#1 はじめに
本記事は Zscaler Advent Calendar 2024 9日目 の投稿です。
こんにちは、エーピーコミュニケーションズ 0-WANの島田です。APCでは、Zscaler社が提供している認定資格の取得を奨励することで、エンジニアたちがベースとなる知識・スキルを揃え、より良いサービスを提供できるように努めております。近頃の社内では、最上級資格の1つである Zscaler Certified Delivery Specialist の認定者も順調に増えてきました。私も無事に認定を受けられましたので、この認定がどのようなものなのか、簡単にご紹介したいと思います。
#2 Zscaler の資格とZscaler Certified Delivery Specialist
Zscalerの認定資格は、下記のようなコースを進めていくことで取得可能です(資格によって変動有)。
- E-learningの受講
- 講義とラボによる実習
- 選択式問題の試験
例えば、基礎知識を扱う Zscaler for Users Essentials では、ZCCのインストールやIdP連携といった基本的なところから、テキストだけでなく実習を交えて学ぶことができるため、ZscalerやIdPの利用経験が少ない方でも安心して受けていただけます。それだけでなく、ZCCへのログインを楽にする方法といった少し発展的な内容にも触れるため、経験者の方でも新たな発見があるかもしれません。
そして、今回私が取得した Zscaler Certified Delivery Specialist (略してZCDS)は、前提となるZscaler for Users Essentials、Zscaler for Users Advancedの認定を受けた後、Delivery Specialist向けのコースを修了することで認定となります。
ZCDSの試験では、Delivery Specialistという名の通り、お客様の環境へZscalerを展開していくにあたって推奨される進め方や設定などの知識が幅広く問われます。「とある条件下でURL Filteringが適用されない場合、それをどの選択肢であれば解決できるか?」といったトラシュー系の問題もありましたので、Zscalerを触ってきた方々には良い腕試しになるのではないでしょうか。
また、EssentialsやAdvancedでは実習のために存在していたラボ環境も、ZCDSでは試験での利用となるため緊張感が増します。ユーザーのプロビジョニングから始まり、出題された大量の要件に合致する設定をZIA/ZPAに入れ込み、ログ転送先での出力確認も全て制限時間以内に完了させる必要があるため、これを完遂できたときの喜びは一入でした。
※Zscalerをご購入いただく組織(カスタマー)・Zscalerの販売に関わる契約企業(パートナー)それぞれ異なるポータルで詳細をご確認いただくことができます。
※試験の改訂や実施時期などにより、内容が異なる場合があります。予めご了承ください。
#3 おわりに
ZCDS認定には幅広い知識を要求されるので大変ではあるのですが、知らない使い方やベストプラクティスを次から次に学べる場であったため、個人的にはもっと上位の枠組みがほしい、様々な周辺製品でも同じようにコースを受講していきたいという感想が最も強かったです。
こうして認定を受けられることは大変喜ばしいことではあるものの、まだまだ知らないことは山のようにありますし、新機能の追加はとめどなく続いていきます。これに満足することなく、今後も様々なナレッジをお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今回もお読みいただきありがとうございました!
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