDatabricksの魅力や見どころをなどを掲載する予定となります。 Databricks社の方々にもご協力していただきますので、少しでもご興味のある方は1か月ほどの期間となりますがお付き合いいただければ幸いです。

www.ap-com.co.jp

おわりに

最後まで御覧いただきありがとうございます。今回はデジタルツインという新しい概念の紹介になります。今後の日本では、産業でのデータ利用の拡大する同時に、様々なデータを基づいてAI・MLの利用が期待されます。さらに、AI・MLの結果を「デジタルツイン」として、様々な産業における予測・検証を行いながら、産業の発展に欠かせない大切な存在になると期待されます。

私たちはDatabricksを用いたデータ分析基盤の導入から内製化支援まで幅広く支援をしております。もしご興味がある方は、お問い合わせ頂ければ幸いです。

www.ap-com.co.jp

そして、一緒に働いていただける仲間も募集中です！ APCにご興味がある方の連絡をお待ちしております。