Selling the Unknown: Articulating the Business Value of New OSS Technology
技術的な話が比較的多いKubeConのなかでビジネス価値を発表するものがありましたのでご紹介します。
実はこちらはBackstage関連のセッションの1つとなっていました。といってもこちらではBackstageの内容ではなく、Backstageをビジネスとして実現したRoadie社の成功体験を発表しています。
OSSをビジネスにするにはまず何から始めたらいいでしょうか?まずは試す??? 実はそこからではありません。最初に行うべきはデューデリジェンスです。
- ライセンスはどういったものか、利用に問題はないか
想定しているビジネス形態とライセンス形態が合致しなければそもそもビジネス化できませんので最初に確認が必要な項目です。 - 作者は誰か?どういった形態のOSSか
特定の企業が主要開発者となって運得しているもの(Backstageなどがこれにあたります)、コミュニティベースで開発しているものなど、いくつかの形態がみることができます。これによって自身のビジネス展開に問題がないかどうかは検討すべきでしょう。 - そのOSSは今後生き残っていけるものなのか?
そもそも生き残っていけるのか、どういった生き残り戦略を持っていいるのかを見極めることが必要です。
まずはこうした内容を確認すべきでしょう。そしてその後「試す」に入ります。そしてその際には積極的に(そしてすぐに)コミュニティに参加しましょう。それによってリスク低減や他者から学びを得ることができ、サクセスストーリーを共有できるようになります。
そして準備ができたら、展開開始です。公式リリース前に潜在顧客にあたってみるなど様々な形でビジネスを進めましょう。
なかなかOSSをベースにビジネスの進め方というのはわかっているようでわかっていない部分もあるかと思います。 こうしたセッションが皆様のなにかのヒントになればと思いいます。