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【AWS re:Invent 2024】現地で参加してきたセッションをレポート(BSI103-NEW:Amazon Q で構造化データと非構造化データから得た洞察を統合)

こんにちは、エーピーコミュニケーションズの髙野です。
AWS re:Invent 2024のレポートをお届けします。

今回は私が参加してきたセッションの感想をお伝えします!
re:Inventの様子を知りたい方、興味がある方はぜひご覧ください。

本記事で紹介するセッションは基調講演の中でリリースがあった、Amazon QuickSightとAmazon Q Businessの統合機能についての内容です。リリースされたばかりの機能ということで興味があったので参加しました。

以下はリリース情報になります。

aws.amazon.com

目次

セッション概要

  • セッション名:BSI103-NEW | Unify insights from structured and unstructured data with Amazon Q(Amazon Q で構造化データと非構造化データから得た洞察を統合)

概要(公式サイトから引用)

Amazon Q, your enterprise AI assistant, now provides users with unified insights across structured and unstructured data by bringing together document repositories, data lakes, databases, and data warehouses. Users get more complete answers to inform decisions by leveraging all their knowledge sources from either application. With Amazon Q in QuickSight, users get multi-visual Q&A to ask questions of data and data stories to build narratives or presentations, now augmented with context from enterprise repositories like documents, websites, and more. In Amazon Q Business, users can now get enhanced answers with insights from structured data from the same user interface.

日本語訳

エンタープライズ AI アシスタントの Amazon Q は、ドキュメントリポジトリ、データレイク、データベース、データウェアハウスを統合することで、構造化データと非構造化データ全体にわたる統合されたインサイトをユーザーに提供します。ユーザーは、いずれかのアプリケーションからすべての知識ソースを活用することで、より完全な回答を得て意思決定を行うことができます。QuickSight の Amazon Q を使用すると、ユーザーはマルチビジュアル Q&A を使用してデータやデータストーリーについて質問し、ナラティブやプレゼンテーションを作成できます。ドキュメント、ウェブサイトなどのエンタープライズリポジトリからのコンテキストが強化されています。Amazon Q Business では、ユーザーは同じユーザーインターフェイスから構造化データからのインサイトを含む強化された回答を得ることができます。

セッションアーカイブ

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セッション内容

本セッションは、Amazon QuickSightとAmazon Q Businessの統合機能がサポートされ、構造化データと非構造化データを統合的に分析できるようになったことにより何が嬉しいのかというお話。

構造化データとは主にデータベースの情報。
非構造化データはメール、PDFファイル、Wordドキュメントなど。

構造化データと非構造化データを統合的に分析できない場合の問題点。

構造化情報のソリューションであるAmazon QuickSightと、非構造化情報のソリューションであるAmazon Q Businessが統合できるようになったことで課題を解決できる。

Amazon QuickSightの説明。
ダッシュボード機能やレポートを作成する機能などにより、構造化データの可視化、分析、共有を効率的に行うことができます。

Amazon Q Businessの説明。
生成AI搭載の対話型アシスタントで、質問への回答、要約の作成、コンテンツの生成、そして企業のコンテンツに基づいてエンドユーザーに代わってタスクを実行することができます。

統合がサポートされたことによるQuickSightのユーザー体験の紹介。

QuickSightのQ&A機能で質問をすると、Q Business統合の結果として、ユーザーが尋ねている質問に関連する重要なインサイトを表示し、ドキュメントやPDFファイルなどの非構造化情報に結び付け、それらの情報をすべて表示することができます。

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KeplerとWhole Foods Marketの活用事例の紹介があり以下のようなことをメリットとして挙げていました。

  • データの形式を考慮しなくていい分、データの前処理にかかる時間が節約でき、インサイトを得るまでのスピードが速くなった。
  • 導入の容易で、非常に速くセットアップができる。

統合がサポートされたことによるQ Businessのユーザー体験の紹介。

従来のQ Businessでは、質問をして回答を得る、質問をして情報源付きの回答を得るという会話型のやり取りが可能でしたが、統合がサポートされたことにより、必要に応じてQuickSightからの深い洞察も得ることができるようになります。

すべての質問がQuickSightからの回答を持つわけではなく、Q Businessが判断し、適切なタイミングでこれらの洞察を得るためにQuickSightと通信を行います。

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感想

普段の業務ではあまり関わりがない分野でしたが、事例紹介やデモがあったため非常にわかりやすかったです。

統合されたQuickSightとQ Businessによって作成されたインサイトやダッシュボードはかなりリッチで自動で生成されたものとは思えない出来栄えで驚きました。

導入も簡単ということがメリットとしても挙げられていたので、検証環境で実際に触ってみたいと思います!

さいごに

APCはAWS Advanced Tier Services(アドバンストティアサービスパートナー)認定を受けております。


その中で私達クラウド事業部はAWSなどのクラウド技術を活用したSI/SESのご支援をしております。

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また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。

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