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【Zscaler】Zscaler社の研修を活用してサーバエンジニアがゼロトラスト未経験から3冠!ZTA・ZCSE・ZCSP合格体験記

はじめに

こんにちは!株式会社エーピーコミュニケーションズ iTOC事業部 CWE部 FLeSOLの稲葉です。

今回は、今話題のゼロトラストセキュリティを実現する「Zscaler」の認定資格であるZTA (Zscaler Digital Transformation Administrator)、ZCSE (Zscaler Certified Sales Engineer)、そしてZCSP (Zscaler Certified Sales Professional)の3つに合格しましたので、その合格体験記を皆さんに共有したいと思います。

この記事が、これからZscalerの資格取得を目指す方々の助けになれば幸いです。

私の経歴として、主に仮想基盤やサーバーの経験がメインで、ネットワーク製品やゼロトラスト製品に関する知識は正直なところ薄い状態でした。もちろん、Zscaler社の製品知識もゼロからのスタートです。

そんな私がZscalerの資格取得を目指した理由は、昨今のリモートワークの普及やクラウドサービスの利用拡大に伴い、ゼロトラストセキュリティの重要性がますます高まっていると感じたからです。この分野の知識をキャッチアップし、自身のスキルセットを広げるために、ゼロトラストの分野におけるリーディングカンパニーであるZscalerの学習を始めました。

Zscaler製品に対する印象の変化(個人の所感)

学習を始める前、当初はゼロトラスト製品というのは、FW(ファイアウォール)のようなネットワーク製品の延長線上にある、新しいセキュリティ製品という印象を持っていました。

しかし、研修を通して学んでいくうちに、その考えは大きく変わりました。Zscalerはむしろ「ポリシーとしてネットワーク製品ではない」という思想で設計されており、IPアドレスといった従来のネットワークを意識せずにユーザー単位でアクセス制御を行えるセキュリティ製品なのだと理解しました。 この思想は理解しやすいというだけでなく、企業のM&Aなどの統合時にIP帯が重複していても関係なくシステムを統合できるという利便性にもつながっているようです。

さらに、私が経験のあるVDI(仮想デスクトップ)で実現されているWeb分離(ブラウザ隔離)のような発想もZscalerの機能に含まれており、サーバーエンジニアとしての知見と親和性のある部分も多く、非常に興味深く学習を進めることができました。

各資格の概要と学習方法

それでは、各資格の概要と私の学習方法について、取得した順番にご紹介します。

今回、弊社(エーピーコミュニケーションズ)がZscaler社に協力いただき、研修と試験がセットになった貴重な機会を設けていただきました。

1. Zscaler Digital Transformation Administrator (ZTA)

■ 研修概要 講義時間:2時間半(講義+試験)

開催形式: Zoom

講義内容:

E-learningの内容をベースにした講義

Zscalerの主要なユースケースを体系的に学習

Zscaler初学者向けで、技術職・営業職ともに推奨

前提知識: なし

■ ZTAとは?

ZTAは、Zscalerの製品やサービスに関する幅広い基礎知識が問われる、管理者向けの認定資格です。Zscalerソリューションを運用・管理する上で、まず初めに取得すべき入門資格とされています。

■ 学習と受験の体験

研修は、公式のE-learningの内容をさらに分かりやすく噛み砕いてくれる形式で、非常に効率的に知識を吸収できました。 研修後、その流れでオンライン試験を受験。 研修内容を集中して聞いていれば、十分に合格できる内容でした。

2. Zscaler Certified Sales Engineer (ZCSE)
■ 研修概要

講義時間:2時間半(講義+試験)

開催形式: Zoom

講義内容:

E-learningの内容をベースにした講義

ZscalerのZero Trust Exchangeプラットフォーム、アーキテクチャ、ソリューションなどの基礎を学習

前提知識: Zscalerの主要なユースケース(ZTA程度)

■ ZCSEとは?

ZCSEは、Zscalerソリューションの技術的な側面を理解し、顧客に対して技術的な提案を行うスキルを証明する、セールスエンジニア向けの認定資格です。

■ 試験の感想

ZTAの知識が前提となっているため、よりアーキテクチャやプラットフォームといった技術的な側面に踏み込んだ内容でした。ZTAと比べて内容の難易度自体はそこまで大きくは変わりませんでしたが、問題数が大幅に増えていたのが大きな違いです。 業務後にみっちりと研修を受けた頭で、2時間半にわたる長丁場の試験に臨むのは、正直なところ集中力の維持が大変でした。知識もさることながら、スタミナも求められる試験だと感じました。

3. Zscaler Certified Sales Professional (ZCSP)
■ ZCSPとは?

Zscalerソリューションがもたらすビジネス上の価値や、顧客への提案方法に関する知識が問われる、セールス担当者向けの認定資格です。

■ 学習方法

ZCSPは、Zscaler社が提供している公式E-learningコンテンツ「Zscaler Academy」を利用して独学で取得しました。

■ 試験の感想

この試験の大きな特徴は、Azure ADとのID連携など、それまでのZTAやZCSEではあまり問われなかった具体的なクラウドサービスとの連携に関する問題が出てきた点です。技術的な視点だけでなく、より実践的な構成に関する知識が求められました。

さらに、問題数はZCSEより更に増えていたため、まさに時間との闘いでした。次々と問題をこなしていく必要があり、集中力が肝心な試験でした。

まとめ

サーバーインフラがメインだった私が、今回Zscalerの3つの認定資格を取得したことで、ゼロトラスト製品の代表格であるZscalerの概要をインプットし、より上位資格に視点を向けることができたと感じています。 製品知識ゼロの状態からでも、体系立てられたトレーニングやE-learningを活用することで、 効率的に知識を習得することができました。

特に、ZCSEやZCSPで体験した、問題数増加による時間と集中力との戦いは、実際の現場でのプレッシャーを乗り越える上でも良い経験になったと感じています。

クラウドやネットワーク、そしてセキュリティの境界線がなくなりつつある今、私のようにインフラのバックグラウンドを持つエンジニアにとっても、ゼロトラストの知識は必須スキルになっていくと確信しています。

これからZscalerの資格取得を目指す方へ、この記事が少しでも参考になれば幸いです。頑張ってください!