iTOC事業部 マネージドビジネスソリューション部の武居です。
APCの本社NWインフラの請負部隊とICTセールス&コンサルチームの責任者として、お客様へITインフラ周りの提案を行っております。
簡単にチーム紹介ですが、ICTセールス&コンサルチームは2024年7月から発足し、主に企業の情報システム部門の方々と一緒に伴走しながら、社内にITインフラの導入をするためのご支援をさせていただいております。 まだ発足したばかりのチームですので、社内外からも「遊んでいるのではないのか?」と疑われないように、今回も積極的に発信活動をさせていただきます^^
今回は、11/11~11/14 に開催された Cisco Live Melborune 2024 に参加してまいりましたので、 本記事ではイベントの魅力をたっぷりお伝えしたいと思います!
そもそも Cisco Live とは?
Cisco Liveは、世界の3つの地域(North America、EMEA、APJC)で開催しており、世界中のネットワークエンジニアやITプロフェッショナルが集まるCisco主催のイベントです。最新技術や製品の発表、実践的なトレーニング、業界トレンドの共有が行われる場であり、Ciscoエコシステムの中核を担うイベントです。参加者は基調講演やブレイクアウトセッションを通じて学びを深めるだけでなく、展示エリアでは最新ソリューションに触れることができます。また、同じ業界のプロフェッショナルたちとネットワーキングをする貴重な機会でもあります。
そもそもAPCとの関係は?
当社はCiscoが展開するエコシステムパートナープログラムにおいて、2024年11月8日に「セレクトデベロッパー」として認定されました。この認定により、より高度なセキュリティソリューションの提供が可能となり、SASEやゼロトラストといった最新のセキュリティ要件に対応する体制を強化することができます。これにより、多様なニーズを持つお客様のセキュリティ強化をさらに強力にサポートできるようになりました。
エコシステムパートナーについて
Ciscoが日本で展開するパートナー制度で、Ciscoテクノロジーやソリューションを高いレベルで活用・サポートできる体制を提供します。この制度では、Ciscoからの充実したサポート環境を通じて、エンジニアが最新技術を習得する機会を得られるため、お客様への価値提供だけでなく、エンジニア自身のスキル向上も可能となります。
Keynote
Ciscoのトップエグゼクティブや業界のリーダーが登壇し、最新のテクノロジー、ビジョン、戦略などの情報を参加者と共有するCisco Liveイベントの中核となるセッションとなります。 説明としては「General」「Data Center」「Networking」「Securtiy」「Collaboration」「Splunk」「CX」という分類で、それぞれのリーダーが説明されていました。
やはり、話題のAIについては取り上げられ、Ciscoとしてどのようにアプローチしていくのか、またCisco製品でどのように活用されているのかについて説明がありました。 CiscoのAIソリューションは、インフラやセキュリティだけではなく、AIアシスタンスという形で全体を包括しているのが特徴で、特に印象的だったのは、AIに対して「守り」の姿勢だけではなく、積極的にどのように活用していくか、という具体的な話が多く語られていました。
私たちが注目しているネットワーク+セキュリティという部分では、「Cisco Secure Access」 が従来のVPNとゼロトラストを統合させる話をされておりました。
「SD-WAN」、「Secure Access」をどのように組み合わせてSASEを実現していくのか。そして「Identity Inteligence」、「DUO」、クラウド管理に「Security Cloud Control」、監視強化のための「ThusandEyes」、そして「Splunk」の活用など周辺パーツはすでに揃いつつあります。これらをどのように組み合わせてお客様に価値を提供するかを考えるだけで、すでにワクワクが止まりません^^
一緒に取り組み、さらにチャレンジの機会をいただけるお客様やSIerをこれから探していきたいと思います。

World of Solutions Booth Tour
Cisco Liveのもう一つの魅力は、展示ブースを訪れて担当者と直接会話し、ソリューションへの理解を深められる点になります。 ただし、海外の担当者と英語で話すのは少しハードルが高い場合もあります。(私も英語が得意ではありません。。) そんな課題を解決してくれるのが、こちらのツアーで、Ciscoの担当者が同時通訳を交えながら、各ブースの説明を丁寧に行ってくれます。 私は「Networking」「Security」「Collaboration」「ThousandEyes」について説明を受けましたが、非常に分かりやすく、短時間で多くの情報を把握することができました。

Japan Summary Session
こちらは日本メンバー向けのサマリーセッションで、イベントの内容をギュッと凝縮し、ポイントを分かりやすく説明していただける場となっています。 私のように「メモを取るのをサボってしまい、日本に帰ってからレポートどうしよう…」と困っている人には、まさに最高の内容でした! 濱田社長の挨拶から始まり、Keynoteや各ブースの説明、そして最後に望月副社長によるCXに関するお話で締めくくられる構成で、これだけでも十分に満足感を得られる充実したセッションとなっていました。 特に望月副社長の「顧客満足度を高めるためには、Ciscoだけでなく、パートナーの皆様と一緒に取り組むことが重要」というお話は、私にとってとても印象的で嬉しいものでした。
最後に
多くの方々と交流し、会話をしていく中で、改めてCiscoの根強い人気を実感しました。 また、Ciscoの方々を含め、様々な方々との出会いやディスカッションは非常に刺激的を受けました。 顧客のニーズに応えながら積極的にチャレンジしているCiscoの姿勢を見て、我々APCももっと挑戦し続ける必要があると、改めて強く感じましたので、これからも頑張っていきたいと思います。
Cisco製品の魅力を存分に堪能できた充実の4日間となり、とても貴重な経験でした。来年もまたチャンスがあれば、ぜひ参加させていただきたいと考えています。
弊社エーピーコミュニケーションズでもCisco製品の導入に関するご相談を受け付けております。ネットワーク、クラウド、セキュリティ、ゼロトラストなどインフラ周りの課題感があるお客様がおりましたらぜひお声がけください。