
はじめに
皆さんこんにちは。エーピーコミュニケーションズ ACS事業部 亀崎です。 私は2026年3月23日〜26日に開催されているKubeCon + CloudNativeCon 2026 Europeに参加のため、 現在アムステルダムに来ております。今日3月25日はDay 2の様子をお送りします。
少しでも皆さんに生の情報をお届けすべく、時間のある限り本ブログで紹介したいと思います。
Digital Sovereinty
Day2のKeynote Sessionでは「 Sovereignty 」という言葉が何度も登場しました。あまり馴染みのない言葉なのでとても気になりました。
Digital Sovereignty は「デジタル主権」と訳され、以下のような意味であるというのが一般的なものです。
国家、組織、個人が自らのデータ、技術、インフラストラクチャを自律的に管理・制御し、外国の法律や巨大IT企業の支配から独立性を保つ能力や状態を指します。 これにはデータが地域内の法律に従う「データ主権」や、クラウドサービスの「運用主権」が含まれます。
個人的には、企業や組織がデータやクラウドリソースの主権を自ら握る、といった意味で、ベンダー対企業・組織という関係の中で語られるものだと理解していました。 しかしセッションの内容では、組織内のそれぞれの開発チームが 自ら提供するサービスにまつわるクラウドリソースやデータを 自律性・自立性をもって管理していこうという意味でも語られているように感じました。
Platform EngineeringやTeam Topologiesでも、チーム間をより独立した疎結合に近い形にして開発スピードを高めていこうという取り組みがありますが、 「Sovereignty」といった場合にはもっと 権利主張の要素が強い という印象を受けました。
しらべてみると、KubeCon + CloudNativeCon North America ではこうしたテーマが語られることは少なく、Europe開催の際に取り上げられやすいもののようです。 文化的背景などもあるのでしょうから、簡単に「これいいね」みたいなことは言えないような気もしますが、『こういう考え方もあるのか』ととても参考になりました。
KubeConの内容も、その地域の特性が出るものなんだな、ということはよく分かる内容だったと思います。
あまり技術的な内容ではないのですが、こうした考え方がある、ということを知っていただきたくて今回ご紹介させていただきました。
ビデオが公開されましたらぜひこうした点についても注目してみてください。