初めまして、2026年度新卒で入社いたしました組織能力開発部の長田芽唯です。
先日Interop Tokyo 2026に参加させていただきました。イベントで得た気づきや学びを報告いたします。
技術知識も浅く、初のブログ投稿で拙い文章ではありますが、温かい目で読んでいただくと共に、お気づきのことがございましたらお知らせいただけると幸いです。
はじめに
今回で33回目の開催となった Interop Tokyo ですが、今年のテーマは「AIとインターネットの次章。〜Internet for AI, AI for Internet.〜」でした。実際、会場内でもAIをテーマとした展示や講演が目立ちました。
その中で、私は今後の業務に関わりがありつつ、これまであまり学んでこなかった分野である「セキュリティ」に注目し、「セキュリティ×AI」をテーマとした展示会場内セミナーに参加し、お話を聞いてきました。

参加セミナー
タイトル:AIが変える脆弱性診断の新常識 —自律的セキュリティ運用への第一歩
提供:株式会社エーアイセキュリティラボ
スピーカー:阿部 一真 氏
紹介ページ:https://forest.f2ff.jp/introduction/12408?project_id=20260601
当セミナーでは、AI技術が進化を遂げる現在におけるセキュリティ対策の課題についてのお話があり、その解決を担うものとして株式会社エーアイセキュリティラボの提供するクラウド型Webアプリ脆弱性検査ツールである AeyeScan(エーアイスキャン)が紹介されました。
以下はセミナーに参加した筆者が内容を整理し、個人の見解としてまとめたものです。
攻撃の高速化
AIの技術が進化する中で、開発や攻撃については広くAIが導入され、高速化が進んでいます。攻撃は24/365で行われるようになり、脆弱性を発見してから攻撃が始まるまでの時間の短縮も日に日に進んでいます。
防御の高速化
そんな中、防御については遅れをとっている状況であるといいます。セキュリティ対策の見直しは年に1~数回程度しか行われていなかったり、まだ人が頑張る運用であったりする状況です。その原因として、セキュリティ対策には専門的な知見が不可欠であるという障壁が存在します。
脆弱性診断にはセキュリティにおける専門性の高い知識だけではなく、対象のシステムのビジネス面、文脈の理解も必要です。そのため、専門家に委託するケースが多く、コストおよび工数の観点から、脆弱性診断が年次行事化してしまう傾向にあります。
脆弱性診断の内製化
このような状況において、脆弱性診断の高速化、内製化を実現させるものとして株式会社エーアイセキュリティラボが提供するのが AeyeScan です。
AeyeScanは、プロが認める機能性と操作性を備えた脆弱性検査ツールであり、専門知識がなくても、いつでも、誰でも、好きなだけ診断ができる環境を提供するものです。
AeyeScanでは、基本的には診断対象のサイトのURLを登録して数回クリックするだけでAIによる診断が開始されます。また、AIが画面遷移図を作成し、どこでどんな攻撃をした時に脆弱性があるのか、一般的な対処法と共に示したレポートを作成するため、修正もスムーズに行えます。これにより、専門家に依頼しなくても社内で高度な脆弱性診断が行えます。
外部委託との組み合わせ
このように、AeyeScanの利用により脆弱性診断の内製化が行えますが、セキュリティ対策をAeyeScanのみに頼るべきではないと阿部氏は言います。従来の専門家への委託との組み合わせが効果的であるそうです。阿部氏によると、例えば、新規リリースや大規模リリースの際は専門家による診断を行い、細かなリリースの際や日常的な継続確認にAeyeScanを使うなど、使い分けることが効果的であるそうです。
学び
今回のセミナーへの参加で、AIの発達で攻撃が高速化していること、それに伴って防御も高速化していく必要があること、について学ぶことができました。他のセミナーにて、昨年のInterop時と比較してAIにできることが格段に増えて驚いている、というような声も聞き、AIの技術は数か月、数日の単位で目まぐるしく発達していることを実感しました。そして、AIの発達に関わらず、技術の進歩は、同時に脅威も生み出すということ、技術の発展スピードに負けないセキュリティ対策が必要であるということを学びました。
おわりに
今回、Interop Tokyo 2026に参加させていただき、業界の最先端に触れることができ、とても心躍ったと共に、未経験で入社3か月目の私には知識が不足し、分からないことだらけだということも改めて痛感しました。ただ、それをネガティブには捉えておらず、これから多くのことを学んでいくことへの期待と、少しでも早く展示内容を理解できるようになりたい、展示会場の方々と技術について話せるようになりたいという思いが強く、今後の学習のモチベーションに繋がりました。
改めて参加機会を与えていただいたことに感謝し、今回の経験を今後の業務、自身の成長に生かして参ります。

参考サイト
メンターからのひとこと
本記事の作成の支援を担当した、エンジニアリングメンター室の横地です。エンジニアリングメンター室では、このようアウトプットを支援する活動を行っています。私の立場からひとこと添えさせていただきます。
Interop では様々なジャンルの展示や講演があり、テーマを絞るのも大変だったのではないかと思います。興味だけに任せず、自身の今後の業務との関わりや、不足している分野を補うという切り口で「セキュリティ×AI」を選ばれた点、よかったなと思いました。
セミナー内容のまとめで特に印象的だったのは「外部委託との組み合わせ」が挙げられていた点です。何か一つの魔法のようなツールがあればそれもよいのかもしれません。しかし、実際はツール導入だけではなく、組織や体制面とセットで考える必要があることも多いです。このような考え方は、今後エンジニアとして活躍していただくうえで、重要な視点かと思います。
エンジニア経験を積んでいくと、Interopで見聞きする情報の理解度がどんどん増していくと思います。これからの活躍も楽しみにしています。
お疲れさまでした!