こんにちは、エーピーコミュニケーションズの髙野です。
AWS re:Invent 2024のレポートをお届けします。
今回は現地で参加してきたDay2の基調講演(KEY002)の感想をお伝えします!
例年、Day2の基調講演では新サービスのリリースなど大きな発表があることが多く、re:Inventの目玉イベントとなっております。
re:Inventの様子を知りたい方、興味がある方はぜひご覧ください。
目次
セッションの概要
- セッション名:KEY002 | CEO Keynote with Matt Garman(マット・ガーマンCEOによる基調講演)
概要(公式サイトから引用)
Join AWS CEO Matt Garman to hear how AWS is innovating across every aspect of the world’s leading cloud. He explores how we are reinventing foundational building blocks as well as developing brand new experiences, all to empower customers and partners with what they need to build a better future.
日本語訳
AWS CEO の Matt Garman 氏と一緒に、世界をリードするクラウドのあらゆる側面で AWS がどのように革新を起こしているかについてお聞きください。彼は、基礎となる構成要素を改革し、まったく新しいエクスペリエンスを開発する方法について説明し、より良い未来を築くために必要なものをお客様とパートナーに提供することの重要性を説きます。
セッションの様子
基調講演は多くの人が参加するため入場制限があり、入れなかった場合は別に用意されているサテライト会場にてリアルタイム配信で視聴することになります。なんとしてもライブ会場で参加したかったため、早起きしてかなり早く会場に向かいました。
セッションの開始は8:00でしたが、6:30頃に待機列に並び始めたため、ライブ会場には余裕で入れそうですが、もうすでに何人か集まっていました。
ライブ会場はこの扉の奥にあって、開始時間近くになると扉が開いて順番に入場していきます。
7:20くらいになると扉が開き、ライブ会場への入場が始まりました。
会場内に入ると、正面に大きなスクリーンが5つほど並んでおり、中央にはステージが用意されていました。
ステージではDJによる演奏が行われておりました。
はやく並んだかいあって、ステージ正面の席に座ることができました。
座席に同時翻訳のヘッドホンなどはないので、英語力に難ありの私にとっては厳しい戦いになりそうです(笑)
時間になるとイントロダクションの映像が始まりました。めちゃくちゃかっこいい。
そして大きな歓声と拍手の中、Matt Garman CEOの登場です。
本基調講演では例年通り多くの発表がされました。
EC2の新インスタンスタイプ、S3の新機能、Auroraで使用できる新しいデータベース(Aurora DSQL)、Bedrockの新基盤モデル(Amazon Nova)、Amazon Qの機能追加など様々な発表がありました。
ここからは講演の様子を画像で紹介していきますが、詳細な内容については公式でYoutubeにアップロードされているアーカイブを、大きな発表に関しては本記事の後半に公式情報へのリンクを載せているのでそちらを確認ください。
講演の冒頭はセキュリティの話から。
EC2の歴史や現状抱えている課題の話があり、新しいインスタンスタイプの発表。
次はS3のお話。
データ分析の用途でS3に大量のデータを置くことが多くなった昨今、利用者の負担を軽減するための新機能の発表。
次はデータベース関連のアップデート。
この日一番の歓声はこのあたりだったような気がします。
Andy Jassy氏(AmazonのCEO, AWSの前CEO)の登場
Bedrockの新しい基盤モデルの発表。
昨年のre:InventでリリースされたAmazon Qのアップデート。
SageMakerのアップデート。
最後は「We invent so you can reinvent」のメッセージで締めくくり。
本記事には載せていませんが、AWSパートナー企業のCEOからの事例紹介などもありました。
約2時間半の長丁場。講演の内容としてもかなり盛り沢山で、終わったときにはへとへとになってしまいました。しかし、最新のリリース情報が発表されるときの会場の盛り上がりを生で感じることができたのは非常に良い経験でした。
リリースがあったサービスや機能に関しては、今後検証環境で触ってブログでも感想を書いていきたいと思います。
リリース情報まとめ
- AI/ML トレーニングと推論用の Amazon EC2 Trn2 インスタンスと Trn2 UltraServer をリリース
- Amazon S3 Tablesをリリース – 分析ワークロード向けに最適化されたフルマネージド Apache Iceberg テーブル
- Amazon S3 Metadata (プレビュー) をリリース – メタデータを管理する最も簡単で最速の方法
- Amazon Aurora DSQL (プレビュー) をリリース
- Amazon DynamoDB global tablesがマルチリージョンの強力な一貫性をプレビュー
- Amazon Bedrock Model Distillation (プレビュー) をリリース
- Amazon Bedrock Guardrails が自動推論チェックのサポートを開始 (プレビュー)
- Amazon Bedrock がマルチエージェントコラボレーションをサポート
- Amazon Bedrock の最新基盤モデル Amazon Nova をリリース
- Amazon Q Developer agentの機能でドキュメントの生成、コードレビュー、ユニットテストの生成が可能に
- Amazon Q Developer が .NET アプリケーションの変換機能をリリース (プレビュー)
- Amazon Q Developer が VMware workloadsの変換機能をリリース (プレビュー)
- Amazon Q Developer が mainframeアプリケーションの変換機能をリリース (プレビュー)
- Amazon Q indexでソフトウェアベンダーのAIエクスペリエンスを強化
- 次世代の Amazon SageMaker のご紹介
さいごに
APCはAWS Advanced Tier Services(アドバンストティアサービスパートナー)認定を受けております。
その中で私達クラウド事業部はAWSなどのクラウド技術を活用したSI/SESのご支援をしております。
https://www.ap-com.co.jp/service/utilize-aws/
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。