はじめまして、今年の4月からAPCに入社した、梅田 菜の香です。 今回2024年6月12日から14日まで幕張メッセで開催されていた「Interop Tokyo 2024」 に参加してきました。
Interopに参加した目的
今まで学んだ知識がどのように最近の技術に関わっているのか、またトレンドを知りクラウドエンジニアとして活躍するために今後何を学んでいくとよいのか、そのヒントを見つけるためにInteropに参加しました。 今回参加した中でBBIX株式会社が紹介していたOCX ネットワークアセスメント/ OCX Network Assessmentに用いられていたThousandEyesついて興味深かったので書いていこうと思います。
ネットワークアセスメントサービスとは?
数年前からコロナ化の影響もあり、自治体や学校でインターネットを用いた教育環境が広まりました。インターネット環境の整備が進んでいくに伴い、通信速度の遅延やセキュリティ面で課題を持つ方が増えてきました。 そこでBBIX株式会社が紹介していいたのがThousandEyesを用いたネットワークの一元監視です。
ThousandEyesとは
ThousandEyesはCisco社が出しているクラウドサービスです。 インターネットなどのさまざまな外的要因がアプリケーションの可用性、操作性に障害をもたらすことがあります。そのため、ThousandEyesはユーザーの代わりエージェントがWi-Fi、スイッチ、ルーターなどに定期的にアクセスし、レスポンスやパフォーマンスをベースに可視化、監視します。そして何かあった際は、障害検知と原因特定を瞬時に行ってくれます。
ThousandEyesの3つのエージェント
1,Cloud Agents
Cloud AgentはThousandEyesが全世界272都市に設置された監視エージェント
特徴:
・Cloud Agentにより、社内からの情報だけでなく、社外からターゲットへ向けて監視し情報を所得することができる
・自社サービスを提供しているサービスプロバイダの企業向け
2,Enterprise Agents
Enterprise Agentsは、ユーザーが自社ネットワークやデータセンタ、クラウド上に自由に設置できるエージェント
特徴:
・監視だけでなく内部ネットワークデバイスの検出やトポロジーマップの作成も行う
・業務上でSaaSサービスを利用している企業向け
3,Endpoint Agents
Enterprise AgentsはMacやWindows等のユーザー端末にインストールするエージェント
特徴:
・端末からターゲットまでのエンドツーエンドの監視やリアルタイムのモニタリングが可能
・リモートワークの推進化を図っている企業向け
感想
ThousandEyeは今後よりインターネット環境が普及していくにつれ、より需要が出てくるだろうなと思いました。また、今までは、障害が起きた際、様々な原因が考えられるため特定が難しい状況でした。しかしThousandEyesのおかげで原因などを可視化してくれることで知識を持たずとも何が起こっているのかわかりやすくなりました。このThousandEyesのおかげで、今後インターネット環境の導入を考えている方の不安を解消することができるのだろうなと思いました。 また、Interopに参加して感銘を受けたのは、説明担当の方々が、新卒で知識がない状態だと伝えても、嫌な顔一つせず丁寧に説明してくださったことです。最初、Interopに参加する際、知識がない状態で参加しても、いいのかと不安でしたが、Interopに参加されていた方の優しさに触れとても充実した日になりました。私も今回関わった方のように、未経験でも技術の面白さを伝えられるような人になるために頑張ろうと思います。