Igniteはじまりました！
こんばんは、ACS事業部の髙井です。
今年もMicrosoft Igniteが始まりましたので、最新アップデートを追っていきたいと思います。
予想通りAI関連のアップデートが目白押しですが、そんななか私が今回最も注目したのは、 Azure Functions Flex Consumption
です。
公式のアップデート情報として、Tech Communityのブログが投稿されています。
更新内容
といっても、まだPrivate Previewのため、情報自体は少ないです。
画像の中に書いてある文章は以下の通りです。
Flex Consumption is a new Azure Functions hosting option that builds on the consumption 'pay for what you use' serverless billing model and gives users more flexibility and customizability without compromising on available features. It introduces private networking, instance size selection, and fast and large scale out features on a serverless model. Flex Consumption is currently in early access preview. Please use this form to sign up to the waitlist for early access. This feature preview has no SLA provided during the preview. Please DO NOT use the preview features in any production or critical environments.
顧客が本当に欲しかったもの、来ましたね。
注目ポイント
注目すべきはココです。
It introduces private networking
そう、従量課金かつ閉域ネットワークがサポートされるようですね！！
そのほかにインスタンスサイズの指定や、高速かつ大規模なスケールアウトがあるとも書かれていますが、やっぱり従量課金プランの良さって「従量課金である」ということですよね。
従前のAzureでは、閉域ネットワークはだいたい固定コストが必要
たとえばサーバレスなコンテナサービスであるAzure Container Apps（ACA）だと閉域ネットワーク機能を利用するのにロードバランサーが必要です。これはACAのインスタンスがゼロにスケールしていても料金が発生します。
同じくサーバレスのAzure Functionsでもこれまでは閉域ネットワークの利用には、Azure Functions PremiumまたはApp Service Plan（専用プラン）モードが必須でした。どちらも最低1台のインスタンスが立ち上がりっぱなしになる必要があり、固定コストがかかっていました。
せっかくのサーバレスなのに、サーバレスにならんやんけ！！！と思っていた人も多い（※）かと思いますが、
※閉域でなければ従来からも使った分だけ課金ではあるものの、企業ユースだとだいたい閉域化が求められることが多く、サーバーレスでなのに固定コストが重いのが問題視されていたりしました。
プライベートプレビューの申し込み
本機能はプライベートプレビューのため、利用には事前の申し込みが必要です。
申請はこちらのリンクから行うことができるようです。
おわりに
私は早速Private Previewのアーリーアクセスに申し込みましたよ！！
Azure Container Apps推しの私ですが、今後のご支援ではAzure Functionsを提案することも増えていきそうです。
私達ACS事業部はAzure・AKSを活用した内製化のご支援をしております。ご相談等ありましたらぜひご連絡ください。
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です！
切磋琢磨しながらスキルを向上できる、エンジニアには良い環境だと思います。ご興味を持っていただけたら嬉しく思います。
