はじめに
こんにちは、クラウド事業部の梅本です。
OCI(Oracle Cloud Infrastructure)が社内で盛り上がりを見せているので、私もこの波に乗り、OCI で Kubernetes 環境をクイックに構築してみました。
OKE でクラスタ構築
まずは、OKE のトップ画面から始めます。
「クイック作成」で一式構築!
今回変更したパラメーターは以下の2点のみです。
- ノード・タイプ:管理対象
- ノード数:1
確認画面で内容をチェックし、クラスタ作成に進みます。
余談ですが、この設定をスタックとして保存する機能もあるようですね。
クラスタ作成のリクエストはあっという間に完了しました。
クラスタの管理画面は非常にシンプルで、直感的に状況を把握できます。
5分でマネージャー機能は構築されました、早い!
ノードプールの構築で時間がかかったのは、CPUを1のままにしたためですね・・・増やせば更に早くなるはずです。
ノードプールが完了したら、いよいよ Kubernetes クラスタにアクセスします。
アクセス用のリンクから、CloudShell を直接起動できる+コンテキスト取得コマンドも簡単にコピペできるのはとても親切ですね。
では、定番の Nginx をデプロイしてアクセスしてみます。
$ kubectl run nginx-app --image=nginx --port=80 pod/nginx-app created $ kubectl get po NAME READY STATUS RESTARTS AGE nginx-app 1/1 Running 0 2m8s $ kubectl expose pod nginx-app --type=LoadBalancer --port=80 --target-port=80 service/nginx-app exposed $ kubectl get svc NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE kubernetes ClusterIP 10.96.0.1 <none> 443/TCP,12250/TCP 20m nginx-app LoadBalancer 10.96.43.107 xxx.xxx.xxx.xxx 80:32510/TCP 24s
LoadBalancer も無事に構築され、問題なく Nginx にアクセスできました。
おわりに
今回初めて OKE を触ってみましたが、本当にクイックに Kubernetes 環境を構築できました。
そのスピードはもちろんのこと、必要最低限のパラメーター設定だけでデプロイできる手軽さも、非常に魅力的です。
また、構築中のリソース状況の表示や、構築後のアクセス方法に関する説明も丁寧で、Kubernetes 初心者の方にも優しい設計だと感じました。
皆さんもぜひ OKE を使って、クイックに Kubernetes を試してみてはいかがでしょうか!
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