1_はじめに
本記事はAP Tech Blog Week Vol.5のものになります。
こんにちは、ACS事業部の本田です。
以前、ベンダーのリモート保守用VMの起動停止を、Azure AutomationのRunbookと、そのスケジュール機能で行っていました。
複数のベンダーが共有する環境でもあったため、不定期な起動停止が多くなり、管理が大変になってきたことがありました。
そのため、カレンダーを用いてスケジュールを可視化させて分かりやすくさせたことがありますので、
そちらを実施していきたいと思います。
2_目的
次の形で、作成を行いたいと思います。
- カレンダーの件名に「Start」と入力するとVMを起動する
- カレンダーの件名に「Stop」と入力するとVMを停止する
リソースグループの作成などは、省略いたします。
3_Azure Logicappsの作成
従量課金のLogcappsで作成します。
4_アプリの作成
アプリデザイナーで作成していきます。 コードビューでも作成可能ですが、今回はデザイナーで作成を行います。
4-1_トリガーを作成
- 「Office 365 Outlook」の「予定しているイベントが間もなく開始されるとき」
Office 365 Outlookへ接続し、カレンダーと連携する
今回は、簡略化して自身のカレンダーを利用していますが、 次に考慮してください。- アカウントは管理用アカウントを利用する
- 共有カレンダーを作成し、権限を付与し利用する
4-2_分岐させる
上記で、カレンダーに予定がある場合には、実行されるようになります。 次に件名「Start」で起動、「Stop」で停止をさせるためのcaseを作成していきます。
Controlのアクションから、Switchを選択していきます。
「On」に件名を選択し、各Swich動作を記載していきます。
4-3_VMの起動停止
各アクションを構成していきます。
今回はVMの起動停止なので、それらを選択していきます。
各VMを起動停止を行う設定を行います。
利用するユーザや、ロール等を考慮してください。
起動や停止の設定を行っていきます。
5_動作
カレンダーに登録すると、トリガーが動きVMの起動や停止を行えます。
6_おわりに
ただVMの起動停止を行いたいだけだという場合、 簡単にできますので試してみてください。
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