今回Zscaler社 初の試み！！
ビジネスデベロップメント部のエンジニアリングマネージャーの山根です。
2022年に発足した弊社ゼロトラスト事業の責任者をさせていただいております。
今期Zscaler社の初の試みとして開催された、Zscaler Avengers in Hokkaidoへご招待いただきましたので参加レポートをお届けします！！
Zscaler Avengersとは？
Zscaler Avengersは、Zscaler社が主催するパートナー向けイベントです。
国内150社以上のパートナーの中から今期の売上利益に貢献した上位数社が招待されています。
弊社は奇跡的にも上位の枠内に収まりました！！
業界外でも誰もが知る大手ISPや大手SIerばかり名を連ねる中で無名の弊社がポツリ参加させていただきました（笑）
今期のイベントは10/3～10/4の2日間にわたって開催され、初日はZenithライブのセッションでも一部案内のあったZscalerアップデート情報全般、2日目は空港へ移動するバス車窓から札幌の街並みを観光しながら途中休憩を挟みつつ新千歳空港へ向かうプランです。
ちなみに、私個人としては高校時代の修学旅行で行ったことがある程度、二十数年ぶりの北海道です！
セミナーについて
セミナーは冒頭、パートナー推進責任者である近藤さんのご挨拶にて始まりました。
中期計画において目指す目標、実現したいパートナーシップ、我々パートナーに対する支援や協業への想いを表明頂きました。
続いてCISO深谷さんより元Zscalerユーザの立場であった経験から見たZscalerについてご紹介いただきました。
弊社エーピーコミュニケーションズでは、お客様へセキュリティコンサルサービスを提供していますが、
現場担当者様のお考えは「この機能が欲しい」や「既存の機能は未だ使えるのでそのままにしたい」など、How(手段)をゴールとして進められていることが多い傾向にあります。
Zscalerやその他SASE/SSE製品は高いという印象をお持ちのお客様が多いと感じることがありますが、それはHow目線で物事を捉えられていらっしゃるからだと考えています。
「高度化するサイバー攻撃から自社の事業を守る」といったWhy目線で考え、脅威に対して、侵入を防ぐ・検知する・対処するにはどうすべきかを考えると、真のゼロトラスト化へ向けて取り組まなければならないこと、そのためにはどの製品を選ぶべきか、全体最適化を考える視点に立った時に初めてZscalerは高い製品では無いことが理解できると考えています。
現場の担当者ですと責任範囲が狭いこともあり、仮に上記をご理解いただいても上の方がご納得いただけないなどお時間を要することや話が途中で頓挫することも多々あります。
お客様にとっても貴重なお時間を無駄にしてしまいますので、そういった場合は弊社ではCISOやCIOなどのお立場の方へ面談の機会をいただく等、より広くITインフラ環境を見ていらっしゃる方へのアプローチを行っています。
CISO深谷さんも同じようなお話をされており、非常に共感できるセッションでした。
続いて技術責任者の重野さんより、Zscalerのゼロトラストアーキテクチャの基本信念やビジョン、創業者(Jay Chaudhry氏)のコンセプトなどZscalerが世界最大規模のプラットフォームへ掛ける思いや、Zenithlive'24にて発表された今後リリース予定も含めた新機能の話、AIを利用した脅威に関する最新情報とZscalerが追従するAI対策など全体的なZscalerに関わる技術領域の話をサマライズした話をしていただきました。
最後にパートナーソリューションアーキテクトの渡慶次さんより、SSE選択において陥りがちな7つの落とし穴について話をいただきました。
弊社ではゼロトラスト事業の立ち上げにおいて、主力として掲げる製品を選定する際に、いくつかの製品選定を行ったのですが、当にこの7つのポイントを押さえてZscalerを選定した経緯がございます。
改めてこのお話を聞くことで、弊社が製品選定を行った時を思い出しつつ、どのように7つのポイントをお客様にもわかりやすくお伝えしていくべきか勉強になるセッションでした。
今回はパートナー向けのクローズドなセミナーですので、詳細な内容までは触れませんが、引き続きAPC技術ブログなどで公開できる情報はアップデート・解説をしていきたいと思います。
感想
どのセッションも非常に有意義で勉強になるものでした。
何よりも、Zscalerパートナー担当の皆様一人一人がZscalerの良さを伝えたい、パートナーと強くリレーションを組んで世の中に広げたいという気持ちが伝わりました。
我々が深く製品の良し悪しを知り、エバンジェリストとしてゼロトラストの推進を図るべく、真のゼロトラスト実現へ向けたエコシステムを日本に展開していければと思います。
APCでは今後もゼロトラスト事業の推進にあたって最新動向のキャッチアップに努めていきます。
インフラ領域におけるセキュリティ、ゼロトラスト領域に課題感があるお客様がおりましたらお声がけください。
