はじめに
こんにちは!クラウド事業部の志賀です。
学習の一環としてOCIの「スケジュールベースの自動スケーリング」機能を試してみました。
公式チュートリアルを参考に設定手順から実際に動かしてみた結果までをこの記事でご紹介していきたいと思います。
手順
※前提として、ベースとなるVM1を作成しておきます。
①ベースとなるインスタンス(VM1)のページから「アクション」>「その他のアクション」>「インスタンス構成の作成」の順にクリックします。
②「インスタンス構成の作成」をクリックします。
③作成したインスタンス構成のページから「アクション」>「インスタンス・プールの作成」の順にクリックします。
④「インスタンス・プールの名前」や「可用性ドメイン」、「VCN・サブネット」など必要事項を入力して、最終画面で「送信」をクリックします。
⑤作成したインスタンス・プールのページから「アクション」>「自動スケーリング構成の作成」の順にクリックします。
⑥今回は「スケジュールベースの自動スケーリング」を選択します。以下を設定したら最終画面で「作成」をクリックします。
・自動スケーリング・ポリシー1(追加のポリシー)
実行するアクション:プール・サイズのスケーリング
ターゲット・プール・サイズ:1
時間:任意の時間を入力します(記入方法の詳細については関連リンクを参照ください)
・自動スケーリング・ポリシー1(削除のポリシー)
実行するアクション:プール・サイズのスケーリング
ターゲット・プール・サイズ:0
時間:任意の時間を入力します(記入方法の詳細については関連リンクを参照ください)
※補足:ターゲット・プール・サイズについて、インスタンスプールの枠の中での起動数だと捉えるといいかと思います。
➆⑥が設定されたことを確認します。
赤枠:5/28 5:45 (14:45(日本時間))にインスタンスが1つ追加される
青枠:5/28 5:55 (14:55(日本時間))にインスタンスが1つ削除される
⑧設定した時間に新規にプロビジョニングされたことが分かります。
⑨設定した時間に先ほどプロビジョニングされたインスタンスが削除されたことが分かります。
⑩ ⑧⑨の結果から設定通りに追加・削除されたことが確認できました。
気づいたこと
手順⑥で出てくる「ターゲット・プール・サイズ」の数に関連するのですが、今回ベースとして使用したインスタンスも以下の手順からインスタンス・プールに含めることができるようです。検証の後で気づいたのですが、インスタンス数を計算する上では含めた方が個人としてはやりやすいなと感じました。
インスタンス・プールのページの下の方に「アタッチされたインスタンス」があるので、「インスタンスのアタッチ」から既存のインスタンスを追加できます。
関連リンク
最後に
先日Oracle Cloud Infrastructure 2024 Architect Professionalに無事合格することができました。
my learnの動画学習やハンズオン学習を通しての学習を主に実施していました。
今回参考のチュートリアルなどのドキュメントを読んだり、理解しずらい部分もハンズオンで実際に手を動かしてみることでより理解しやすいと感じています。
おわりに
私達クラウド事業部はクラウド技術を活用したSI/SESのご支援をしております。
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です! ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。
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