APC 技術ブログ

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Microsoft Ignite2025 参加レポート DAY1

Microsoft Ignite2025 に現地参加中のACS事業部の井田です。DAY1 の速報をお届けします。

発表についての詳細はオンデマンド配信や別の記事に任せるとして、ここでは現地の雰囲気などを伝える気持ちで書いています!

初日となる DAY1 では Opening Keynote から始まり、その他のセッションや展示が各会場で開催されていきます。

会場到着まで

今回の Ignite のメイン会場は Moscone Center ですが、Keynote は Chase Center という別の会場で開催されます。Chase Center は NBA の試合も行われる会場です。

Chase Center は Moscone Center から離れたところにあり、多くの宿泊者にも遠いので Ignite 用に臨時バスが用意されていました。

Opening Keynote は9時からですが、以前の Ignite 参加ブログを見ると早めに行った方がよいとあったので、6:15ぐらいのバスに乗ったのですが途中の停留所を含めても10人ぐらいしかいませんでした笑

会場に到着すると、開場待ちの列が既にありました。

ちなみに部長の上林は8時頃のバスに乗ったようなのですが、大渋滞でバスが進まないため途中下車をさせられて会場まで歩くことになっていました。。。

私は少し早すぎた気もしたので、上記を考慮すると7時ぐらいが丁度良かったかもしれません。

Opening Keynote

Opening Keynote については上林の記事をご覧ください。

techblog.ap-com.co.jp

配信だけでは伝わりづらい、周囲がワクワクしている現地の雰囲気やエンターテイメントを体感できました。

Keynote の時に Agent のデモで注文していた Tシャツを帰りに貰えました。

各セッションの概要

ここからは、聴講した各セッションの概要についてお伝えします。 「英語力を磨くチャンス!!」として翻訳してないので、写真と記憶から書いていることはご容赦ください。

Using Azure SRE Agent to conquer incident response and reliability

breakout や theater タイプの発表は広い会場内に点々と存在。個室ではないので席が埋まっても立ち見できました

Azure SRE Agent は Azure Portal で利用できるノーコードで構築可能な自動化ツールです。この発表では、SRE Agent の新機能としてMCPなどをツールとして利用可能なことや、それらをワークフローで表示できるなどが中心でした。

SRE Agent を活用して運用面の負担を軽くできるといいですね。

Tackling your tech debt with GitHub Copilot

プロジェクトの優先度から工数を割くことが困難になりやすい技術的負債を GitHub Copilot に任せて解消しようという発表です。

繰り返しなどの退屈な作業は Copilot に任せて、自分たちはより創造力が必要なタスクに取り組みましょうという内容でした。

Copilot にタスクを割り当てる際には、チケットタイトルの明文化、コードの具体例も含めた詳細なコンテキストを与えること、タスクの粒度を細かくすることがポイントとして紹介されていました。

GitHub 上で Copilot にチケットを割り当ててタスクに取り組ませることは、やりたいと思いながらまだ試せていなかったので、早く取り組みたいと思いました!

Manage agents like a pro with Foundry Control Plane

Keynote で発表されていた Foundry Control Plane です! Agent への取り組みレベルを以下のように定義して、デモを交えながら説明してくれていました。

  • L1: Register and make identifiable[Entra Agent Id]
  • L2: Make observable
  • L3: Make controllable [guardrails]
  • L4: Make governable [lifecycle management]

AI Platform としての Foundry がまた前進した気がしますね! サービス名が急に変更されたり(Azure AI Foundry → Microsoft Foundry)、Foundry Portal の UI が変更されたり、変化の激しい分野です。

Safeguard your agents with AI Red Teaming Agent in Azure AI Foundry

Lab タイプのセッションはハンズオン形式のため個室。テスト用の Azure 環境を使って進めていきました。

Foundry の機能である Red Teaming Agent を体験してきました。Red Teaming Agent はプロンプトインジェクションなど、よくある AI に対する攻撃パターンを少ないコーディングと設定で自動評価できる機能です。

数か月前から検証したくてなかなかできていなかったので、ここで体験できて良かったです。 bicep でインフラ一式を構築する手順が最初にあるのですが、PCが落ちたり、中途半端なプロビジョニングのせいで予期しないエラーに遭遇するなどのトラブルに見舞われました笑

自分で修正する時間はないので講師の方々にヘルプを出すのですが、こうゆう時はお互い想定外なので、ネイティブの速度でよく聞こえなかったり、自分も余計上手く言葉が出てこないなどありましたが、技術という共通言語のおかげで無事やり取りできました笑

途中、What happen? Why? しか言えない部分がありました。 講師の方はPC操作まで含めて対応速度の速さに驚きました(リソースの再デプロイの方が時間かかった)。

まとめ(Wrap up)

Opening Keynote から聴講した各セッションの概要まで DAY1 の速報は以上となります。 引き続き Ignite を楽しんでいきたいと思います!!

笑顔で話すことや伝えたいことがある意思があれば相手は聞こうとしてくれるので、英語を理由に海外イベントへの参加を遠慮している場合は、あまり心配せずに勇気をもって参加を検討してみてください!

先日投稿した DAY0 の記事 techblog.ap-com.co.jp

Opening Keynote についての記事 techblog.ap-com.co.jp

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本記事の投稿者: 井田一貴