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GeminiのGemで「絵本」を作ってみた!クリエイティブなアイデアを形にする製作過程

GeminiのGemで「絵本」を作ってみた!クリエイティブなアイデアを形にする製作過程をご紹介:アイキャッチ こんにちは!今回のブログでは、Google Geminiの便利な機能「Gem」を使って絵本を制作した際の舞台裏を、皆さまにご紹介します。

クリエイティブな活動に興味があるけれど、「アイデアがなかなかまとまらない…」「どうやって形にしたらいいかわからない…」といった悩みをお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

今回は、漠然としたアイデアから、ストーリー、そしてアートスタイルまで、Gemがどのように私の創作活動をサポートしてくれたのか、その全貌を公開します。

創作の始まり:一つの動画から生まれたアイデア

今回の絵本制作のきっかけは、私が以前Soraで制作した、猫がグラフィティアートを描く動画でした。

この動画は、「ルールに縛られず、自由に表現することの楽しさ」というテーマを扱っています。動画を制作する過程で、このテーマは大人向けの哲学的な物語に発展させられるのではないかと感じ、絵本として形にしたいと考えました。

ステップ1:Gem「アイデア出しのプロ」でストーリーを練る

絵本にしたいという気持ちはあっても、具体的なストーリーやキャラクター、結末までを一人で考えるのはなかなか難しいものです。そこで、私はGeminiのGemの一つ、「アイデア出しのプロ」に助けを求めました。

どんなプロンプトを与えた?

私が用意したプロンプトは、以下の通りです。

  1. テーマ: 「制約に縛られず自由に表現することの楽しさ」
  2. 対象読者: 「普段から詩集を読む大人向け」
  3. 元となる情報: 猫のグラフィティアート動画を紹介したブログ記事と、動画生成に使用したプロンプトを提示

このように、単に「絵本のアイデアをください」と頼むのではなく、背景にある私の思いや、具体的な素材を一緒に渡すことで、より精度の高いアイデアを提案してもらいました。

提案されたアイデア

「アイデア出しのプロ」は、私の意図を汲み取り、複数の魅力的なアイデアを提案してくれました。その中から私が選んだのは、「ルールと反逆、そして自己との対話」というテーマでした。

このアイデアのあらすじは、グラフィティアートを愛する猫と、そのアートを消す役割を担うパトカーの物語です。ルールを重んじるパトカーが、猫のアートに触れることで、心の奥底に眠っていた創造的な感情に気づくという、深く哲学的なストーリーです。

また、アートスタイルも具体的に提案してくれました。

  • モノトーンの緻密な線画: 街並みやパトカーの無機質さを表現
  • 大胆で鮮やかなグラフィティスタイル: 猫のアートの部分だけをカラフルに描く

このコントラストが、物語のメッセージ性をより一層引き立ててくれると感じ、すぐにこのアイデアで進めることを決めました。

ステップ2:Gem「Storybook」で絵本を作成する

具体的なアイデアが固まったところで、いよいよ絵本を形にします。ここで登場するのが、Geminiのもう一つのGem、「Storybook」です。

どんなプロンプトを与えた?

先ほど「アイデア出しのプロ」で得た、あらすじ、アートスタイル、テーマ、対象年齢などの詳細な情報を、そのまま「Storybook」にプロンプトとして入力しました。

以下が、実際に「Storybook」に与えたプロンプトの全文です。

テーマ:ルールと反逆、そして自己との対話

あらすじ: 
グラフィティアートを愛する猫と、そのアートを消す役割を担うパトカーの物語。
パトカーはルールを守ることに忠実ですが、猫のアートに触れるうちに、
心の奥底で忘れかけていた自由な感情に気づきます。
ルールに従うことの安心感と、それを破ることで得られる創造的な衝動の間で揺れ動くパトカーの葛藤と、
それをアートを通じて解き放つ猫の物語です。

アートスタイル: 
モノトーンの緻密な線画で街並みやパトカーの無機質さを表現し、猫のアートの部分だけを大胆で
鮮やかなグラフィティスタイルで描きます。
対比を強調することで、物語のメッセージ性を強めます。

ポイント:
社会のルールや役割に縛られていると感じている大人の読者に向けた、哲学的な問いかけを含む物語です。
最後に、パトカー自身が自分だけの「アート」を見つけるなど、物語の結末に意外な展開を加えることで、
読者に深い余韻を残します。

対象年齢:大人

この連携のおかげで、ストーリーの核となる部分を一から考えることなく、スムーズに制作を開始することができました。

完成した絵本

「Storybook」は、プロンプトに沿って、物語と、その物語にぴったりの絵を生成してくれました。完成した絵本のタイトルは「灰色の交響曲」です。

残念ながら絵本を直接ダウンロードすることはできませんが、画面表示を録画した動画をYouTubeにアップロードしましたので、ぜひご覧ください。

youtu.be

まとめ:AIと共創する新たな創作スタイル

今回の絵本制作を通じて、GeminiのGemがクリエイティブな活動の素晴らしいパートナーになることを実感しました。

  • アイデアの壁を突破: 漠然とした思考を、物語性のある具体的なアイデアに昇華してくれる。
  • アウトプットを加速: 固まったアイデアを、瞬時に絵本として形にしてくれる。

Geminiを使えば、専門的なスキルがなくても、誰もがクリエイターになれる時代です。

もし何か創ってみたいと思っている方がいらっしゃれば、ぜひGeminiのGemを試してみてください。きっと、あなたの創造性を大きく広げてくれるはずです。