はじめに
こんにちは。 株式会社エーピーコミュニケーションズ クラウド事業部の富田です。
OCIにおける基本かつ重要な概念である「コンパートメント」をOCIコンソールで作成してみたので、簡単に手順を紹介させていただきます。
もしコンパートメントって何?という方がいらっしゃったら、以下のブログにてわかりやすく説明がされています。
一読いただいてから本記事を参照いただくとより理解が深まるかと思いますので、併せてご参照いただけますと幸いです。 techblog.ap-com.co.jp
コンパートメント作成に関連した公式ドキュメント
まずは、コンパートメント作成に関して記載されたドキュメントに目を通しましょう。
命名規則や、コンパートメントの作成が推奨されている旨の記載がありますね。
また、6層までネストすることについても記載があります。
これによって、用途に応じて適切にコンパートメント管理を行うことで柔軟なリソースの管理ができるということが読み解けるかと思います。
実際にコンパートメントを作成してみる
ルートコンパートメントに子コンパートメントを作成する
公式ドキュメントを確認したところで、いざ実際にOCIコンソールでコンパートメントを作成してみようと思います。
メニュー > アイデンティティとセキュリティ > コンパートメント を押下します。
現在はアカウント作成時のデフォルト状態なので、ルートコンパートメントだけが存在している状態です。
画面上部に コンパートメント作成 ボタンがあるので、こちらを押下します。
コンパートメントの作成 ウィンドウが出てきます。
名前、説明、親コンパートメント、タグ・ネームスペースの各項目を要件や必要に応じて設定します。
今回はお試しということで、必須項目である名前、説明に test1 のみを入力した状態としています。
親コンパートメントには、デフォルトでルートコンパートメントが選択された状態となっています。
設定が完了したら、下部にあるコンパートメントの作成 を押下します。
作成まで時間がかかるものでもないようで、画面をリフレッシュするとコンパートメント test1 が見えるようになってました!
子コンパートメントに子コンパートメントを作成する
ネスト構造でコンパートメントを作成したいときは、親コンパートメントを適宜設定することで簡単に作成ができます。
test1 の子コンパートメントとして test2 というコンパートメントを作成してみると、コンパートメントの詳細画面で親子関係をもって構成されていることが確認できました。
さいごに
簡単ではありますが、実際のOCIコンソールでの操作手順とあわせてコンパートメントの作成の流れを紹介させていただきました。
コンパートメントの作成は公式のドキュメントでも推奨されている方法でもあり、適切なリソース管理のためには必須の構成要素になると思います。
コンパートメントに関する適切な知識、操作を身に着けて充実したOCIライフを満喫していきましょう!!
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