APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

株式会社 エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

【AWS】AWS Labs の構成図生成スキル「aws-architecture-diagram」で構成図を作成してみました

はじめに

クラウド事業部の早房です。

今回は、AWS Labsが公開している deploy-on-aws プラグインに含まれる構成図生成スキル aws-architecture-diagram をClaude Codeで試してみました。生成された構成図の完成度が高く、かなり実用的だと感じたのでご紹介します。


deploy-on-aws:aws-architecture-diagram とは

aws-architecture-diagramはAWS Labsのdeploy-on-awsプラグインに含まれるClaude Skillのひとつです。
deploy-on-awsプラグインには以下の2つのスキルが含まれています。

スキル 役割
deploy アーキテクチャ推奨、コスト試算、IaC生成
aws-architecture-diagram 公式AWS4アイコンを使ったdraw.io構成図の生成

aws-architecture-diagramの特徴は、公式のAWS4アイコンを使った draw.io形式の構成図を生成してくれることです。

なお、aws-diagram-mcp-server (旧MCPサーバー) は2026年3月9日付けのリリースで yanked (取り下げ) となっており、PyPIのawslabs.aws-diagram-mcp-serverページには以下の通り明記されています。

⚠️ DEPRECATION NOTICE: This server is deprecated and will no longer receive updates. Please use the diagram agent skill in the deploy-on-aws plugin instead, which generates equivalent diagrams directly through Claude Code without requiring a running MCP server. (⚠️ 非推奨のお知らせ:このサーバーは非推奨となり、今後更新は行われません。代わりに、deploy-on-aws プラグインの diagram agent スキルをご利用ください。このスキルは、MCP サーバーが稼働していなくても、Claude Code を介して同等の図を直接生成します。)

参考 : https://pypi.org/project/awslabs.aws-diagram-mcp-server/


インストール方法

前提条件

  • Claude Code (またはCursor)
  • Python 3.9以上
  • defusedxml >= 0.7.1

まず defusedxml をインストールします。

pip3 install "defusedxml>=0.7.1" --break-system-packages

プラグインのインストール

Claude Codeを起動し、以下を順に実行します。

# 1. マーケットプレイスを追加
/plugin marketplace add awslabs/agent-plugins

# 2. deploy-on-aws プラグインをインストール
/plugin install deploy-on-aws@agent-plugins-for-aws

インストール時に「どのスコープでインストールするか」を聞かれます。個人利用なら Install for you (user scope) でOKです。

インストールが完了すると、以下が一括で追加されます。

  • Skills: aws-architecture-diagramdeploy
  • Hooks: PostToolUse
  • MCP Servers: awsiacawsknowledgeawspricing

構成図の作成

それでは早速構成図を作ってみます。
スキル名を明示的に指定して呼び出すことができます。

/deploy-on-aws:aws-architecture-diagram

スキル名を指定せず、以下のようなプロンプトを投げることでもスキルが呼び出されます。

サーバーレスのWeb APIの構成図を作って

今回はモード選択の挙動が分かりやすいように、明示的に/deploy-on-aws:aws-architecture-diagramの呼び出してみました。

/deploy-on-aws:aws-architecture-diagramを呼び出すと、まず「どのモードで構成図を作成しますか?」と聞いてきます。

用意されているモードは2つです。

モード 内容
コードから自動生成 既存の CloudFormation / CDK / Terraform コードを解析して構成図を自動生成
ブレインストーミング アーキテクチャの要件を対話形式でヒアリングし、ゼロから設計・生成

今回はブレインストーミングモードで構成図を作成してもらいます。 モード選択で「ブレインストーミング」を選ぶと、スキルがアーキテクチャの要件を順番にヒアリングしてくれます。実際に聞かれた内容と、私の回答はこんな感じでした。

質問 回答
作成するシステムの目的・用途は何ですか? Web API/バックエンド
主に使用するコンピュート基盤は? サーバーレス (Lambda)
具体的に使用したいAWSサービスや要件を教えてください (例としてAPI Gateway + Lambda + DynamoDB + S3、認証はCognito、リージョンは ap-northeast-1が提示されたので)「上記の選択だけでお任せ」と回答

上記のように、いくつかの質問に答えるだけで、API Gateway + Lambda + DynamoDB + S3 + Cognitoという王道構成を提示してくれました。
作成された構成図はこちらです。

  • タイトル「Serverless Web API on AWS (API Gateway + Lambda + DynamoDB / S3 with Cognito authentication (ap-northeast-1) )」
  • Users → CloudFront → API Gateway → Lambda → DynamoDB/S3 のメインフロー
  • Cognitoによる認証、WAFによるルールベースフィルタリング
  • 各サービスに役割の説明 (business logic、NoSQL store、file storageなど
  • ステップごとに番号を割り振って処理フローの明示

加えてCloudFrontやWAFなど、Web APIのベストプラクティスとして入れておきたい要素も自動で補完されています。
公式リポジトリの構成を見ると、単なる生成だけでなく、品質を担保するための以下のような仕組みが含まれています。

  • scripts/validate-drawio.sh: draw.io XMLを検証するPostToolUseフック
  • scripts/lib/: アイコンの色、バッジ配置、凡例サイズ調整などを行う後処理パイプライン
  • skills/aws-architecture-diagram/references/: スタイルガイド、テンプレート、サンプル図

構成図を生成して終わりではなく、生成後に検証等の後処理が実行される構成となっているため、完成度の高い構成図が作成されるようです。

使用してみての所感 + まとめ

aws-architecture-diagramスキルをブレインストーミングモードで使ってみた所感をまとめます。

  • 対話でヒアリングしてくれるので、要件が曖昧でもそれなりに形にしてくれる
  • 「お任せ」でもベストプラクティスに沿った構成を提案してくれる (CloudFront/WAFの自動補完など)
  • 公式AWS4アイコン入りのdraw.ioなので、そのまま編集清書が楽

構成図の作成が対話だけでここまで形になるのは素直に便利です。
今回試したブレインストーミングモードは、構想段階のたたき台などの初稿づくりに効果的だなと感じました。
機会があれば同じdeploy-on-awsプラグインのdeployスキル (アーキテクチャ推奨・コスト試算・IaC生成) も試してみたいと思います!

参考リンク

おわりに

私達クラウド事業部はクラウド技術を活用したSI/SESのご支援をしております。

www.ap-com.co.jp

https://www.ap-com.co.jp/service/utilize-aws/

また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。

www.ap-com.co.jp