2020/01/31 に弊社会場で開催した「SmartCS x ALAXALA x Ansible ハンズオン」の開催レポートです。
趣旨
ネットワーク機器へのリモート作業は、IPリーチできる必要があるめ、初期設定時や障害時はリモート作業不可になってしまいます。 この課題を解決するのが、セイコーソリューションズ様のコンソールサーバー SmartCS です。
昨年、SmartCS が Ansible に対応したことにより、自動化できる作業が拡大しました。今回は ALAXALA ネットワーク機器を対象にして、SmartCS と Ansible の連携による可能性を体験していただくためのハンズオンを開催しました。
共催
- セイコーソリューションズ株式会社
- アラクサラネットワークス株式会社
- レッドハット株式会社
- SB C&S株式会社
- 株式会社エーピーコミュニケーションズ
■ 実施内容
主な実施内容は以下の通りです。
座学
ハンズオンの前に、SmartCS や ALAXALA ネットワーク機器どういったものかを知れる座学パートがありました。 そもそもコンソールサーバーがどういうものかを知らない状態でも、安心して進められる流れでした。
SmartCS のご紹介(セイコーソリューションズ様から)
- コンソールサーバーが解決する課題
- コンソールサーバーの様々な機能紹介
ALAXALA ネットワーク機器のご紹介(アラクサラネットワークス様から)
- 製品ラインナップ、今回ハンズオンで利用するスイッチについて
- Ansible 対応モジュール「AX modules for Ansible」について
- 実践的Playbookサンプル集について
ハンズオン
弊社内に構築したハンズオン環境を利用し、受講者のみなさんにハンズオンをしていただきました。まずは SmartCS 単体の操作を体験し、その後 Ansible と連携する流れでした。
ハンズオンのコンテンツは以下のリポジトリにあります。詳細に書かれていますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。
- SmartCS 基礎ハンズオン
- コンソールサーバー経由のリモートアクセス
- セッションミラーリング
- SmartCS x ALAXALA x Ansible ハンズオン
- 基礎
- 初期設定
- 追加設定(ユーザー、VLAN、IPアドレス設定)
- 情報取得
- 応用
- オペミスからの復旧自動化
- ファームウェアアップデート自動化
- 基礎
- Ansible Tower のご紹介(レッドハット様から)※時間の都合で座学
- 自動化 2.0 と Ansible Tower
■ 受講者として参加した当社エンジニアの感想
当社エンジニアからは以下の感想が寄せられました。
今回はじめてコンソールサーバー SmartCS を操作しました。 通常は機器のそばにいないとできない再起動など作業もリモートでできる点が便利でした。 また、IP リーチできなくても操作できるのも心強かったです。 SmartCS が Ansible に対応したことにより、今までは自動化できない、またはしにくかった作業領域にも手が届くようになってきていることを感じました。
一つ一つ丁寧に基礎から段階的に進めていく内容で、資料も行間がしっかりしていてわかりやすく、腑に落ちる感覚が常にあり、最後まで飽きずに楽しく進めることができました。 SmartCSをほとんど知らなかった私が、ハンズオンを通して最後にはオペミスからの復旧自動化ができるまでになっていました。 「最後のライフライン」として活躍するSmartCSの有用性を感じる内容で満足度が高かったです。 これからSmartCSをもっと触ってみたくなりました。
改めて、SmartCS と Ansible の連携による可能性を体験できるハンズオンでした!