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【AWS】AWS Summit 2025のEXPOで聞いた話まとめ!

はじめに

こんにちは。エーピーコミュニケーションズ クラウド事業部の髙野です。
2025年6月25日、26日に幕張メッセで開催されたAWS Summitへ参加してきました。
今年は6/25のみの参加で、残念ながら到着が遅れてしまったため、セッションはほとんど見られませんでした。そこで、時間を最大限に活用してEXPOエリアをじっくり見て回ることに専念しました!

本ブログでは、立ち寄ったEXPOブースのうちのいくつかを紹介します。

目次

EXPOとは

EXPOエリアは、AWS Summitの主要な構成要素のひとつで、AWSの最新テクノロジーやパートナーソリューション、顧客事例などを直接体験できる展示エリアです。

具体的には、以下のような特徴があります。

豊富な展示コンテンツ

90を超えるAWSの最新テクノロジー展示、50社以上の先進企業によるAWS活用事例、130以上のパートナーソリューション展示など、270を超える展示が用意されています。

多様なテーマ

生成AI、IoT、サーバーレスなどの最新技術から、各産業やスタートアップによるAWS活用事例、デベロッパー向けのゾーン、セキュリティ関連まで、さまざまなテーマに分かれたエリアがあります。

実践的な体験

実機デモ、ハンズオンワークショップ、AWS DeepRacerやAWS Jamといった開発者向けの体験型コンテンツを通じて、実際にAWSに触れて学ぶことができます。

専門家との交流

AWSのエンジニアやエキスパートに直接質問して技術的な疑問を解消したり、具体的な相談をしたりすることも可能です。

Amazon Q Business と Amazon Q in QuickSightで仕事の進め方を変える

こちらのブースでは、QuickSightの生成AIによるサポート機能であるAmazon Q in QuickSightの説明を聞いてきました。

QuickSightはAWSのビジネス分析サービスで、蓄積されたデータを可視化・分析できます。

数か月前、QuickSightのワークショップを自己学習の一環で実施しました。
その時の正直な感想は、「すごい!でも、ちょっと難しいかも?」でした。確かに簡単に綺麗なグラフは作れるものの、いざ「どんなグラフを作ればビジネスに役立つ分析ができるんだろう?」と考えると、分析初心者の自分にはハードルが高いなと感じていました。

しかし、Amazon Q in QuickSightを使用すれば、与えられたデータをもとに「どんな分析をしたらビジネス的に価値があるのか」をAIが提案してくれるとのこと。さらに、分析結果から「ここをもう少し深掘りすると良いですよ」といった具体的なアドバイスまでくれるそうです。
これなら専門的な分析知識がなくても、生成AIの力を借りればQuickSightをスムーズに使いこなせそうだと思いました。

以下のワークショップでQuickSightのハンズオンを実施できます。

catalog.us-east-1.prod.workshops.aws

AWS re:Inforce 2025 速報

このブースでは、6月16日から18日に開催された re:Inforce 2025 で発表されたばかりの新機能と新サービスについて紹介されていました。
新規アップデートがあった内容は以下です。

とくに気になった内容は、Amazon InspectorでIaCコードの脆弱性スキャンができるようになったことです。InspectorはこれまでEC2やLambda、ECSなどのコンテナワークロードを対象に脆弱性スキャンをサポートしていましたが、IaCコードのスキャンはサポート対象外でした。しかし、今回のアップデートでサポート対象になったことで、CloudFormationやCDK、Terraformのコードも分析できるようになりました。

私も普段CDKを使っていますが、少ない記述量でリソースを簡単に定義できる反面、意図しないセキュリティリスクを生んでしまうこともあるため、注意が必要でした。しかし、今回のアップデートでこの部分をある程度サポートしてくれるのは、非常に心強いと感じました。

その他re:Inforce 2025でのアップデート詳細は以下を参照してください。

aws.amazon.com

今日の夕食、冷蔵庫と相談してみた。

こちらのブースでは、Iotと生成AIを活用して、冷蔵庫に夕食の献立を考えさせるデモが行われていました。

チャットで「冷蔵庫の食材で今晩何が作れる?」とメッセージを送信すると、冷蔵庫内部のカメラが今ある食材を自動で確認し、それらで作れるレシピをAIが生成して回答してくれる、という内容でした。

食材が重なっていたり、カメラの死角になっていたりするとうまく読み込めないなど、精度の部分ではまだ課題があるものの、私たちの生活に非常に関連のあるテーマでの生成AI活用ということで非常に興味深いデモでした。

「生成AIをどう使うか」という人間のアイデア次第でどこまでも便利な世の中を作り出せるという可能性を感じました。

まとめ

昨年までのSummitではセッションを中心に見ていましたが、今年は時間の関係でEXPOエリアに絞って参加しました。
本ブログで紹介したブース以外でも、興味深いデモや、開発の苦労話など、現地でしか聞くことのできない話を多く聞くことができて非常に勉強になりました。

セッションはアーカイブも公開されるので、来年以降もEXPOエリアを中心に回ろうかなと思いました。

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本記事の投稿者: sk07103